Blu-ray/DVD「アバウト・タイム 愛おしい時間について」4月24日発売、他 | 忍之閻魔帳

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ゲームと映画が好きなジジィの雑記帳(不定期)

映画 アバウト・タイム 愛おしい時間について


▼今日の気になる小ネタ

●『エイリアン』15年後を描く新章がゲームに
 リドリー・スコットの「エイリアン」から15年後の世界を描いた
 「ALIEN: ISOLATION エイリアン アイソレーション」が初夏発売。
 発売元はセガ、プラットフォームはPlayStation 4とXbox One。
 海外では昨秋発売済みで、日本発売まで随分かかったな。

 ちなにに映画版の「エイリアン」も最新作が始動しており
 監督には「第9地区」「エリジウム」のニール・ブロムカンプが決定している。
 タイトルもそのものずばり「エイリアン 5」。
 リドリー・スコットが手掛ける前日憚「プロメテウス」の続編も
 2016年予定で待機中で「5」の公開はさらにその後そのことなので、
 まだまだ待たされそうだ。
 リプリーを演じたシガニー・ウィーバーは現在65歳。
 いくらハリウッド最強の女優といえど、来年クランクインしたとしても67歳。
 完成し公開した頃には70歳手前の可能性も。

●ソニー、“音質にこだわった”microSDカード
 03月05日発売■ETC:「ソニー SR-64HXA(microSDXCカード/64GB/Class10)」(ソフマップ)
 性能には興味があるが、なんだこの値段は。
 Vita用といい、ソニーはメモリ関連が何でもかんでも高い。

●「新・午前十時の映画祭」ラインナップ発表
 「小さな恋のメロディ」「ラストエンペラー」「リトル・ダンサー」か。
 いよいよ私も「午前十時の映画祭」の狙う層に入ってきたな。

●SNK『餓狼 MARK OF THE WOLVES』iOSで配信開始
 配信中■iOS:「餓狼 MARK OF THE WOLVES」
 400円ナリ。

●剛力彩芽が1stアルバムリリース、タイトルは「剛力彩芽」
 ダンスはともかく歌が。
 ダンスは上手いので、ユニットを組んでSPEEDのHITOE(新垣仁絵)ポジションに。

●「マッサン」女優シャーロット ブロードウェーミュージカル「シカゴ」主役に抜てき
 少し前には家族を説得してもう少し日本に滞在して仕事をすると
 言っていたような気がするのだが、ブロードウェイが決まったなら
 日本に残る必要もないか。
 シャーロット演じるロキシー・ハートは、ロブ・マーシャルの映画版では
 レニー・ゼルウィガーが演じた主役。12月には日本公演もあるらしい。
 キャサリン・ゼタ=ジョーンズが演じたヴェルマ・ケリーは誰がやるのだろう。
 ただ、ブロードウェイの「シカゴ」は2012年に米倉涼子も出演しており
 歌も芝居も目を覆いたくなるような惨状だった。
 今回も日本公演での集客を念頭に置いた製作だとすれば
 シャーロット以外の配役はそれほど期待できないかも知れない。
 
 「マッサン」はいよいよ戦争に突入し毎週が山場のような怒濤の展開。
 スタジオ収録は先日終了したそうで、あと1ヶ月ほどで見れなくなると思うと淋しい。
 最初は日本語の台詞に四苦八苦していたシャーロットも
 ここ最近はすっかり亀山エリーとして作品の中で生きていて感慨深い。
 せっかくギャラの安い朝ドラで頑張ったのだから
 せめて「ボールド」のCMぐらい出てから帰ってはどうか。
 「ボールド」のCMはかつて玉山も出ていたことだし、夫婦揃って出ればいいじゃないか。

●中西圭三がTFM番組でヒット曲連発ライブ
 完全にブラマヨ小杉じゃないか。何がどうしてこんなに肥えたのだ。
 私の知り合いが中西圭三と同級生だったらしく、学生時代の話を聞いたことがある。
 学祭でオフコースを歌っていたとか。上手い人は昔から上手い。

●『期待に答えられなくても、期待を裏切らなければよい』
 ここ20年ぐらいは内省的な内容が続いていたepoの新作は
 久しぶりにポップス色の強いものになりそう。これは期待。
 日記のタイトルになっているのは小堺一機の言葉とか。いい言葉だ。

