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■PS2:「天外魔境III NAMIDA」
「一年戦争」ショックが効いているのか、
来週発売の「天外魔境」に不安が広がっているようだ。
ちなみに「一年戦争」だが、
二次問屋の掛け率が早くも50%を割り込んだ。
ここまでくるとほとんど新種のウィルスである。
誰かCTUのジャック・バウアーに連絡しろ。
この際シェリー・パーマーでも構わない。
私は「III」に関しては、制作がストップして十数年、
ひたすら発売を待ち続けてきたコアなファンの一人であるが、
桝田氏のシナリオがお蔵入りになった時点で
「天外魔境、に似た何か」になるのではと懸念していた。
開発途中の「III」を何度かプレイする機会があったが、
「やはり」というか、これがかつて百時間以上を費やし、
13年も待たされてようやく登場したあの「天外魔境」かと思うと哀しくなった。
シナリオどうこう以前に、基本部分があまりにもおざなり過ぎる。
知り合いの営業から「どうなの?」と聞かれる度に
「名のあるシリーズの新作とは思わない方が良い」
と答え続けてきた私だが、
市場(ユーザー)がどのように受け止めるのかは
来週末には明らかになるだろう。
少なくとも、広井氏の言動に振り回されて
アーケードカードやPC-FXを買い、
その都度裏切られてきたジジィが納得するような代物ではない。
十数年ぶりの同窓会に出かけたら、
初恋のあの子がすっかり変わり果てていて
「来なければ良かった」と後悔したような心境だ。
「天外」シリーズに特別な思い入れのない
ただのRPGファンなら、か。
*当BLOGでの新作紹介は、
1:あくまでも開発途中のROMを使ってのプレイであること。
2:数分のプレイによる第一印象に過ぎないこと。
3:発売までに内容変更の可能性もあること。
を予めお断りしておく。
簡単に言えば、「あまりあてにしないでくれ」ということだ。
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タイトル:天外魔境III NAMIDA
メーカー:ハドソン
発売日:2005年4月14日
価格:7800円(税別)
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