2016年2月1週公開の新作映画、「オデッセイ」公開、他 | 忍之閻魔帳

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ゲームと映画が好きなジジィの雑記帳(不定期)

映画 オデッセイ マット・ディモン


▼今週発売の新作ダイジェスト


02月02日発売■Blu-ray:「ハッピーボイス・キラー」
02月03日発売■Blu-ray:「わたしに会うまでの1600キロ」
02月03日発売■Blu-ray:「ピクセル 初回限定版」
02月03日発売■Blu-ray:「ピクセル プレミアム・エディション」
02月03日発売■Blu-ray:「ピクセル IN 3D プレミアム版 スチールブック仕様」
02月03日発売■CD:「薄ら氷心中 / 林原めぐみ」
02月04日発売■PS4:「NARUTO 疾風伝 ナルティメットストーム 4」



▼3DS用VC「ポケットモンスター」予約開始


02月27日発売■3DS:「ポケットモンスター ピカチュウ 専用ダウンロードカード特別版 」
02月27日発売■3DS:「ポケットモンスター 青 専用ダウンロードカード特別版」
02月27日発売■3DS:「ポケットモンスター 赤 専用ダウンロードカード特別版」
02月27日発売■3DS:「ポケットモンスター 緑 専用ダウンロードカード特別版」

2DSとのセット版に続いてソフト単品が予約開始。
幻のポケモン「ミュウ」が「ポケットモンスター X・Y・
オメガルビー・アルファサファイア」で受け取れる他、
Amazon限定でPC用の壁紙も付いて来る。
様々なおまけ付きで1,500円はまぁメモリアルと思えば。



▼2016年2月1週公開の新作映画

Amazon 前売券ストア
★Amazon 映画前売券ストア
★Amazon ムビチケストア

<2月1週公開作品・公式サイトリンク集>

02月05日公開・「オデッセイ」
02月06日公開・「ザ・ガンマン」
02月06日公開・「マギー」
02月06日公開・「不屈の男 アンブロークン」
02月06日公開・「十字架」
02月06日公開・「Given ~いま、ここ、にあるしあわせ」
02月06日公開・「9つの窓」
02月06日公開・「コードギアス 亡国のアキト / 最終章 愛シキモノタチヘ」
02月06日公開・「ラストエグザイル -銀翼のファム- Over The Wishes」
02月06日公開・「新劇場版 頭文字D Legend 3 -夢現-」
02月06日公開・「薄桜鬼SSL ~sweet school life~」




02月05日公開・「オデッセイ」

火星での有人探査中に発生したトラブルにより、
ただ独り残されてしまった主人公ワトニー。
救出は早くても4年後、残された水や酸素は極僅か。
食料は31日分しか残されていない。
誰しも絶望に打ち拉がれる状況だったが、
ワトニーは持てる知識を総動員して何としても生き残ろうと奮闘を始める。

傑作SF小説「火星の人」を映画化したのは「エイリアン」
「プロメテウス」のリドリー・スコット。
主演はマット・デイモン、共演はジェシカ・チャステイン、
クリステン・ウィグ、ジェフ・ダニエルズ、マイケル・ペーニャ、ショーン・ビーン。


02月05日公開■TICKET:「オデッセイ 映画前売券(ムビチケ Eメールタイプ)」




02月06日公開・「ザ・ガンマン」

「ミスティック・リバー」「MILK / ミルク」で
2度のオスカー主演男優賞を獲得し、現在も「アメリカン・ギャングスター」
「LIFE! / ライフ」など話題作への出演が続いているショーン・ペンの最新作。
これまではどちらかと言えば静の演技を中心としてきたペンが
56歳にして本格アクションに初挑戦し、リーアム・ニーソンや
デンゼル・ワシントンと並ぶ「やたら強いオヤジ」路線へと乱入する。
共演はハビエル・バルデム、イドリス・エルバ。
監督は「96時間」のピエール・モレル。




02月06日公開・「マギー」

主演のアーノルド・シュワルツェネッガーが製作も務めるホラー映画。
謎のウィルスに感染し、少しずつゾンビ化していく娘を守りつつ
生かすか殺すかに揺れる父親の心情を描き出す。
愛娘には「ゾンビランド」のアビゲイル・ブレスリン。
にしても、劇中で16歳という設定の娘の父親を
来年で古稀(70歳)を迎えるシュワちゃんが演じるとは。
孫娘という設定ではダメだったのだろうか。




02月06日公開・「不屈の男 アンブロークン」

日本でも多くのファンを持つアンジェリーナ・ジョリーが、
第二次大戦中に日本軍の捕虜となった
元オリンピック選手の運命を描いたドラマ。
日本軍の描写があまりに一方的なことから「反日映画だ」と糾弾され
一時は上映中止になっていたが、なんとか上映まで漕ぎ着けた。
主演は「名もなき塀の中の王」のジャック・オコンネル。
共演は「アバウト・タイム」のドーナル・グリーソン。