●松本零士・一筆入魂!キャラクタードローイングDVD
 999枚限定生産DVD。
 サイン会の様子を撮ったものを売るのか。
 無期限パス付きのサントラCDボックスだの
 メーテルの目覚まし時計付きDSソフトだの、松本零士関連商品の限定は
 何故こうもチープなのか。企画者の愛が足らんのでは。

●2015年2月17日(火)第3四半期決算説明会 質疑応答(3)
 岩田氏の語るソーシャルゲームに対する考えが驚くほど同じで
 読んでいて膝を打ちまくり。特に深く共感したのが以下のくだり。

 スマートデバイスというプラットフォームにおいては、
 プラットフォームホルダーの方々が
 それほどコンテンツの価値を高く維持することについてご興味をお持ちではなく、
 「コンテンツは安いほどよい」、「究極に言えばタダがよい」と
 思われているということです。
 <中略>
 デジタル化の波というのは大きなチャンスであると同時に、
 非常に大きな危機でもあり、いわばチャンスとピンチが両方セットになって
 やって来るといえます。よく考えないでアプローチすると、
 コンテンツの価値が一気に毀損してしまいます。

 
 私は基本無料のアプリは街頭で配るティッシュのようなものだと思っている。
 大半の人はただのティッシュとして使ってそのまま捨てるが
 稀に広告を見る人(課金する人)がいて、そういった人達が
 ティッシュと一緒に入っている高利貸しや風俗店に電話して
 法外な利息や借金を背負わされて痛い目を見る。
 スマホメーカーが良く使う「●●万ダウンロード」は、
 貸金屋が「街頭でティッシュ200万個配りました!」とテレビCMを打つようなもので
 私からすれば滑稽でしかない。
 タダなのだから「とりあえずもらう人」がたくさんいて当たり前じゃないか。



▼Blu-ray/DVD「アバウト・タイム 愛おしい時間について」4月24日発売


04月24日発売■Blu-ray:「アバウト・タイム~愛おしい時間について~」
04月24日発売■Blu-ray:「アバウト・タイム / ラブ・アクチュアリー ツイン・パック」
04月24日発売■DVD:「アバウト・タイム~愛おしい時間について~」
04月24日発売■DVD:「アバウト・タイム / ラブ・アクチュアリー ツイン・パック」

【関連記事】これだけは観ておきたい、2014年度公開映画総まとめ
【紹介記事】幸せな時間。映画「アバウト・タイム ~愛おしい時間について~」

2014年度の全公開作品で私のフェイバリット作品No.1にあげた
「アバウト・タイム 愛おしい時間について」がBlu-ray化決定。
発売日は4月24日。
DVD/Blu-rayのレンタル開始日も同様の予定。
まだかまだかと待っていた作品なので嬉しい。
リチャード・カーティス監督の代表作「ラブアクチュアリー」との2作パックも同時発売。

映画監督としてまさに脂の乗った57歳にして監督業からの引退を発表した
リチャード・カーティスの最新作にして最終作。
映画「アバウト・タイム ~愛おしい時間について~」は気付きの映画である。
タイムリープを取り入れてはいるが、ただのエッセンスであって主題ではない。
時間を巻き戻して誰かを救いたいわけではないし、歴史を変えたいわけでもない。
「素敵な彼女を見つけたい」を叶えるためだけに
繰り返し過去に飛んでは意中の人との関係を深めてゆく。

トム・クルーズ主演の「オール・ユー・ニード・イズ・キル」は
完璧な正解ルートに辿り着くまで何度でも時間を遡った。
しかし本作は、タイムリープを繰り返すうちに主人公が気付くのである。
完璧な正解を求めるあまり、大切なモノを見落としてはいないか、と。
リチャード・カーティスからの最後のメッセージは
映画を観終えた後の、劇場から出た瞬間からの私達の人生に向けられていた。
「ラブアクチュアリー」からテーマは一貫していたのだ。

人生は愛している人々と一緒に過ごすべきだ。

こんなにも幸福感に包まれる映画はどれぐらいぶりだろう。
いつもの散歩道が、いつもと同じ家族や仲間の顔が、
この映画を観れば必ず変わって見えてくるはず。
SFとして見た場合、突っ込みどころがないではないのだが
観賞後の心地良さの前ではそんなことはどうでも良くなってしまう。
人生が折り返した私ですらこんなに感銘を受けたのだから
まだまだ楽しいことが山積みの若い方々に、是非とも観ていただきたい。



