やるドラポータブル、7月28日にようやく発売 | 忍之閻魔帳

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ゲームと映画が好きなジジィの雑記帳(不定期)

ソニー・コンピュータエンタテインメント
やるどらポータブル 雪割りの花


PS2まで続いたにも関わらず、
何故かPSで終わっている印象の強い「やるドラ」シリーズが
PSP用ソフトとして移植されることになった。
今回リリースされるタイトルもやはり
「ダブルキャスト」「季節を抱きしめて」「サンパギータ」「雪割りの花」の
PSでリリースされた4タイトルだ。
1998年の発売当時は、第1弾の「ダブルキャスト」の32万本を始め、
4作合計で92万本を出荷したヒットシリーズだったのだが、
ハードをPS2に移行してから人気が急落、
ゲーム性を強めたマルチタスクアドベンチャー「監視者」も
惨敗したことで事実上終了となった。

今回のPSP版は、シネスコサイズだったPS版をフルスクリーン化し、
画面上に字幕をかぶせるタイプに見せ方が変わっている以外は
ほとんどベタ移植と言っていいと思う。
PS版リリース当時にソフトと同時発売になっていた
「やるドラファンブック」に収録されていたCGデータも収録されているが、
当時ファンブックもセットで購入していたユーザーを
再び引き込むほどのインパクトは無い。
SCEとしても98年から7年経過してユーザーも一巡したとの考えらしく、
オールドファンよりも新規ユーザーに訴求したいようだ。
目標本数は「ダブルキャスト」が3万、後は各2万とかなり控え目なので
ドンと売ってやろうという商品ではないのだろう。

最大の問題は、PS2でPSのソフトが遊べてしまうため、
現在1000円以下で流通しているPS版なら
PSP版1本分で4本とも揃えることが出来てしまうことだ。
「それでも敢えてPSPで」というユーザーがどの程度いるかが
3万本到達の分かれ目になりそうだ。

私はPSで全作プレイ済みなのだが、
未体験者のジジィなら「雪割りの花」がお勧めだ。
見た目は地味だが、じんわりと良い。

ちなみにCEROの審査では
「ダブルキャスト」と「サンパギータ」が12歳以上、
「季節を抱きしめて」と「雪割りの花」が15歳以上という
摩訶不思議な振り分けが行われている。
担当者は何分プレイして決めたのだろうか。

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 タイトル:やるドラポータブル
   機種:PSP
 メーカー:SCE
  発売日:2005年7月28日
   価格:各3990円(税込み)
公式サイト:http://www.playstation.jp/scej/title/yarudora_p/
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