02月06日公開・「十字架」

「とんび」「流星ワゴン」など、映像化された作品も多い
人気小説家・重松清の同名ベストセラーを
「Nのために」の小出恵介主演で映画化したドラマ。
中学時代にクラスメイトが自殺し、その遺書の中で名指しされた男女が
背負ってしまった十字架の重さを描いていく。
共演は木村文乃、富田靖子、永瀬正敏。
監督は「地雷を踏んだらサヨウナラ」の五十嵐匠。
予告編から同じ重松清の原作で、やはりクラス内で起こるいじめを
取り扱った「青い鳥」(2008年)を思い出した。

「青い鳥」は、2008年度公開作品の中では
是枝監督の「歩いても 歩いても」に次ぐNo.2作品だと思っている作品。


発売中■DVD:「青い鳥」

新学期を迎えた東ヶ丘中学校。
2年1組の男子生徒だった野口が、いじめが原因で自殺未遂を起こした。
命は取り留めたものの、野口は東ヶ丘中には復帰せず転校、
担任は責任問題の追求に疲れて休職した。
そんな2年1組に、臨時教師の村内がやって来た。
吃音症を持つ村内を笑う生徒達をよそに、
村内は野口の机を元あった場所へと戻し、その日から毎朝、
どの生徒よりも先に「おはよう」と野口の机に向かって声をかけ続けた。

とうに反省したのに、未だに責め続けるとは嫌みな教師だと反発する生徒達、
子供からの話を聞きつけて学校に詰め寄る親達、
終わった事件を今更蒸し返したくない教師達。
皆が野口のことを忘れようとしていた。
しかし、村内と出会ったことで、今まで胸の中に抱えたものを
吐き出そうとする生徒も現れた。

反省文を5枚書かせても反省が見られない時は、どうすれば良いのだろう。
反省文を10枚書けば、今度こそ反省してくれるのだろうか。
いじめのやっかいな部分は、いじめた側が「これはいじめだ」と
自覚していない場合も多々あるということ。
この映画は、目に見える陰湿さも、無自覚が与える暴力も、
どちらも非常に上手く描かれている。
ラスト近く、阿部寛と本郷奏多が繰り広げる長いやり取りに
この映画の全てが凝縮されている。
阿部寛も素晴らしく上手いが、このシーンの本郷奏多の上手さは特筆モノ。
「学校」と名のつくものに通っている人達、
学校に通う子を持つ親達には是非観て欲しい。



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▼Amazon Kindleセールまとめ


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▼「スター・ウォーズ / フォースの覚醒」累計興収100億円を突破

かかった日数は52日間。
100億突破は「アナと雪の女王」以来2年振り、
実写映画では「アリス・イン・ワンダーランド」以来6年振りの快挙。
1月31日までの累計動員は647万453人、累計興収は101億314万7,400円。

興行収入が発表されるようになった2000年以上のシリーズと比較しても
「スター・ウォーズ エピソードII / クローンの攻撃』(93億5,000万円)
「スター・ウォーズ エピソードIII / シスの復讐」(91億7,000万円)と
2作を上回っているが、4Dや3Dでの加算分を考えれば横這いといったところか。
ああ、早くBlu-rayで出して欲しい。



▼『日本の映画はアニメ頼り』は本当か

2015年の邦画興収ランキングは以下の通り。

01位「映画 妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン」(78億円)
02位『バケモノの子」(58.5億円)
03位「HERO」(46.7億円)
04位「名探偵コナン 業火の向日葵」(44.8億円)
05位「映画ドラえもん のび太の宇宙英雄記」(39.3億円)
06位「ドラゴンボールZ 復活の「F」」(37.4億円)
07位「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN」(32.5億円)
08位「映画 ビリギャル」(28.4億円)
08位「ラブライブ! The School Idol Movie」(28.4億円)
10位「映画 暗殺教室」(27.7億円)

内訳は、コミック原作の実写化が2作、アニメが6作、
ドラマの映画化が1作、小説の実写化が1作。
映画オリジナル作品はなく、8作がアニメ、コミック頼みになっている。

では20年前はどうか。
1996年からの年間ランキングを振り返ってみる。
(配給収入が10億を超えたものしか発表されなかったので本数にバラつきあり)

<1996年>
01位「ゴジラ VS デストロイヤ」
02位「Shall we ダンス?」
03位「ドラえもん のび太の銀河超特急」
04位「学校の怪談 2」
05位「スーパーの女」
06位「男はつらいよ 寅次郎紅の花」
07位「サラリーマン専科」

<1997年>
01位「もののけ姫」
02位「失楽園」
03位「ドラえもん のび太のねじ巻き都市冒険記」
04位「THE END OF EVANGELION」
05位「モスラ」
06位「学校の怪談 3」
07位「新世紀エヴァンゲリオン 劇場版 シト新生」

<1998年>
01位「踊る大捜査線 THE MOVIE」
02位「ポケットモンスター ミュウツーの逆襲」
03位「ドラえもん 南海の大冒険」
04位「金田一少年の事件簿 上海魚人伝説」
05位「不夜城」
06位「プライド 運命の瞬間」
07位「名探偵コナン 14番目の標的」
08位「モスラ 2 海底の大決戦」
09位「リング / らせん」

