▼今週発売のゲーム

10月13日発売■PS3：「エースコンバットアサルトホライズン DLC付き」
10月13日発売■360：「エースコンバットアサルトホライズン DLC付き」
01月12日発売■3DS：「エースコンバット 3D クロスランブル」

今週発売の新作ゲームで多くのご予約をいただいているのが
PS3/360「エースコンバットアサルトホライズン」。
家庭用ゲーム機におけるフライトシューティングの代表的なシリーズであり
廉価版投入後もじわじわと売れ続ける、ロングセラーの定番である。
シリーズ実績は以下の通り。

PS1「エースコンバット 2」50.6万本
PS1「エースコンバット 3 エレクトロスフィア」39.5万本
PS2「エースコンバット 4 シャッタードスカイ」35.8万本
PS2「エースコンバット 5 ジ・アンサング・ウォー」29.4万本
PS2「エースコンバット 0 ザ・ベルカン・ウォー」20.2万本
360「エースコンバット 6 解放への戦火」通常版9.5万本／廉価版15万本
PSP「エースコンバット X1 スカイズ・オブ・デセプション」通常版12.6万本／廉価版10万本
PSP「エースコンバット X2 ジョイントアサルト」13.7万本

グラフィックの向上がそのまま臨場感アップに繋がるタイプの作品ではあるのだが
PS3の立ち上がりが遅かったこともありハードが定まらず、ここ数年はダッチロール気味。
予約の勢いから察するに、廉価版も含めてようやく20万強というラインから脱却し、
久しぶりの好セールスが期待出来そうだ。
なお、来年1月には3DS版の発売も予定。

10月13日発売■Wii：「JUST DANCE Wii」

CM開始後から予約が急増している「JUST DANCE」は
海外ではWiiに参入しているサードパーティのタイトルで最も成功したシリーズとして
知られている大ヒットダンスゲームの日本版。
海外版の「2」がベースに、収録曲の半数を日本の楽曲に変更し
ダンス部分もユーザーが再現し易いようにアレンジされるなど、
ダンスゲームに馴染みの薄い日本向けに手が加えられている。

収録曲は以下の通り。

AKB48「ヘビーローテーション」
KARA「ジャンピン」
KARA「ミスター」
EXILE「Choo Choo TRAIN」
倖田來未「キューティーハニー」
EXILE＆倖田來未「WON'T BE LONG」
安室奈美恵「Sexy Girl」
BoA[VALENTI」
TRF「survival dAnce」
タッキー＆翼「Venus」
氣志團「One Night Carnival」
モーニング娘。「恋愛レボリューション21」
ピンクレディー「UFO」
Dream5「恋のダイヤル6700」
東方神起「Why?」
ケツメイシ「君にBUMP」
Gorie with Jasmine&Joan「Micky」

Boney M.「Rasputin」
Bollywood「Katti Kalandal」
Harry Belafonte「Jump In The Line」
Sorcerer「Dagomba」
Donna Summer「Hot Stuff」
MC Hammer「U Can't Touch This」
The Surpremes「You Can't Hurry Love」
Spice Girls「Wannabe」
Studio Musicians「Crazy In Love」
Rihanna「S.O.S.」
The Hit Crew「Toxic」

少女時代が1曲もないかわりにKARAが2曲なのは、単に製作者の趣味なのか。
基本的にアーティスト本人歌唱による原盤を使用しているが、
洋楽については、ビヨンセの「Crazy In Love」と
ブリトニー・スピアーズの「Toxic」が本人歌唱ではないので、ファンの方はご注意を。
全ての曲をプレイし終えると、マリオのテーマで踊れるようになるおまけも。

Wiiのフィットネス系、ダンス系ゲームには意外なロングセラーも多いので
そこそこ売れるのではないかと思うが、ダンススクールに通うキッズ層と
その親の世代を狙うなら、他を減らしてでもAKBと安室を3倍増させるべきだったと思う。
20代を狙うならモー娘。やピンクレディーを抜いてでもSPEEDであろうし、
全体的に選曲が今ひとつ。海外版に比べて収録曲が少ないのも難。
逆に洋楽は、タイトルでピンと来なくても聴けば必ず覚えのある
超定番ばかり構成されているので邦楽よりバランスは良い。
さて、AKB頼みでどこまで売れるか。

10月13日発売■360：「Forza Motorsport 4 通常版初回限定DLC付き」
10月13日発売■360：「Forza Motorsport 4 リミテッドエディション」
10月13日発売■360：「ワイヤレススピードホイール」
10月13日発売■360：「ワイヤレスヘッドセット Bluetooth 対応」
10月13日発売■360：「Xbox 360 4GB + Kinect バリューパック」
10月13日発売■360：「Xbox 360 250GB + Kinect バリューパック」

