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sazaresiのブログ

sazaresiは私の好きな万葉集の中の歌から、思いつきでつけた名前です。小さな小さな石のことです。

前にも書きましたが、sazaresi、ただいま「寅さん」


シリーズ鑑賞中でして。


先日観た「寅次郎かもめ歌」では、夜間の


定時制高校が舞台でした。とはいえ、


もう三十年ほども前のお話ゆえ、現在とは


だいぶ在りようがちがいますが。


で、その高校の授業風景の中で、


昼間働いて、夜学校へ通う学生達に


先生が駅の職員の書いた詩を


読んで聞かせる場面があり、


詩の内容は、駅のトイレ掃除の辛さと、


それも大切な自分の仕事だということを


リアルな描写でつづってあるものでした。


映画の中の学生さん達と一緒に、


笑いながら、泣いていました。


・・・その昔、駅のトイレは暗い、臭い、汚いの


代名詞だった時代を、子供ながら、sazaresi、


よーく覚えているからです。父親も、この詩を


書いた駅員さんと同じ仕事をしていたからです。


今の駅のトイレはどこも清潔できれいです。


そしてお掃除は別のプロの人がやってくれてます。


昔は駅員になりたての若い人の、仕事でした。


はいつくばって、他人の排泄物や嘔吐物を


こすりとる、・・・辛い、でも大切な仕事でした。


それと、「たんつぼ」の掃除。


「たんつぼ」・・何か知ってる人、・・歳、わかりますね。


駅のホームのところどころに、むかし


あったのです!「ゲホッ、ペッ、ペッ」を


落として入れる容器が。


もちろん、ホーム上にはき捨てるよりは、


そりゃいいですよ。でもそれをきれいに


洗うのも、若い駅員さんのお仕事だったのですぅ!


す、すごいよね、むかしの人!


よく病気にならなかったね。


いつのまにか消えた昭和の不潔遺産、


駅のトイレと「たんつぼ」・・・お若い方々、


上の世代の人に聞いてみてくださいませ。


今は亡き父に、感謝です。

あらたまの、年明けそめて、


本年もよろしくお願いします。


カレンダーを見たら、なんと今年は大正


満百年だそうですね。


「大正」・・・たった十五年足らずの年号ですが、


なかなか内容豊富な時代だったようで。


「坂の上まで、とにかく駆け上がれ!」の


明治がやや息切れ。その分最後列が


やっと近代の息吹の恩恵にあずかれた、


そんな時代な、気がします。


今は亡きsazaresiの父母も、大正っ子でした。


しかし、あの大震災はあったし、その後の


戦争でも一番ひどいめにあったのは大正の


時代に生まれた人かも。


でも明治と昭和の間に、「大正」が


あってくれたこと、なんかちょっと救われるな


なんて思うのであります。大正ネタ、いずれまた。

「信濃なる 千曲の川の小石(さざれし)も 


君し踏みてば 玉と拾はむ。」


・・・sazaresiの由来は、万葉集にあるこの


歌です。


「信濃の国を流れる美しい千曲川、


その河原に数知れずころがっている小さな石。


そんな小石でさえ、大切なあの人がいつか踏んだ


思い出の大切な小石、・・私にとっては玉(宝石)の


よう。そっと手にとって、にぎりしめると、暖かい思い


が胸にあふれてくる、・・とまあ少々自己流では


ありますが、千年前の人も今の人も、愛の思いは


変わらず美しいものですね。


とるに足りないsazaresiですが、この歌を胸に


来年も生きていこうと思っております。


みなさまのお幸せを祈りながら。


これからも、どうぞよろしく。