▼その他の新作Blu-ray/DVD


04月22日発売■Blu-ray:「ニンフォマニアック Vol.1 & Vol.2」

尖った感性で話題作を連発するラース・フォン・トリアー監督の
最新作「ニンフォマニアック」も2作セットでBlu-ray化決定。

【紹介記事】映画「ニンフォマニアック Vol.1 / Vol.2」についてより再掲。

2作観終わった私の率直な感想は、
「ラース・フォン・トリアーも優しくなったなあ」だった。
人の心の暗部や恥部に素手で触りにきて激しく揉みしだかれているような
(なんだこの書き方はと思いつつ、内容が内容なのでいいか)
過去作品から比べれば手心が加えられているし、口当たりもソフトになっている。
この程度で絶望しただの辛いだのと感じる(実際に←のような感想が多かった)のは、
幸せなところから不幸せを体験してみたいだけの心身ともに健康な人だろう。

今回ラースはかなり確信犯的(誤用と言われても他に的確な表現がない)に
コメディ寄りに振っているし、何よりもタイトルになっている
「色情狂」というものを特別視していない。
買い物依存症がコメディ映画になるなら、男根狂いだってコメディにしていいじゃん。
と、さすがにそこまで軽くはないにせよ、
兎角セックスを特別視し、見てはいけないものとして処理してしまう
私達の道徳観こそを笑っているように私には思えた。
聴き手として登場するステラン・スカルスガルドは
ジョーの奔放な身の上話に「まぁ、はしたないわね」と眉をひそめながら
服の下ではちゃっかり濡れたり勃起したりしている私達の分身と言えるかもしれない。

傷だらけの身体でベッドに横たわり、淡々と壮大なエロ史を語るジョーと
何とか自分のテリトリーにあてはめて理解しようとする男。
あまりにも過激な内容に「本当に真実なのか」と問う男に対して
ジョーが話をはぐらかすあたりは、「ライフ・オブ・パイ」そっくりではないか。
これは4時間かけたジョーの冒険譚であり、
劇中に登場する小児性愛者や二人のアフリカ系移民や商売SM男らは
ジョーの物語を盛り立てる魅力的なサブキャラクターである。
寓話的な物語のオチにはホロ苦さがつきものであり
であるならばあのエンディングは何ら絶望するものではない。
むしろ予測された当然の結末と言える。

自身の体験談を色濃く反映させた「メランコリア」に続き、
「ダンサー・イン・ザ・ダーク」や「ドッグヴィル」よりも遥かに見易い、
ラースにしかできない遊び心にあふれた良作。

セルでも無粋なモザイク処理はそのままだろうか。
この映画は全てをありのままに映し出すことで
初めてエロティシズムだけでない、間抜けさまでが浮き彫りになると思うのだが。




04月22日発売■Blu-ray+DVD:「ホビット 決戦のゆくえ 3枚組/デジタルコピー付き」
04月22日発売■Blu-ray:「ホビット 決戦のゆくえ 3D & 2D 4枚組/デジタルコピー付き」
04月22日発売■Blu-ray:「ホビット トリロジーBOX 3D & 2D 12枚組/デジタルコピー付き」

「ロード・オブ・ザ・リング」の前日憚として製作され
昨年末でついに完結した「ホビット」の最終作がBlu-ray化決定。
Blu-ray+DVDと、3D本編付きのBlu-ray、シリーズ三部作のセットで発売。

【紹介記事】全陣営入り乱れての戦絵巻。映画「ホビット 決戦のゆくえ」より再掲。

通常、続編は前作の直後から始まることは少なく
少し時間を戻したり、全く違う場面からスタートすることが多いのだが
ピーター・ジャクソンは前作「竜に奪われた王国」と本作「決戦のゆくえ」を
連続視聴することを前提とした編集がされていて、まずはそこに驚かされる。
城を飛び立ったスマウグが街へと向かう「竜に奪われた王国」のラストの
数分後から本作はスタートするため、開始1分で興奮度がMAXまで上昇。
心の準備も整わない間に暴れ回るスマウグと
ドラゴンスレイヤーとして、父としての魅力を全開にした
ルーク・エヴァンスの渋さは特筆モノ。

