Blu-ray「劇場版 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」発売決定、他 | 忍之閻魔帳

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ゲームと映画が好きなジジィの雑記帳(不定期)



▼今週発売の新作ダイジェスト

Wii U スーパーマリオ 3Dワールド
11月19日発売■COMIC:「岸辺露伴は動かない」
11月20日発売■Blu-ray:「進撃の巨人 5 80P「進撃の巨人」スペシャルフルカラーコミック付き」
11月20日発売■CD:「クリスマス・イブ 30th ANNIVERSARY EDITION 初回盤 / 山下達郎」
11月20日発売■CD+DVD:「POP CLASSICO Amazon限定特典付 / 松任谷由実」
11月20日発売■CD:「ジブリと私とかぐや姫 / 二階堂和美」
11月20日発売■Blu-ray:「モンスターズ・ユニバーシティ MovieNEX」
11月20日発売■Blu-ray+DVD:「ワイルド・スピード EURO MISSION デジタルコピー付き」
11月20日発売■Blu-ray+:「ワイルド・スピード ヘキサロジーSET」
11月21日発売■WiU:「スーパーマリオ 3Dワールド」
11月21日発売■WiU:「太鼓の達人 Wii Uば~じょん! 「太鼓とバチ」同梱版」
11月21日発売■WiU:「太鼓の達人 Wii Uば~じょん! ソフト単品版」
11月21日発売■3DS:「ワンピース アンリミテッドワールド R」
11月21日発売■PS3:「ライトニング リターンズ FF-XIII 初回DLC & Amazon限定DLC付き」
11月21日発売■PS3:「ライトニング リターンズ FF-XIII 初回DLC付き」



▼Blu-ray「劇場版 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」


03月05日発売■Blu-ray:「劇場版 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。限定版」
03月05日発売■Blu-ray:「劇場版 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。初回版」

小規模公開ながら累計興収10億円に達するヒットとなった
「劇場版 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」がBlu-ray化。
仕様は以下の通り。

<限定版>

・本編ディスク1枚+特典ディスク3枚の合計4枚組

・特典ディスク1:コンピレーションCD
(「サークルゲーム」「青い栞」「secret base」「Original sound track」収録)

・特典ディスク2&3:イベント&メイキング映像
(「8.17埼玉西武ライオンズコラボイベント」「8.24『あの花夏祭りinちちぶ』」
「8.31『公開初日舞台挨拶』」「9.1~『めんまの全国舞台挨拶旅』」
「10.13『龍勢祭』」収録)

・田中将賀氏の描き下ろし三方背BOX&デジパック
・劇場パンフレット縮刷版
・特製ブックレット

<初回版>

・本編ディスク1枚+特典ディスク3枚の合計4枚組

・特典ディスク1:コンピレーションCD
(「サークルゲーム」「青い栞」「secret base」「Original sound track」収録)

・田中将賀氏の描き下ろし三方背BOX&デジパック

イベント&メイキングの特典ディスクが欲しいなら限定版、映像特典不要ならば初回版。
ただ、この仕様と価格差からして限定版に需要が集中しそう。



▼その他の新作Blu-ray/DVD


06月06日発売■Blu-ray:「機動戦士ガンダムUC 7 虹の彼方に 初回限定版」
06月06日発売■Blu-ray:「機動戦士ガンダムUC 7 虹の彼方に」

一昨日より予約が開始されたBlu-ray「機動戦士ガンダムUC 7」が
完結編に相応しい爆発的なヒットでスタートを切っている。
Amazonでは通常版の予約開始から数時間後に
初回版が予約解禁になる不手際があった
ので
誤って通常版を予約してしまった方は切り替えをお忘れなく。




06月25日発売■Blu-ray:「恋物語 第一巻 / ひたぎエンド(上)限定版」
07月23日発売■Blu-ray:「恋物語 第二巻 / ひたぎエンド(下)限定版」




03月04日発売■Blu-ray:「スティーブ・ジョブズ 1995 失われたインタビュー」
03月04日発売■DVD:「スティーブ・ジョブズ 1995 失われたインタビュー」
発売中■BOOK:「ロスト・インタビュー スティーブ・ジョブズ 1995」
発売中■kindle:「ロスト・インタビュー スティーブ・ジョブズ 1995」