「ギアーズ・オブ・ウォー3」の発売で久々に存在感を発揮した
Xbox360陣営からは、「Forza Motorsport 4」が登場。
「リミテッド・エディション」は早々に完売。
日本の家庭事情にマッチした「ワイヤレススピードホイール」は
予約開始後Amazonランキングで1位を獲得し、あっさり完売。
その後何度か復活しているが、その度に瞬殺されるパターンが続いている。

「フォルツァモータースポーツ 2」通常版3.1万本／廉価版13.1万本
「フォルツァモータースポーツ 3」7.4万本

「GoW3」の動向を見る限り、独占タイトルに限って言えば
360マーケットはさほど縮小しておらず、本作も前作並みの動きは期待出来るか。

10月13日発売■PS3：「DEADRISING 2 OFF THE RECORD」
10月13日発売■360：「DEADRISING 2 OFF THE RECORD」

「DEADRISING 2 OFF THE RECORD」は「1.5」的な準新作のためか
それとも来週のDEAD ISLAND」に人気を喰われているのか、さほど予約は伸びず。

360「デッドライジング」通常版6.8万本／廉価版2.7万本
360「デッドライジング 2」5.2万本
PS3「デッドライジング 2」13.9万本
Wii「デッドライジングゾンビのいけにえ」2.1万本

「2」からマルチ展開になり、PS3版の上乗せでトータル20万本程度の販売。

10月20日発売■PS3：「DEAD ISLAND DLC同梱」
10月20日発売■360：「DEAD ISLAND DLC同梱」

「DEAD ISLAND」は好調に推移。「ホラー映画っぽいゲーム」ではなく、
完全に「ホラー映画」としての演出がなされているので
ホラー好きな私から見ても同系タイトルの中では頭ひとつ抜けている印象。
あくまでも演出面の話なので、ゲーム自体は分からんが。
店頭放映用のPVだけ残虐処理がマイルドになっているのがなかなか上手い。
規制を逆手にとって、見えない部分が気になるように仕向けてある。

10月13日発売■NDS：「スーパースクリブルノーツ」

名前を手書き入力すると、そのアイテムが絵になって登場するという
洋ゲーらしい発想の新しさがウリの知的パズルの続編。
海外では200万本以上を販売した大ヒットタイトルである。
言葉探しと手順を組み立てていく楽しさは前作譲りで、
今作からは思いついた物の名前に、性質を表す言葉が追加出来るようになった。
（「大きな」や「赤い」といった色や大きさを示す言葉を認識するようになった）
これにより、収録される単語の数も前作の2万語以上から3万語以上へと増加している。
前作発売時も「よくローカライズできたな」と感心したものだが
今作では3万語か、スタッフの方々にはお疲れ様としか言いようがない。

コナミは9月末に発売した「フロッガー3D」も評判が良かったのだが
プロモーション費用が「ウイイレ」や「パワプロ」にしか割かれていないのか
すっかり埋もれてしまった。いくら海外の良作を買い付け、丁寧なローカライズをしても
売る気がなければどうしようもない。

発売中■360：「Xbox Live 3500 マイクロソフトポイントカード」
10月12日配信■XBLA：「ガーディアンヒーローズ」
10月12日配信■3DS用VC：「スーパーマリオランド 2 6つの金貨」

定期的にジジィゲーマー殺しなタイトルがリリースされるXBLAから
ついに「ガーディアンヒーローズ」が登場。
SS版をベースに、バランスを見直したアレンジモードや
オリジナルモードを搭載し、同時対戦人数も（オンラインなら）最大12人に倍増。
これだけ詰め込んで800MSPは申し訳ない。

3DS用VCでは、GB用の「マリオランド2 6つの金貨」が配信。

10月12日発売■iPod：「Apple iPod touch White 32GB」
10月12日発売■iPod：「Apple iPod touch White 64GB」

敢えてゲームのカテゴリーに入れてしまおう。
全てのモデルを揃えている私のiPod史上最も愛用している
「iPod touch」にホワイトモデルが追加、12日より販売開始。
発売中のブラックも値下げされて新価格になり、現在在庫あり。
容量的に8GBモデルは全くお勧めできないので32GBと64GBのみ紹介。

ここ最近はアダルト系の書籍がランキングの上位を独占するなど
あまり喜ばしい状況でなくなっていたAPPストアではあるが
扱うジャンルの幅広さと、コンシューマーには絶対に真似の出来ない
1本85円からという激安のアプリ群は、一度触ると「これもこれも」となること請け合い。
会員登録や追加課金を必要としない完全無料のアプリも豊富にある。
未体験の方はこの機会に是非。

