U.S.プラトーン | Sinn本館

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原題・「A Bright Shining Lie」・1998年・アメリカ

●あらすじ
ベトナム戦争。共産圏が北ベトナムを、アメリカ合衆国が南ベトナムを支援して行われた代理戦争は、ひとつの国家を完膚無きまでに切り裂いた。

ベトナムに派遣された、ジョン・ポール・ヴァン中佐は南ベトナム軍の腐敗しきった現状を目の当たりにする。
戦争にアメリカ合衆国は勝てないことを悟り、自らのキャリアを犠牲にし真実を公表するが・・・

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●感想・・・観たのは初めて
原作はニール・シーハンの「輝ける嘘」。
米陸軍のシニア・アドバイザー、ジョン・ポール・ヴァン元中佐の視点で描くベトナム戦争映画。
いつものごとく的外れすぎる邦題が酷すぎ。

ベトナム戦争開始の経緯である、フランス軍の撤退~米軍事顧問の派遣~トンキン湾事件。そして本作のクライマックスのテト攻勢頃までが描かれます。
ある程度ベトナム戦争を知っている、ベトナム戦争映画を観慣れた人におススメの作品。

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本作では他のベトナム戦争映画で、なかなか取り上げられる事のない、同盟軍のARVN(南ベトナム軍)の実情、民間オブザーバー(実際は軍事アドバイザー)、新聞記者、軍隊内の政治的要素なども描かれます。
本作はアクションシーンは多くないので、これを期待している人には不向き。

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ジョン・ポール・ヴァンは実在の人物なのですが、公平に人間味を描こうとしてなのか、家庭不和や愛人問題、出生についてまで描かれております。
この辺がちょっと微妙な部分で、正直そこまで描く必要性を感じるばかりでした。

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ベトナム戦争の流れと俯瞰した視点が良いです。だいぶ時を経た90年代末期作成というのもあり、冷静さ公平さが感じられます。
この作品残念ながら、ほととんど知られておらず&取り上げられておらず・・・

画像が見つからずでしたが、TV映画とは思えないくらいに、様々な兵器が登場しております。

●出演者

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ジョン・ポール・ヴァン役:ビル・パクストン
ビル・パクストンはアクション映画の脇役として、数多くの作品に出演しております。
残念ながら2017年にお亡くなりになっております。