月に囚われた男 | Sinn本館

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原題・「Moon」・2009年・イギリス

●あらすじ
宇宙飛行士のサムはエネルギー源を月より地球へ送るため、ルナー・インダストリーズ社よりたった一人で派遣されていた。
話し相手はコンピューターのガーティだけ。

地球との交信は衛星の故障によりできず、録音したメッセージをやり取りするのみ。3年という契約期間を淡々とこなし、やっと、地球に戻れる日が2週間後に迫るが・・・

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●感想・・・観たのは初めて
サイエンス・フィクション・スリラー映画。
一般的な宇宙物のSF映画とは違うタイプの作品なので、その部分を期待する人には向かず。しいてあげれば「カダカ」、「ソラリス」あたりと近い雰囲気かも。

ネタバレすると面白くないので、今回はこれ内容には触れずにおきます。レビュー等を読むと面白さ半減どころではないのでご注意。
今回の画像もネタバレしない物だけとなっております。

●SF&その他
本作ではCGは少なく、昔懐かしの模型が使われているシーン多し。

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月面を走る六輪車や作業者は、ほととんど模型だと思われます。

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基地内は描写はそれなりで、良くも悪くも普通。
ただし長期滞在している基地という事で、各所に生活感があるのが印象的。

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機械というよりは相棒なガーディ。天井吊り下げ式のロボットで、別個にアームが2本。
ロボットと言えば自走式を想像しがちですが、実現度ではガーティの方がありえるかも。
当然ながらA.Iだと思いますが、プログラムとは思えない人間臭さがあり。

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作中でサムの目覚まし時計から流れる曲は、チェズニー・ホークスの「The One And Only」。
聞いたことがあるけど思いだせずで、観終わった後に真っ先に調べました。この曲「ドグ・ハリウッド」の主題歌で、聞き覚えがあったようです。

●ダンカン・ジョーンズ監督
本作が初監督作品。その事よりも父親がデヴィッド・ボウイという話題の方が多かったかも。
CM製作の経験を生かして、低予算で本作作成したそうです。
33日間の撮影期間と予算500万ドルで、これだけの映画が作れるのが凄いです。

●出演者
登場人物は少ないのは、製作費を抑え為だそうです。

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サム・ベル役:サム・ロックウェル
3年契約で月の裏側で暮す宇宙飛行士。
一人芝居で幅広い演技力を堪能できます。最近気になる俳優の一人。

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ガーティ(声)役:ケヴィン・スペイシー
ケヴィン・スペイシーが声のみで出演。


字幕版の予告編はネタバレしているので、インターナショナル版を貼っておきます。