1995年、マスコミ嫌いで知られるスティーブ・ジョブズが
珍しく長時間のインタビューに答えた番組があった。
残念ながらマスターが紛失し、編集された短い映像しか残っていなかったのだが
当時のディレクターだった人物の自宅倉庫から、
埃を被ったマスターのコピー(VHS)が発見され、
HD化されて劇場公開されたのがこの作品。
映像収録された1995年は、ジョブズがアップルに復帰する直前、
まだNeXTのCEOだった頃のもの。
インタビュー内容をテキストに起こしたものは既に書籍化されておりKindle版も配信中。

映画は70分しかないのだが、ジョブズがとにかく早口でほぼ休み無しに喋りまくるため
字幕を追うだけでも大変なほど密度の濃い内容。
ゆっくり話す人物のインタビューなら90分以上に相当するほどの情報量だった。
自信家で野心家ではあるが、根底にあるのは
「良いものを作って世界を変えたい」というピュアな想い。
人とぶつかるのも、「本気で意見を闘わせれば
始めはゴツゴツの角ばった石でも最高に丸く美しいものになる」から。
だからこそ、「反対意見が間違っていないという証拠が見つかれば
僕はいつでも180度方針転換する。
最後の判断さえ間違っていなければいいんだ」と屈託なく笑うのだ。
「マイクロソフトの製品には文化も魂も感じない。マクドナルドと同じ。
あれば便利だが世の中を変えるほどの革新性はない」と言い切り、
「Macのユーザーは製品を愛してくれるんだ。
コンピューターにそんな感情を持ってくれるのは幸せなこと」と語る彼が
もし今も生きていたなら、世の中はどう変わっていったのだろう。

コンピューターは人が目指す到達点への作業を軽くしてくれる自転車のようなもの。
言わば「脳の自転車」さ。


私はもっともっと彼のデザインする自転車に乗りたかった。
改めて、そう感じた映画だった。
Macを愛するユーザーならば手元に置いておきたい1本だ。




02月07日発売■Blu-ray:「ウォーム・ボディーズ」
02月07日発売■DVD:「ウォーム・ボディーズ」

ホラー映画好きにとって2013年は大変な豊作の年だった。
名作のリメイクの「死霊のはらわた」「キャリー」、
人気シリーズの続編「サイレントヒル:リベレーション」「貞子3D 2」、
B級らしさが満載の「サプライズ」は全て標準以上の出来。
名作の正統なる続編「悪魔のいけにえ レザーフェイス一家の逆襲」も
地雷を覚悟していたのにまさかの良作。
旧き良きオカルトホラーの復権を思わせる「ポゼッション」も良かったが
特に「死霊館」は同系作品でも決定打になりそうな完成度で驚かされた。

だが、今年のホラー映画が豊作だった最大の理由は
「新機軸」だったように思う。
雨後の筍のように巷に溢れかえっていたPOV系がようやく一段落して
別の視点を模索していた作品が一斉に芽吹いたのが2013年と言えるだろう。
中でも、満漢全席と闇鍋のミックスとも言うべき「キャビン」と
POV系の枠内でありながら三歩ほど抜け出した「クロニクル」、
そして今回Blu-ray化が決定した「ウォーム・ボディーズ」は
今年のホラー好調を象徴する3本である。



「ウォーム・ボディーズ」はロメロから受け継がれてきた
ゾンビ映画のセオリーに正面から向き合い、見事に新たな活路を見出した良作。
監督は「50/50 フィフティ・フィフティ」で
とかくウェットになりがちな難病モノのイメージを覆したジョナサン・レヴィン。
主演は「シングルマン」「X-MEN ファースト・ジェネレーション」
「ジャックと天空の巨人」と徐々にハリウッドで存在感を大きくしつつある
若手ホープのニコラス・ホルト。
共演は「アイ・アム・ナンバー 4」のテリーサ・パーマー、
ジェームス・フランコの弟であるデイヴ・フランコなど。
伸び盛りの若手を起用してジョナサン・レヴィンが作り出した
全く新しいゾンビ映画のテーマは「恋」。

ロメロの「ゾンビ」以降、ゾンビの生態は
絶対に破ってはならない大原則のようにホラー映画界で扱われてきた。
本作では、その大原則のひとつである
「人間だった時の記憶がない(脳が死んでいる)」部分に注目し
完全にゾンビ化した生き物とは別に、ゾンビになって間もない中間の存在を生み出した。
人間の脳みそを喰らうことで他人の記憶を味わうことの出来る主人公Rは
完全なゾンビになることを嫌い、音楽を愛し、人間に恋もする半ゾンビ。
「ウォーム・ボディーズ」では、この半ゾンビが
生身の女性ジュリーに一目惚れし、徐々に心を通い合わせる
とびきり笑えるロマンティックなゾンビ映画になっている。