さらに驚くことに、前作であれほど引っ張ったドラゴンはわずか10分ほどで退場し、
残る130分あまりは「ロード・オブ・ザ・リング」への引き継ぎと
シリーズを彩って来た豪華キャストが全陣営入り乱れて総力戦を繰り広げる
圧巻の戦絵巻に注ぎ込まれている。
3D表現についても、確かに美しいが若干違和感もあった前二作から進化して
3Dメガメを使っていることを忘れるほど自然な映像になっている。

ガンダルフとビルボ・バギンズの友情物語と
リーダーとしての資質を身につけるトーリンの成長物語を二本柱とし
脇のキャラクターそれぞれにもしっかり見せ場を用意する周到な脚本。
私的には、出番の少ないガラドリエル(ケイト・ブランシェット)にも
インパクトのあるシーンがあって嬉しかった。
戦につきものの哀しい別れも描きつつ、最後は明るい幕引きになっているのもいい。
本作を観終わると、すぐにでも「ロード」を見返したくなること請け合いの1本だ。

よりコアなファンはエクステンデット・エディション待ちだとは思うが
一日も早く家庭で楽しみたいなら買っても良し。




06月12日発売■Blu-ray:「青の炎」
06月12日発売■Blu-ray:「疾走」

貴志祐介のベストセラーを蜷川幸雄の脚本・監督で映画化した
「青い炎」が劇場公開から12年を経てついにBlu-ray化。
主演は二宮和也、共演は松浦亜弥、鈴木杏、山本寛斎、中村梅雀など。
音楽は東儀秀樹。

友人の前ではクールな優等生を演じつつ
家庭内では暴力的な父親から母と妹を守強る責任感の強い兄、
しかし自身もトラウマに翻弄される弱さを併せ持っている。
のたうち回るように、圧し潰されそうな環境で必死に青春時代を過ごす
主人公を二宮が驚くほど上手く演じている。
私が「いっそ俳優を専業にすれば」と思ったのも、この作品がきっかけだった。
(イーウトウッド監督の「硫黄島からの手紙」に出演したのはさらに3年後の2006年)

秀一の恋人役、紀子を演じる松浦亜弥も
台詞回しが拙いことを補って余りある透明感を放ち、
父親役を演じた山本寛斎がこれまた意外にハマり役。
秀一との関係がピュアに過ぎるところはあるが
当時の二宮とあややの人気を考えればここまでが限界だろう。
中村梅雀の配置も絶妙で、これはキャスティングの勝利だと思う。

この映画が「ジャニーズ主演」という理由で
内容も吟味されず鑑賞予定リストから外されているとしたらもったいない話だ。
下手な先入観は捨てて、少年犯罪を扱った一級のサスペンスとして観て欲しい。



▼いよいよ今夜、地上波初放送


発売中■Blu-ray:「風立ちぬ」

今の時代だからこそ、多くの方にご覧いただきたい。



▼Amazon、Kindleセール

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PC向けもWin/Macどちらも出揃い、いよいよ大半のPC、スマホで
楽しめるようになったKindleコンテンツがセールを拡大中。
とくに幻冬舎はなかなかの粒揃い。


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2月22日までの期間限定で、クーポンコード「KINDLE2000」を入力すると
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キャンペーン情報つき・なしのバージョンあるのでお間違え無く。



▼今週発売新作ダイジェスト


02月19日発売■PSV:「ゴッドイーター2 レイジバースト 初回DLC付き」
02月19日発売■PS4:「ゴッドイーター2 レイジバースト 初回DLC付き」
02月19日発売■COMIC:「ジョジョリオン 9」
02月19日発売■COMIC:「テラフォーマーズ 12」
02月19日発売■COMIC:「テラフォーマーズ外伝 RAIN HARD」
02月19日発売■COMIC:「テラフォーマーズ<公式>キャラクター生物図鑑」
02月20日発売■BOOK:「パズル&ドラゴンズ モンスター大図鑑」
02月20日発売■BOOK:「ファミ通App NO.021 Android」
02月20日発売■PS4:「The Order: 1886 初回限定DLCセット付き」
02月20日発売■PS4:「The Order: 1886 ジャパンプレミアムエディション」
02月23日発売■COMIC:「シドニアの騎士 14」
02月23日発売■COMIC:「聖☆おにいさん 11 限定版通常版」
02月23日発売■COMIC:「宇宙兄弟 25 限定版通常版」
02月23日発売■COMIC:「いちえふ 福島第一原子力発電所労働記 2」
02月23日発売■COMIC:「いぬやしき 3」