映画「アルゴ」紹介、「Kindle Fire HD」ブレイクの予感、他 | 忍之閻魔帳

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ゲームと映画が好きなジジィの雑記帳(不定期)

★元記事はこちら。



▼「iPad mini」26日より予約開始

■ソフトバンク
■au


【紹介記事】iPhone 5、第5世代 iPod touch、iPad miniに入れておきたいアプリ

Appleの「iPad mini」はいよいよ26日より予約開始。
「iPhone 5」の予約解禁時にはソフトバンク、auともに
HPが全く繋がらない状況になっていたが、今回はそれほどでもないのではと予想。
「iPhone 5」のテザリングを使えば良いだけなので
今回はWi-Fiモデルで充分と考える方も多いのでは。



▼PS3「メタルギア ライジング リベンジェンス プレミアムパッケージ」予約開始

02月21日発売■PS3:「メタルギア ライジング リベンジェンス プレミアムパッケージ」

本日発売の「ZONE HD」も予約完売続出のコナミから
大本命ともいえる「メタルギア ライジング リベンジェンス プレミアムパッケージ」が登場。



▼今週発売の新作ダイジェスト

10月25日発売■PS3:「ZONE OF THE ENDERS HD EDITION限定版」
10月25日発売■360:「ZONE OF THE ENDERS HD EDITION限定版」
10月25日発売■PS3:「Borderlands 2 ボーダーランズ 2」
10月25日発売■360:「Borderlands 2 ボーダーランズ 2 」
10月26日発売■Blu-ray+DVD:「メン・イン・ブラック 3」
10月26日発売■Blu-ray:「メン・イン・ブラック トリロジー BOX」
10月26日発売■PC:「Microsoft Windows 8 Pro 発売記念優待版」
10月26日発売■PC:「Microsoft Windows 8 Pro (DSP版) 64bit 日本語」



▼「Nintendo Direct」かんたんまとめ

11月08日発売■3DS:「とびだせ どうぶつの森」
11月08日発売■3DS:「ニンテンドー3DS LL とびだせ どうぶつの森パック」
12月08日発売■WiU:「Wii U 本体 プレミアムセット」
12月08日発売■WiU:「Wii U 本体 ベーシックセット」
12月08日発売■WiU:「Wii U プレミアム + MH3G + PROコンセット」
12月08日発売■WiU:「モンスターハンター3G HD Ver.」
12月08日発売■WiU:「モンスターハンター3G HD Ver.」

【紹介記事】任天堂「Wii U」予約&周辺機器情報まとめ

<新作ソフト関連>
・3DS「大合奏!バンドブラザーズ」2013年発売を目指して開発中
・3DS「ルイージマンション 2」2013年第1四半期に発売延期

・Wii U「モンスターハンター3G HD」オンラインプレイは無料
・Wii U「ドラゴンクエストX」2013年2月よりβテスト開始
 Wii U GamePadだけでのプレイも可能、キーボード機能も実装

<ダウンロード専用ソフト>
・「引ク押ス」に続く「引ク押ツ」が10月31日より配信開始
・「ぐるっとスプラッシュ」ジャイロセンサーを使った誘導ゲーム?12月配信予定

<サービス関連>
・3DS「レコチョク」12月よりサービスイン
 インターネット経由で楽曲を購入し、3DS以外の対応デバイスとの共有も可能

「モンハン」のオンライン無料を除けば
「バンブラ」発表と「ルイージ」の延期ぐらいか。
この時期に大きな新規タイトルも無かろうと思っていたので想定内の発表だった。



▼PS3/360「ヴァンパイア リザレクション」など新作予約開始情報

02月07日発売■PS3:「ヴァンパイア リザレクション」
02月07日発売■360:「ヴァンパイア リザレクション」

カプコンの2D格闘ゲームの中で一番好きだった「ヴァンパイア」が
シリーズ2作パック&HDで登場。
「チュートリアル」ヤ「ギャラリー」を追加し
オンライン対戦にも対応して2,990円はまずまずか。
安めのミディタイプ筐体を購入し、基板を差し替えながら
「ヴァンパイア」や「マブカプ」を遊んでいたのはもう15年ぐらい前になるのか。
恐ろしや。



03月31日発売■HOBBY:「figma 魔法少女まどか☆マギカ 巴マミ 制服ver. 」
03月31日発売■HOBBY:「劇場版 魔法少女まどか☆マギカ グラフィグ」



▼Amazon「Kindle Fire HD」大ブレイクの兆し

12月19日発売■Kindle:「Kindle Fire HD 32GB」
12月19日発売■Kindle:「Kindle Fire HD 16GB」
12月19日発売■Kindle:「Kindle Fire 8GB 」

