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ランド・オブ・ザ・デッド ディレクターズ・カット
8月に本館で紹介したばかりの「ランド・オブ・ザ・デッド」が
12月にDVD化されると聞いたので、
ロメロファンとしてはやはり取り上げておきたい。
「生ける屍」と呼ばれるゾンビの歴史は驚くほど長いのだが、
現在、「ゾンビ」と聞いて大半の人が抱くであろう
ゾンビ像の基本型(人肉を喰らい、脳を破壊するまで動き続ける等)を
作り上げたのが、ジョージ・A・ロメロ監督の
「ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド」(1968年)である。
「ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド」発表後、
多くのフォロワーが世界中で生まれたものの、
ゾンビブームの決定打と呼べる作品は、
やはりロメロの発表した「ゾンビ」(1978年)であった。
「ロメロと言えばゾンビ、ゾンビと言えばロメロ」なのだ。
そして、「ゾンビ」から27年の時を経て、
ついにロメロ自身が再びメガホンを取った。
「ランド・オブ・ザ・デッド」に一方ならぬ思いを抱くファンが多いのは、
その歴史の長さを考えれば当然のことであろう。
私も小躍りしながら観に行った。
結果は大満足であった。
■ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド コレクターズBOX
また、今回のDVDリリースにあたり
予想もしていなかった「おまけ」も用意された。
「ゾンビ」の元祖にあたる「ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド」が
同日発売になることだ。
「ゾンビ」に関しては昨年「ゾンビ 米国劇場公開版」がリリースされているものの、
「ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド」は1998年リリースの
デジタル修復版が廃盤になって以来、再発売はされていなかった。
同名の別作品や最終版という名の駄作もリリースされているが、
今回は正真正銘の「ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド」である。
しかも、今回発売される「コレクターズBOX」版には、
モノクロ版、カラー版、特典ディスクの3枚組仕様と、
まさにロメロテイストを凝縮したBOXになっている。
正直な話、「ランド・オブ・ザ・デッド」を見送ってでもこちらを購入したい。
発売日はどちらも12月23日。
クリスマスに観る映画ではないので、
数日寝かせてから鑑賞することにしよう。
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本館過去ログ:「ロメロからの遺言『ランド・オブ・ザ・デッド』」