センスの良い(選曲の上手い)音楽をふんだんに使用し、
若い二人の恋を美しく綴ってゆく手法は
「50/50 フィフティ・フィフティ」のジョナサン・レヴィンらしさが全開。
これならホラーが苦手な女性でも問題なく楽しめるだろう。
主人公のニコラス・ホルトは、このところイメージに似合わない
アクション映画への出演が続いていたが、
やはりこういった知的で内気な二枚目が良く似合う。
エンドロールにはちゃっかりトム・フォードの名前もあった。

私的には2013年のホラー映画トップ3に入るフェイバリット作品。
(他の2本は「キャビン」と「死霊館」)
公開時に紹介できなかったので、こうして取り上げられて良かった。
これは買う。



▼PS3「ストライダー飛竜」予約開始


02月22日発売■PS3:「ストライダー飛竜」

先日お伝えした「ストライダー飛竜」がAmazon、イーカプコンで予約解禁。
PS4版はダウンロード専用タイトル。
海外ではXbox360とXbox1でも発売されるが、こちらはまだ未定。

PS3版のみ以下の追加コンテンツがあり。

・スペシャル映像
・ゲームアーカイブス「ストライダー飛竜1&2」
・PS3用カスタムテーマのダウンロードコード

「ストライダー飛竜1&2」は持っていなかったので嬉しい。
私的にはとても好きなタイトルではあるのだが、
「ダンジョンズ&ドラゴンズ」のようなジジィ熱狂となるかどうか。
「バイオニック コマンドー」の悲劇再来となりませんように。

PS3 ストライダー飛竜icon
02月22日発売■PS3:「ストライダー飛竜 イーカプコン特設ページ」icon
02月22日発売■PS3:「ストライダー飛竜 特A級 LIMITED EDITION」(イーカプコン)icon

イーカプコンではお馴染みの専売商品も登場。

・「ストライダー飛竜」(特典コンテンツ付き)
・イラスト集
・3枚組サントラCD
・インストラクションカード&ステッカーセット
・マスク
・ワッペン」
・ポケット付き見開きクリアファイル
・スペーサー
・専用ボックス
・予約特典 イーカプコンオリジナル PS3用カスタムテーマ

以上がセット。



▼コンシューマー新作発売前にiOS版「解放少女」がセール中


12月05日発売■PS3:「解放少女 SIN ドラマCD&サントラCD付き限定版」
12月05日発売■PS3:「解放少女 SIN 通常版」

200円■iOS:「解放少女」(ユニバーサル)

通常600円から200円に値下げ中。
私は600円で買ってしまったのだが後悔はなし。
200円なら文句なしに楽しめるクオリティ。
ただし、バッテリーの消費もかなりのものなのでその点だけは覚悟しておくこと。



▼人生は、一度きり。映画「かぐや姫の物語」

映画 かぐや姫の物語 ジブリ 高畑勲
(C)2013 畑事務所・GNDHDDTK

「アルプスの少女ハイジ」や「母をたずねて三千里」が放送されていた
1970年代にちょうど幼少期を過ごした私にとって
高畑勲監督は名作を子供にも分かり易い形で教えてくれる達人だった。
下校時に校門前で待ち構える紙芝居のおじさんが
「あんなものテレビでやられちゃ、そりゃそっちの方が面白ぇよなあ」と
苦々しそうにぼやいていたのを思い出す。
しかし、「じゃりン子チエ」までテレビで精力的に活動していた高畑監督は
1988年の「火垂るの墓」から少しずつペースを落とし
ついに本作「かぐや姫の物語」は、前作「ホーホケキョ となりの山田くん」から
数えて14年ぶりの劇場公開作品となった。

脚本の執筆に1年半、たった2分のシーンに1ヶ月費やしたこともあるという
絵コンテは今年の3月にようやく完成。
それでも、宮崎駿監督の新作「風立ちぬ」との同時公開はかなわず
11月までズレ込んでしまった。

「宮さん(宮崎監督)はまだいいよ。あの人は完成させたがってるから。
 パクさん(高畑監督)は完成させたくないって言うんだもん」

公開中のドキュメンタリー映画「夢と狂気の王国」の中で
鈴木敏夫氏がそう苦笑しながら話していたが、
ついに映画は完成し、こうして公開を迎えようとしている。
企画がスタートした2005年当時、まだ20代だった
西村義明プロデューサーは今やふたりの子を持つ父となったそうだ。
50億円もの製作費をかけ、8年もの歳月をたった1本の作品に没頭し続けた
スタッフの結晶が「かぐや姫の物語」なのである。

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