昨日発表&予約開始されたAmazon「Kindle」が好スタートを切った。
本日Amazon内にオープンした「Kindleストア」の充実ぶり、
iOSなどへの無料アプリの提供、周辺機器の品揃えまで
日本での市場開拓を成功させるため万全の体制で準備が進められていたことがわかる。
Kindleのコンテンツは利用端末を限定しておらず
専用アプリさえダウンロードすれば「iPad」や「iPhone 5」でも楽しめる。
にも関わらずこれだけの人気を集めているということは
それだけ「Kindle」にかかる期待が大きいのだろう。

★Kindleストアはこちら。

初日だけの結果ではあるが、当BLOG経由では
やはり「Kindle Fire HD 32GB」が一番人気。
容量8GBでHDでもない無印版の「Kindle Fire」は1台も予約が入らない代わりに、
電子書籍リーダーとして機能を限定した分、価格が抑えられている
「Kindle Paperwhite」は3G版、Wi-Fi版ともに人気を集めており
どうせならあれこれ楽しみたい派と、シンプルで充分派に二極化しているようだ。

12月19日発売■Kindle:「Kindle PowerFast 急速充電器」(端末には付属していません
12月19日発売■Kindle:「Kindle Fire HD用事故保証プラン(2年・落下・水濡れ等の保証付き)」
12月19日発売■Kindle:「Marware Kindle Fire HD専用スクリーンプロテクターフィルム」
12月19日発売■Kindle:「Kindle Fire HD スタンド型レザーカバー オニックスブラック」
12月19日発売■Kindle:「Kindle Fire HD スタンド型レザーカバー パーシモン」
12月19日発売■Kindle:「Kindle Paperwhite用レザーカバー サドル」
12月19日発売■Kindle:「Kindle Fire HD スタンド型レザーカバー ミッドナイトブルー」
12月19日発売■Kindle:「Kindle Fire HD スタンド型レザーカバー バイオレット」

周辺機器に関しては「Kindle Fire」と「Kindle Paperwhite」で
保証や対応周辺機器が異なっているので要注意。
「保証を商品としてネットで売る」のはなかなか珍しい。
専用ケースは私の好みはパーシモンだが、予約ではブラックが一番人気となっている。



11月19日発売■Kindle:「Kindle Paperwhite 3G」
11月19日発売■Kindle:「Kindle Paperwhite」
11月19日発売■Kindle:「Kindle Paperwhite 電源アダプター」(端末には付属していません
11月19日発売■Kindle:「Kindle Paperwhite 3G用 長期保証(自然故障・不具合を1年延長)」
11月19日発売■Kindle:「Kindle Paperwhite用長期保証(自然故障・不具合を1年延長)」
11月19日発売■Kindle:「BUFFALO Kindle Paperwhite専用 気泡が消える 反射防止フィルム」
11月19日発売■Kindle:「Kindle Paperwhite用レザーカバー オニックスブラック」
11月19日発売■Kindle:「Kindle Paperwhite用レザーカバー ミッドナイトブルー」
11月19日発売■Kindle:「Kindle Paperwhite用レザーカバー パーシモン」

電子書籍リーダーで充分な方にはこちら。
当BLOG経由では「6:4」ぐらいの比率で3G版が優勢。
アマゾンがNTTドコモの間で回線契約を結んでいるため
ユーザーに1円の負担もかからないというのが大きい。
テザリング対応の端末をお持ちでない方なら3G版一択だろう。



配信中■iOS:「Kindle」(ユニバーサル)
11月02日発売■Kindle:「新世紀エヴァンゲリオン 13」

iOS端末でKindle本を読むことができる無料アプリも本日より配信開始。
もちろんユニバーサル対応。私も早速ダウンロード済み。
11月2日に発売される「新世紀エヴァンゲリオン 13」もKindle版が予約開始中。
最初の1冊はこれで試すという方も多いのでは。
「iPhone 5」でも「iPad」でも読めるのは嬉しい。



▼ベン・アフレック、大化け。映画「アルゴ」

「デアデビル」「ペイチェック」あたりまでは
「二枚目の持ち腐れ」な印象の強かったベン・アフレックが
そのイメージを180度覆したのが、2010年に公開された「ザ・タウン」だった。
石を投げればギャングに当たる荒んだ街・チャールズタウンから抜け出し
新しい人生を生きようともがく男の姿を描いたクライム・サスペンスは
各方面から高い評価を受け、第83回アカデミー賞では
目下大ブレイク中のジェレミー・レナーが助演男優賞候補に選出された。
監督もいけるじゃないか、いや監督の方がいけるんじゃないかとまで言われた
ベン・アフレックが次に選んだのが、
1979年にイランで発生したアメリカ大使館人質事件。
悪政によって民衆を苦しめていた前国王バーレビの引き渡しを求めて
過激派がアメリカ大使館を襲撃し、多く大使館員が人質となったこの事件の真相は
解決から18年が経過したクリントン政権時代に機密解除となり
ようやく全ての真相が明らかになった。
今回紹介する「アルゴ」は、その人質救出事件を描いた作品である。
監督・主演はベン・アフレック。
共演にブライアン・クランストン、アラン・アーキン、ジョン・グッドマン。
プロデューサーにはジョージ・クルーニーも名を連ねている。



