PS3・Xbox360「BAYONETTA」好調な滑り出し、映画「THIS IS IT」紹介、他 | 忍之閻魔帳

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ゲームと映画が好きなジジィの雑記帳(不定期)

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▼マイケルのいないこの世界。映画「THIS IS IT」

マイケル・ジャクソンが「スリラー」で世界を席巻していた頃、
ちょうど大人ぶる為の手段として洋楽にかぶれていた私は幸運だ。
「THIS IS IT」は、本番を迎えることの無かった幻の最新ツアーの裏側を追った
ドキュメンタリー映画ではあるが、マイケルの魅力をこれほど的確に伝える映像作品は
過去のPVやインタビューも含めて無かったかも知れない。
それほど、この作品の中には、「皆が知っていたようで、実は良く分かっていなかった
マイケル・ジャクソンというアーティストの魅力」がぎゅうぎゅうに詰まっている。



ここ最近のマイケルには、絶えずネガティブな話題がつきまとっていた。
その中のいくつが真実で、いくつが捏造されたことなのか、
彼の死によって真相は永遠に薮の中で眠り続けることになろう。
しかし、この映画の中のマイケルは、間違いなく世界最高のポップスターであり
彼が手を振りかざした瞬間に、彼を取り巻いていた噂の数々が
どれほど些細で下らないことなのかを思い知らされる。
誰の体がボロボロだと?
力強いボーカルとキレのあるダンスは、全く衰えていない。
むしろ50歳でこの状態をキープしているのは奇跡的とさえ言っていい。

気に入らない部分があっても、「怒って言ってるんじゃないんだ、LOVEだよ」と
フォローを入れるマイケルのピュアな少年性は、彼の人間性に惚れ込んだスタッフ達で守られ、
彼が思い描く通りのステージを作ろうと全力でサポートする。
バックステージ全体が、「全てはマイケルのため」の名の下に集う人間達が作り上げた
巨大な無菌室のようだ。
そしてマイケルは、悪意の入り込む余地のない無菌室で楽しそうに歌い、踊っている。

陽の目を見なかった世界最高峰のステージを、少しでも多く見せよう。
ただその一点に的を絞った編集も素晴らしいのひと言。
惜しむらくは、この映画がライブDVDで言うところの特典ディスクであるということ。
本編ディスクを見ることは永遠にない。そう思うと、今さらながら無性に泣けてくる。

公開は2週間限定。
マイケルのファンならば、劇場で見ておかないと一生後悔する。
なるべく音響の良い劇場で観ること、
エンドロールはきっちり最後まで観ることを強くお勧め。

ちなみに、諸事情により水曜夜からの公開だった本作は
一晩だけの興行で動員9万1299人、興収1億0444万5100円を記録。
パンフレットが無いためか、グッズ売り場の関連商品も飛ぶように売れ
既に劇場限定商品などは完売が続出しているとのこと。



▼PS3・Xbox360「BAYONETTA」好調な滑り出し

10月29日発売■Xbox360:「BAYONETTA ベヨネッタ」
10月29日発売■PS3:「BAYONETTA ベヨネッタ」
10月22日発売■BOOK:「BAYONETTA Witch of Vigrid」
11月04日発売■CD:「BAYONETTA Original Soundtrack」

大量の新作が発売された今週新作では、
PS3とXbox360の2機種で発売された「BAYONETTA」が好スタートを切った。
初日の販売本数はPS3版が約9.3万本、Xbox360版が約4.5万本。
2機種合計は13.8万本となり、オリジナル新作としては上々の出足と言える。

ここ最近発売された、Xbox360とPS3の主なマルチタイトルは以下の通り。
( )内はXbox360版とPS3版の販売比率。

2008年01月発売:Xbox360「デビル メイ クライ 4」2.8万本(17%)
2008年01月発売:PS3「デビル メイ クライ 4」14.0万本(83%)

2008年07月発売:Xbox360「ソウルキャリバー IV」3.5万本(38%)
2008年07月発売:PS3「ソウルキャリバー IV」5.7万本(62%)

2009年02月発売:Xbox360「ストリートファイター IV」2.8万本(33%)
2009年02月発売:PS3「ストリートファイター IV」5.8万本(67%)

2009年10月発売:Xbox360「BAYONETTA」4.5万本(33%)
2009年10月発売:PS3「BAYONETTA」9.3.万本(67%)


販売比率で言えば「ストリートファイターIV」とほぼ同じだが
消化率は8割に迫る360版が圧倒的に高くなっており、
チャンスロスさえなければ四分六ぐらいまではいけたような気もする。

ちなみに私も(Xbox360版を)プレイ中。
見ているだけなら洋ゲーライクだが、
実際にプレイしてみると、チュートリアルの親切さやバランス調整など
細やかな配慮が隅々まで行き届いており、やはりこれは日本産のゲームなのだと分かる。
難し過ぎない謎解き要素と、豪快を通り越したアクション、
露出狂かと思うほどのセクシーさが三つ巴になって悶絶しそうになる。
音楽の使い方も憎らしいほど上手い。



