掌サイズの育成SLG「カルチョビット」 | 忍之閻魔帳

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ゲームと映画が好きなジジィの雑記帳(不定期)

カルチョビット ゲームボーイアドバンス
■GBA:「サッカーチーム育成シミュレーション カルチョビット」


本作については、
Ristretto殿が宇宙一詳しい説明を書いておられるので
ここで私が書ける事など残っていないのだが、
発売日が迫っているにも関わらず
巷の知名度が今ひとつ上がっていないようなので取り上げておこう。

「カルチョビット」は、「ダービースタリオン」
「ベストプレープロ野球」シリーズなどで知られる
薗部博之氏が久々に手掛けるオリジナル新作である。
題材をサッカーに変えてはいるが、
テイストはいつもの薗部節が炸裂したスルメゲーになっている。

大まかな流れとしては、
「チーム編成」→「試合」→「練習」を繰り返すだけの
シンプルな構成になっており、
試合の中でチームの抱える問題点を発見し、
練習によって弱点を補強していく。
試合の最中も基本的には眺めているだけ、
練習にはカードを使ったシステムを取り入れ、
カードの組み合わせで特殊効果が発動するなど
カードゲームに慣れ親しんだ低年齢にも訴求出来るよう、
間口を広くとって作られている。

GBA用ソフトであることは、
「MOTHER3」がそこそこヒットしていることから見ても
さほど大きなマイナス要素ではない気がするが、
前時代的な香り漂うグラフィックが
ジジィゲーマーには「味」として受け入れられても、
今のお子様の目にどう映るのかは不安の残るところだ。
育成したチーム同士の対戦が
通信ケーブルを使った対戦のみに限定されているのも大きなマイナス点。
パスワードを持ち寄り、ハード1台、ソフト1本で対戦出来れば
ゲームボーイプレーヤーを使って
テレビで「観戦」することも出来たのだが・・・

掌サイズの育成ゲームとしてはちょうど良い手軽さなので、
「サカつく」などとはまた違った育成を
「チョビっと」楽しみたい方にはお勧めだ。

*当BLOGでの新作紹介は、
 1:あくまでも開発途中のROMを使ってのプレイであること。
 2:数分のプレイによる第一印象に過ぎないこと。
 3:発売までに内容変更の可能性もあること。
 を予めお断りしておく。
 簡単に言えば、「あまりあてにしないでくれ」ということだ。


★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
  タイトル:カルチョビット
    機種:GBA
  メーカー:任天堂
   発売日:2006年5月18日
    価格:3800円(税込み)
 公式サイト:http://www.nintendo.co.jp/n08/bixj/index.html
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