人質に取られた大使館員を救出するためにCIAが考え出したアイディア。
それは、架空のSF映画「アルゴ」をでっち上げ、
人質達にはその撮影クルーを演じさせることで国外へ連れ出そうというもの。
これだけ聞くととても成功するとは思えないが
人質奪還のプロとして活躍するトニー・メンデス(ベン・アフレック)は
大真面目にプロジェクトを企て、一世一代のはったりに真実味を持たせるべく
「猿の惑星」の特殊メイクで知られるジョン・チェンバースらに協力を仰ぎ
ポスターや絵コンテの製作、映画監督や製作スタジオへの協力依頼、
架空の雑誌の取材までこなしてゆく。
危険過ぎると反対する人質達をなんとか説得し、ついに計画実行となったその時に
CIAから緊急の作戦中止命令が出る。
さて、一同は見事脱出を成功させることが出来るのだろうか、という話である。

「出来るのだろうか」も何も、実際にこの奇想天外な計画で
救出したエピソードが映画化されているわけで、結末は分かっている。
にも関わらず、進行中のプロジェクトと、迫り来る過激派の魔の手を
ザッピングしながら見せてゆく演出法が抜群の緊張感を生み
手のひらにじんわりと汗が滲むほどのテンションを維持したまま
一気にラストまで突っ走ってゆく。
大量の登場人物を同時に動かしながら
結末に向けてまとめあげてゆく脚本はクリス・テリオなる人物。
物語に緩急をつけるアクセントとしてジョン・グッドマンや
アラン・アーキンを配置する抜け目の無さといい
一体どこから見つけてきたのだろう。今後要注目の脚本家である。

しかし、もっと凄いのはこれだけの人物をまとめ上げた
ベン・アフレックの監督としての手腕。
物語を牽引する主人公を演じながら、作品全体を俯瞰する能力もずば抜けている。
「ザ・タウン」に続く題材選びの確かさも疑いようがなく
あと5年もすれば名匠としての地位を確立していそうな予感すらする。

一足先に公開されているアメリカでは
初登場トップは逃したものの、2週連続で2位をキープ中。
観賞後の評価も驚くほど高く、来年のオスカーでは
作品賞、監督賞、主演男優賞のトリプル受賞もあるのではと囁かれているほどらしい。
ベン・アフレックがラジー賞の常連だったのは、今や遠い昔のこと。
監督として大きく飛躍した彼の今後が楽しみになる1本だ。
緊張感のあるサスペンス・ドラマが観たいなら絶対のお勧め。

映画「アルゴ」は明日26日より公開。



発売中■Blu-ray:「ザ・タウン エクステンデッド・バージョン」

「アルゴ」公開を記念して「ザ・タウン」を再度紹介。
チャック・ホーガン原作の「強盗こそ、われらが宿命」を
ベン・アフレックが監督・脚本・主演の3役をこなして映画化したクライム・サスペンス。

街一帯が強盗で溢れているボストンのチャールズタウン。
親父も祖父も強盗という「強盗一家」も少なくない街では
常にどこかで犯罪が起こっていて、銀行を襲うことが日常の風景と化している。
主人公のダグも、ズルズルと親の『家業』を引き継ぎ、
幼馴染みと連れ立っては銀行を襲っていたが、
ある日、人質として連れ去った女性に恋をしてしまい
仲間との信頼関係を取るか、恋人との新しい人生を取るかで悩み始めるというお話。

主人公の抱える葛藤は、スパイ映画や極道モノでは定番なので
さほど目新しくはないのだが、荒んだ街の空気と複雑に絡み合う思惑、
派手なアクションがぎゅうぎゅう詰めで緊張感が途切れず、
スクリーンに釘付けのまま一気に125分が進んでゆく。

物心ついた時には強盗を継ぐのが当たり前とされてきたダグも
ある意味では被害者であり、チャールズタウンにはダグの予備軍がたくさん居る。
負の連鎖はどこかで断ち切らなければならないと分かっていても、
最初の一歩を踏み出すのは難しい。
希望の見えるラストなので、鑑賞後の余韻も悪くない。
ベン・アフレックと聞いて躊躇してしまう方にも、是非ご覧いただきたい。