▼「電脳コイル Director's Edition」11日正午で予約締め切り

11月25日発売■Blu-ray：「電脳コイル Blu-ray Disc Box Director's Edition」
11月25日発売■Blu-ray：「電脳コイル Blu-ray Disc Box」

ドットアニメの独占販売である
「電脳コイル Blu-ray Box Director's Edition」が、いよいよ11日正午で締め切り。
オリジナル特典は以下の通り。

「Director's Edition限定 Blu-ray」
1　NHK特番「電脳コイルSP」
2　パイロットPV(TAF版)
3　NHK特番「電脳コイル自由研究」
4　NHK特番「電脳コイル総復習」
5　DVD特典「電脳コイルのできるまで」

ノーマルDVDの特典映像で収録されていたものもあるが、
「NHK特番電脳コイルSP」と「パイロットPV」は今回が初パッケージ化。

・電脳コイル図鑑（36ページ）
・磯光雄監督書き下ろしのインナージャケット2種＋収納BOX入り
・磯光雄監督セレクトの生原画

受注生産商品なので、受注が何本であろうが締め切り日までの予約数＝生産数となる。
販路も限定されているため、値崩れの可能性はほぼゼロ。
ファンの方はお忘れなく。

▼「PS Vita」いよいよ今週末より予約受付開始

12月17日発売■PSV：「PlayStation Vita 3G/Wi‐Fiモデル」（10月15日予約受付開始）
12月17日発売■PSV：「PlayStation Vita Wi‐Fiモデル」（10月15日予約受付開始）

今週の大きなトピックは、12月17日に発売される「PS Vita」の予約開始。
ロンチタイトル26本という、かつてない規模で送り出されるSCEの新ハードだが、
3DSの失速期間中に沸き上がっていた「PS Vita」への期待が、
なんとなくトーンダウンしたような気がする。
3DSの大幅値下げとキラータイトルの連続投入も原因のひとつではあるが
メモリーカードの価格設定や通信速度、および料金プランの発表など
自ら水を差してしまったようなところも。
ガジェット好きなので取り敢えず買うが、さてどちらにするか。

▼今週発売のBlu-ray／DVD

10月14日発売■Blu-ray：「ハロウィン」
10月14日発売■DVD：「ハロウィン 4 ブギーマン復活」
10月14日発売■DVD：「ハロウィン 5 ブギーマン逆襲」

今週のBlu-rayは目立った新作は無し。
私的なツボは、「悪魔のいけにえ」と並ぶ
クラシック・ホラーの名作「ハロウィン」のBlu-ray版。
「13日の金曜日」や「エルム街の悪夢」に多大な影響を与えた
スプラッター系ホラーの元祖とも言える作品。
ロブ・ゾンビの手掛けたリメイク版2作も良く出来ていたが
張りつめた緊張感と、ブギーマンの不気味さ、美しい旋律など、
やはりジョン・カーペンター版には敵わない。
どうせなら「2」も同時にBlu-ray化して欲しかったのだが
何故か「4」「5」のノーマルDVD版が同時発売。

10月14日発売■DVD：「ジャスティン・ビーバーネヴァー・セイ・ネヴァーディレクターズ・カット」

ジャスティン・ビーバーの素顔やコンサート映像をふんだんに使用したドキュメンタリー。
劇場では3Dで上映されたのだが、パッケージはノーマルDVD（2D）のみ。
「gleeコンサート」を見た時にも思ったのだが、
コンサートと3D上映の相性は思ったよりも良い。
ただしステージに華やかさのあるアーティストであれば、の話。

10月14日発売■Blu-ray：「GANTZ PERFECT ANSWER」
10月14日発売■DVD：「GANTZ PERFECT ANSWER」

人気コミックを二宮和也・松山ケンイチのW主演で実写映画化した「GANTZ」の後編。
前編が「溜め」であったかのようにテンポアップして進んでいくので
2時間20分の長尺も意外と気にならず。
吉高由里子の出番が大幅に増えたのもポイント高し。
実写化における問題点は前作と同じだが、
同時製作だったと聞いているのでこれは仕方ないか。
原作ファン、前編も楽しめた方なら。