▼PS3・Xbox360「鉄拳」も10万超え

10月29日発売■PS3:「鉄拳 6 通常版」
10月29日発売■PS3:「鉄拳6 対応 リアルアーケードPro.3」
10月29日発売■Xbox360:「鉄拳 6 通常版」
10月29日発売■Xbox360:「鉄拳 6 対応 リアルアーケードPro.EX」

発売日にタイミングを合わせてハリウッド映画化も発表された
人気格闘ゲーム最新作「鉄拳 6」も2機種合計で10万超え。
PS3単体で見ても、2005年発売のPS2「5」の水準には届かなかったものの
PSP「ダークリザレクション」は上回っている。
機種別の販売比率は、PS3版が78%、Xbox360版が22%。

2005年03月発売:PS2「鉄拳 5」15.3万本
2006年07月発売:PSP「鉄拳 ダークリザレクション」5.0万本
2009年10月発売:PS3「鉄拳 6」7.9万本
2009年10月発売:Xbox360「鉄拳 6」2.2万本


2007年02月発売:PS3「バーチャファイター 5」3.2万本
2007年12月発売:Xbox360「バーチャファイター5 Live Arena」1.0万本

ちなみに映画版は風間仁が主人公。
監督は「24 TWENTY FOUR シーズンV」「アナコンダ2」のドワイト・リトル。
キャスティングはまだ全て明らかになっていないが
主人公が「トム・ヤム・クン!」でトニー・ジャーと対決していたジョン・フーという時点で
少なくとも格闘部分は「レジェンド・オブ・チュン・リー」や
「DOA デッド・オア・アライブ」より楽しめそうだ。



▼DS「光の4戦士」も安定した人気

10月29日発売■DS:「光の4戦士 ファイナルファンタジー外伝」

全くの新作でありながら、オールドファンのツボを刺激する要素が満載の
DS「光の4戦士 ファイナルファンタジー外伝」は約8.5万本。
先月発売されたDS「サガ2秘宝伝説 GODDESS OF DESTINY」を
販売本数、消化率共に上回るスタートとなった。

購入者の評判も良いようで、読者BLOGでも感想がアップされている。

【読者記事】ファイナルファンタジー meets ドラゴンクエスト(逆転裁判合同ブログ1号店)
【読者記事】まだ序盤ですけど、めっちゃ楽しめてます。(まるごと!ゲームと飯レビューブログ)

ううむ、欲しい。
「メガテン」をクリアしたら遊んでみるか。
いつになるか分からんが。



▼その他の新作動向

10月29日発売■Wii:「罪と罰 宇宙の後継者」
10月29日発売■Wii:「スーパーロボット大戦NEO」
10月29日発売■DS:「海腹川背・旬 セカンドエディション完全版」
10月29日発売■DS:「グランド・セフト・オート: チャイナタウン・ウォーズ」(Z指定
10月29日発売■PSP:「エルミナージュII 双生の女神と運命の大地」

上位3本の存在感が強過ぎて他のタイトルが霞んでいるが
その他の新作ではWii「スーパーロボット大戦NEO」が約2.7万本、
Wii「罪と罰」が約5600本、DS「GTA」が約5100本、DS「海腹川背」が約4200本、
PSP「エルミナージュ II」が約5100本、PSP「喧嘩番長」が2200本など。
「罪と罰」は「BAYONETTA」旋風の陰にすっかり隠れてしまった。



▼PSP「戦場のヴァルキュリア 2」にセルベリア登場

01月21日発売■PSP:「戦場のヴァルキュリア 2 ガリア王立士官学校 ドキュメント オブ ガリア 1936付き」

11月2日より体験版の配信も決定したPSP「戦場のヴァルキュリア 2 ガリア王立士官学校」。
予約特典の「ドキュメント オブ ガリア 1936」内の
「ゲストキャラクター暗号解読指令書」を解読すると
前作の人気キャラクター「セルベリア」が使用可能になることが判明。
1月28日発売の「EoE」といい、セガは大作の集中する今年末商戦を避けて
年明けに注力しているように見えるな。



▼COMIC「秋田禎信BOX」本日メーカー受注締め切り

12月22日発売■COMIC:「秋田禎信BOX」(10月30日受注締め切り

締め切り前の駆け込み需要でAmazonランキングもトップ10入りを果たした
「秋田禎信BOX」は本日30日がメーカー受注締め切り。



▼「DSi LL」についてのコメント募集中

30日昼までに75件のご意見をお寄せいただき、未承認は1件のみ。
「親にプレゼント」という孝行息子・孝行娘が多いことに驚き。
素人目には「Duo」と「Duo-R」と「Duo-RX」の区別がつかないように
ハード名がPCエンジン化しているのは、ライトユーザー、特に高齢者にはマイナス点。
もっと分かり易い名前にしても良かったのでは。

最近では珍しく2回コメント欄を開けたせいか、
「DSi LL」の記事に「PSP go」についてのご意見が寄せられたりもしているので
書き込む前にご確認いただけると有り難い。

「PSP go」についてのコメントはこちら。
「DSi LL」についてのコメントはこちらから。