「ドラえもん」「コナン」が20年前から
年間ランキングの常連を守り続けていることに驚かされるが
確かに「スーパーの女」や「Shall we ダンス」「失楽園」「リング」など
その時代なりの代表作というものがあった気がする。
では30年前はどうか。

<1986年>
01位「子猫物語」
02位「野蛮人のように / ビー・バップ・ハイスクール」
03位「植村直己物語」
04位「キネマの天地」
05位「ドラえもん のび太と鉄人兵団」
06位「ビー・バップ・ハイスクール 高校与太郎哀歌」
07位「キン肉マン / キャプテン翼 / ゲゲゲの鬼太郎」
08位「男はつらいよ 柴又より愛をこめて」
09位「祝辞」
10位「火宅の人」

ここにもいたか「ドラえもん」。
社会現象となった「子猫物語」(ファミコンディスクも持ってました)や
薬師丸ひろ子の「野蛮人のように」が2本立て、
アニメでは複数のタイトルをまとめた「まんが祭り」も顔を見せ
ずっしりした邦画もちゃんと複数ランクインしている。

こう見ると、やはり「実写邦画もっと頑張れ」と言いたくなる。
決して作られていないわけではないのだが
昔に比べて最初から大ヒットを狙わない「単館で充分」な作品が
増えていることもあるのだろう。
昨年で言えば「天空の蜂」や「母と暮せば」のような作品は
昔はもっとたくさん人が入ったのだと思う。

少し話は変わるが、ここ数年映画のランキングが発表になると
いわゆるコア向けのアニメの興収が
大金をかけた「●●」や「▼▼」に勝った、という形で語られることが増えた。
何億もかけた「●●」があの体たらくなのに
単館公開の「■■」が興収で勝ったぜ、ということなのだろうが
コア向けのアニメは週替わりの入場者特典を用意したり
前売り券を何パターンも作ったり、
やっていることは音楽業界におけるAKB商法と変わらないので
入場特典を用意しない他の作品と同列に語ることには違和感を覚える。
「ポケモン」や「妖怪ウォッチ」のように、
特典を用意するにしても前売りや公開初週に1度だけというのが限界だろう。
購入者も納得しているなら商売としてあってもいいが
純粋なランキングが荒らされている感は否めない。



▼多部未華子主演「あやしい彼女」予告編公開

70過ぎの老婆が突然20歳に戻ってしまう韓国発のコメディ「怪しい彼女」。
一部ではあったが日本でも話題になり、当BLOGでも紹介した
昨年中国版リメイクが公開され、今年は日本でのリメイクと
アジアを席巻している作品である。

日本版の主演は多部未華子。
共演は倍賞美津子、要潤、小林聡美など。
監督は「舞妓 Haaaan!!!」「謝罪の王様」水田伸生。



予告編を見る限りでは、韓国版のほぼ完コピと言っても良い再現度。
多部未華子をキャスティングしたのも芝居だけなら正解なのだが
本作の最大の見どころである歌唱シーンが致命的。
韓国版の主人公オ・マルスン(20歳の時はオ・ドゥリと名乗る)は
ルックスは可愛いが性格や言動が荒っぽいのが玉に瑕。
しかし、聴いた者を惹き付けて離さない天才的な歌唱力を持っているという設定。
予告編の多部未華子は音痴ではないが、これは天才的とは違うだろう。
大観衆を虜にするほどでなければこの映画は成立しない。
ジャイアンにスキマスイッチの歌を被せたCMのように
多部のルックスに別人の歌を被せるのはダメだったのだろうか。


発売中■Blu-ray:「怪しい彼女」
発売中■Blu-ray:「20歳よ、もう一度」

社会派に名作の多い韓国映画界で、
久しぶりにポップでホロリとさせられたのが「怪しい彼女」。
70歳になる毒舌の老婆が、ある日突然20歳になってしまう
ハリウッドで言えば「セブンティーン・アゲイン」系のコメディ。
見た目は20歳、中身は70歳の難役を演じたのは
「サニー 永遠の仲間たち」のシム・ウンギョン。
監督は、作品をきっかけに法改正にまで発展するムーブメントを起こした
名作「トガニ 幼き瞳の告発」のファン・ドンヒョク。

「トガニ」の監督だからという一点のみを信じて劇場で観て大正解。
序盤はいかにも韓国風のコメディでどうなることかと思ったが
シム・ウンギョンの歌唱シーンあたりから加速度的に面白さが増していき
後半にはお約束のぐっと来る展開も用意されている。
余生をどう生きるかだけ考えていた主人公が
今からでも夢が叶えられる、もう一度恋もできると言われたらどうなるか。
オチの付け方も、いかにも韓国映画らしい。

昔、韓国映画は「カンナさん大成功です!」を実写化したことがあって
今作はあれ以来の快作コメディと言える。
韓国映画にアレルギーがない方ならお薦め。