▼今週発売のコミック・ホビー関連

10月12日発売■HOBBY：「化物語ブラック羽川 (1/7スケール PVC製塗装済み完成品)
10月13日発売■COMIC：「ドリフターズ 2巻」
10月14日発売■BOOK：「月の珊瑚 / 奈須きのこ武内崇逢倉千尋坂本真綾」
10月15日発売■COMIC：「僕と彼女の××× 8 ドラマCD付き限定版」
10月15日発売■HOBBY：「聖闘士聖衣神話EX レオアイオリア」
10月15日発売■HOBBY：「フィギュアーツZERO サンジ新世界Ver.」
10月15日発売■HOBBY：「フィギュアーツZERO ブルック新世界Ver.」

▼今週発売の音楽系

10月12日発売■CD：「魔法のメロディ初回生産限定盤 / さよならポニーテール」
10月08日発売■COMIC：「きみのことば / さよならポニーテール」

今週発売される新譜の中で期待しているのが、さよならポニーテール。
MySpaceやTwitterを活動の場とし、表舞台には姿を現さない謎のユニット。
ヴィレッジヴァンガードでプッシュされてきた
さよポニの記念すべきメジャーデビューアルバムは
青山裕企氏（写真家）の手掛けたPVも話題となった「無気力スイッチ」、
音楽ニュースサイトの大手「ナタリー」をイメージした「ナタリー」などを含む12曲。
素朴な歌声と手作り感のあるサウンドを主としたオーガニック系かと思いきや
どっこいエレクトロもフォローしてしまう幅広さが面白い。
奥華子から相対性理論までどんと来い、というと語弊があるか。
私が好きになったきっかけは「思い出がカナしくなる前に」。
初の漫画作品「きみのことば」も太田出版より同日リリース。
（Amazonでは8日となっており、既に在庫あり）

10月12日発売■CD+DVD：「The Soul Extreme EP 2 初回生産限定盤 / 福原美穂」

実力では申し分ないものを持っていて
そこそこのタイアップ（売れるチャンス）にも恵まれていながら
一向にセールスに結びつかないアーティストというのがいる。
福原美穂もそんな中のひとりであるが、今回は和田アキ子とのコラボレーションを
前面に押し出したプロモーションを展開している。

和田アキ子の好感度（の低さ）は別として、曲のクオリティは思ったよりも高い。
「アッコにおまかせ」などという下心丸出しの歌詞さえなければもっと良かった。

10月12日発売■CD：「東京オアシスオリジナル・サウンドトラック / 大貫妙子」
11月09日発売■DVD：「A PROJECT OF TAEKO ONUKI & RYUICHI SAKAMOTO UTAU TOUR 2010」
12月07日発売■CD：「TAEKO ONUKI WORKS / 大貫妙子」
12月07日発売■CD：「GOLDEN☆BEST 大貫妙子 The BEST 80’s Director’s Edition」

10月22日に公開される映画「東京オアシス」のサウンドトラック。
主演は小林聡美、共演は加瀬亮、光石研、市川実日子、もたいまさこなど。
シリーズ初参加は「サヨナラCOLOR」の原田知世と新人の黒木華。
「めがね」「プール」と主題歌を担当してきた大貫妙子が
今作では主題歌と共に劇中音楽全般を手掛けている。
「監督との齟齬」とは何なのか、映画を観て音楽を聴いてみれば分かるだろうか。
11月には坂本龍一との共同ライブのDVDが、12月にはベスト盤2種も発売。

10月12日発売■CD+DVD：「8EIGHT8 初回盤 / 木村カエラ」
10月12日配信■iTMS：「8EIGHT8 初回盤 / 木村カエラ」

木村カエラのニューアルバムも今週発売。
パッケージ販売の初回盤に付属するDVDの内容は以下の通り。

1. Ring a Ding Dong (Music Video)
2. A winter fairy is melting a snowman (Music Video)
3. 喜怒哀楽 plus 愛(Music Video)
4. ALBUM「8EIGHT8」recording movie

配信中■iTMS：「しあわせなバカタレ / 矢野顕子」
10月12日発売■CD+DVD：「監督失格サウンドトラック / 矢野顕子」（HMV限定）
10月12日発売■BOOK：「監督失格劇場用パンフレット」（HMV限定）

矢野顕子の歌う映画「監督失格」の主題歌「しあわせなバカタレ」を含む
サウンドトラックがローソンとHMVの販路限定で発売。
「しあわせなバカタレ」と、劇中で使用されたサウンドトラック
5曲（こちらも矢野氏の書き下ろし）を加えた全6曲入り。
DVDには、庵野秀明プロデュースによる「しあわせのバカタレ」のPVを収録している。

「監督失格」の劇場用パンフレットも同時販売。
インタビューや資料などが全60ページにぎっしり詰まった豪華本で
ここまで来るともう書籍のレベル。作品のファンなら買って損なし。

▼新作予約数ランキング（9月25日～10月7日）