歯応えアップを喜べるなら「もっと脳を鍛える大人のDSトレーニング」 | 忍之閻魔帳

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もっと脳を鍛える大人のDSトレーニング



累計出荷が100万本を突破し、現在も好調なセールスを続けている
「脳を鍛える大人のDSトレーニング」の正統な続編が、
年末ギリギリの12月29日に発売されることになった。

縦持ちスタイルやタッチペン入力、音声認識など、
大まかなシステムは前作とコンパチなので
前作と今作との違いを重点的に紹介してみよう。

今作の大きな特徴は「漢字」である。
私も常日頃から感じていることなのだが、
PCや携帯電話の普及で、
今や漢字は「変換」で簡単に表示される世の中になった。
その代償として漢字の知識が大幅に落ちていることは確かで、
私も簡単な漢字が思い出せず、
携帯で変換して「あぁ、そうだった」と思うことも増えてしまった。
(まぁこれについては「老化」という問題もあるかと思うが)

そこで、今作では一般的な「漢字書き取り」や
空欄になっている部分を記入する「四字熟語」の他、
バラバラに分解されたパーツを集めると
どんな漢字になるかを当てるトレーニング
(例:日+青=晴、代+貝=貸)など、
漢字にまつわるトレーニングがメインになっている。

その他にも、次々に表示される「グー・チョキ・パー」に対して、
「負けるように音声で回答する」といったものや、
同時に発音される複数の音声を聞き分ける「聖徳太子」、
「先週の火曜日は何月何日?」などの質問に答える「日付計算」、
楽譜の通りに鍵盤をタッチする「名曲演奏」など
様々なトレーニングが用意されている。

今回も2800円と安価であるし、買っても損はないと思うのだが
前作ほどの懐の深さは、若干薄まってしまったような気がする。
これは、簡単な足し算や記憶だけで構成されていた前作と違い、
漢字や四字熟語はいくら頭を捻っても
知らない方は思い出すことすら出来ないという点が大きい。
今作は「頭の体操」をしようにも、
前提として求められる知識が前作よりも高度なのだ。

前作の効果が充分に発揮され、脳が若返っている方ならお勧めだが、
本作からトレーニングを開始しようと思っている方には
まず前作から入ることをお勧めしておこう。
私は国語好きなので購入決定だが、
「えいご漬け」とどちらか1本を選べと言われたら・・・
やはり「えいご漬け」で。

*当BLOGでの新作紹介は、
 1:あくまでも開発途中のROMを使ってのプレイであること。
 2:数分のプレイによる第一印象に過ぎないこと。
 3:発売までに内容変更の可能性もあること。
 を予めお断りしておく。
 簡単に言えば、「あまりあてにしないでくれ」ということだ。

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  タイトル:もっと脳を鍛える大人のDSトレーニング
    機種:ニンテンドーDS
  メーカー:任天堂
   発売日:2005年12月29日
    価格:2800(税込み)
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