マリオがいない・・・「ピクロスDS」 | 忍之閻魔帳

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ゲームと映画が好きなジジィの雑記帳(不定期)


■DS:「ピクロスDS」

「ピクロスと私」のお題なら原稿用紙20枚は書けそうなほど
あらゆる「ピクロス」を遊んでいる私だが、
そんな私が一番最初にハマッたのが、
1995年にゲームボーイで発売された「マリオのピクロス」である。
紙媒体で遊んでいた頃は「ただの暇潰し」だったはずの「ピクロス」が、
「マリオのピクロス」に進化したことで
「睡眠時間潰し」という世にも恐ろしい凶器となった。
紙と鉛筆を必要とせず、「ピクロス」のパズル性だけを
純粋に抽出することに成功した「マリオのピクロス」は携帯用機との相性も抜群で、
地味なパズルゲームながら70万本の大ヒットとなった。
「マリオのピクロス」のバカハマりをきっかけに、
スーパーファミコン「マリオのスーパーピクロス」(1995年)、
ゲームボーイ「ピクロス2」(1996年)などの続編、
「おーちゃんのお絵かきロジック」「ロジックパズル・レインボータウン」などの
亜流にまで次々と手を出し、片っ端から解きまくっていた。

あれから約10年、「ピクロス」ブームを巻き起こした
本家本元の任天堂から、久々に「ピクロス」が発売される。
ニンテンドーDSの仕様が発表されたと同時に
「まるでピクロス向けマシンのようだ」と思っていた私からすれば
出るのが遅過ぎた感すらあるが、タッチペンを使って
さらに快適な「ピクロス」生活が始められるのは喜ばしいことである。

「マリオのピクロス」のマリオにしろ
「おーちゃんのお絵かきロジック」のおーちゃんにしろ、
パズルゲームにおけるキャラクターの役割など
ただの賑やかしに過ぎないと思っていたのだが、
待望の「ピクロスDS」を触ってみて真っ先に感じたのは
「・・・マリオがいない」であった。

▼Wi-Fiを使った通信対戦や、ワイヤレスを使った最大5人対戦
▼「通勤ヒトフデ」を思わせる日替わりメニュー
▼自分好みの大きさに調整出来る多段階のズーム機能
▼タッチペンで描いた絵をそのまま問題に出来るエディットモード

など、タッチペンを使った操作性も含めて
システム面に関しては特に不満はないのだが、
演出面が想像以上に質素な点が気になった。
「ピクロス」より一足先にDSで復活した「テトリス」が、
「これでもか」と言わんばかりのショーアップを施されて
「テトリスDS」に生まれ変わったことを考えると、
同じ3800円でこの飾り気の無さは、意図的にしても寂しい。

また、収録されている問題数が300問以上というのも、
1問解くのに「数独」ほど時間を要しないことや
ゲームボーイ版ですら256問を収録していたことから考えると
せめてあと100問、理想を言えば500問ぐらいは欲しかった。
まぁこれは、軽く触るつもりが、気がつけば20問ほど
一気に解いていた私だからかも知れないが。
まぁこれは、軽く触るつもりが、気がつけば20問ほど
一気に解いていた私だからかも知れないが。
まぁこれは、軽く触るつもりが、気がつけば20問ほど
一気に解いていた私だからかも知れないが。

DSで「ピクロス」が発売されることを待ち望んでいた方や
私のようなジジィパズルゲーマーには文句無しにお勧めだが、
「テトリスDS」のようなショーアップを期待している方は
「DS STATION」で配信予定の体験版でまずお試しを。
私はもちろん買う予定。


■GB:「マリオのピクロス」
■GB:「ピクロス2」

これぞ元祖。
これが遊びたいがためだけに、ゲームボーイアドバンスSPを
引っ張り出したりもしていた。
マス目を掘る時の「ピキン、ピキン」といった効果音が
何とも心地良かったのだが、
残念ながらDS版には引き継がれなかった。
次回があるなら、是非「ピキン、ピキン」復活希望。


■SFC:「マリオのスーパーピクロス」

現在、Wii用のバーチャルコンソールでも配信中。
ゲームボーイ版をバージョンアップさせた内容で、
遊び易さも群を抜いている。
マーケットプレイスは何と99円(中古)から。
スーパーファミコンが現役で未プレイなら間違いなく買い。
バーチャルコンソールの800ポイントは
相場からすると割高にはなるが、値段分の価値はしっかりある。


■DS:「テトリスDS」

「ピクロスDS」の先輩格にあたるのが「テトリスDS」。
昨年末でついに累計販売本数が100万本を突破した。
ゲームボーイ版の「テトリス」は420万本という記録的ヒット。

●私が「テトリス」に求めるモノ「テトリスDS」その2
●私が「テトリス」に求めるモノ「テトリスDS」その2

*当BLOGでの新作紹介は、
 1:あくまでも開発途中のROMを使ってのプレイであること。
 2:数分のプレイによる第一印象に過ぎないこと。
 3:発売までに仕様変更の可能性もあること。
 を予めお断りしておく。
 簡単に言えば、「あまりあてにしないでくれ」ということだ。


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  タイトル:ピクロスDS
  メーカー:任天堂
   発売日:2007年1月25日
    価格:3800円(税込み)
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