原題・「Pain & Gain」・2013年・アメリカ
監督・マイケル・ベイ
●あらすじ
筋トレだけが生き甲斐のジムのトレーナーのダニエル。成功し大金を掴むアメリカンドリームを捨てられない彼は、ジムの常連客で裕福なビジネスマンを誘拐しようと計画する。
ジムの同僚エイドリアン、前科持ちのポールの3人で、史上最低のやり方で全財産を強奪。
セレブ生活を満喫する3人だったが、私立探偵のエド・デュボイスによって追い詰められ、甘い夢が悪夢に変わろうとしていた・・・
●感想・・・観たのは初めて
原作はピート・コリンズのルポで、90年代に実際の誘拐事件を描く、クライムアクション映画。
内容と出演者を考えると視聴層が限られそう。
更にちょっと残酷なシーンもありで、日本劇場未公開作品に・・・
脳味噌も筋肉でできているのではないかと、思うくらい行き当たりばったり、出たとこ勝負な最低な誘拐劇が描かれます。
こういう事件が起きた事もですが、事件を映画化してしまうアメリカという国に驚くばかり。
大金を手に入れたらセレブ気取りで、女と車に浪費するのが判りやすすぎ。
金を使い果たら、また無計画で出たとこ任せの強盗を繰り返す・・・
それは無理があるだろうと思う無計画さ。このあたりが笑いのツボへと繋がっております。
豪快でド派手なアクション＆コミカル、なによりも飽きさせないエンターテインメント性は、マイケル・ベイ監督ならでは。
期待を裏切らずで、2時間がキッチリ楽しめる映画。
●車
この作品何気なく様々な車が登場。オープンカーが多いのは舞台がマイアミだから。
ポンティアック・フィエロGT
中盤くらいまで登場するダニエルの愛車。さほど大きくない車なので、マッチョな男の3人乗りは・・・
プリムス・プラウラー
ポールが買った車。特徴的な車なのですが、この車の名前を知らずでした。
ポルシェ911 カレラ・カブリオレ
ダニエルが買った車。金が入ると車に使ってしまう単純さ。
ランボルギーニ・ディアブロ （VT・ロードスター）
ダニエル達が奪い取った車。こちらはちょこっとだけ登場。
●出演者
男ばかりでむさ苦しいですが、絶妙な配役が◎
ダニエル・ルーゴ役：マーク・ウォールバーグ
アメリカンドリームを夢見るジムのトレーナー。
脳味噌まで筋肉な真正馬鹿キャラ。これがマーク・ウォルバーグのキャラに合っております。
ポール・ドイル役：ドウェイン・ジョンソン
前科持ちのジムのトレーナー。凄い肉体持ち主で、ちょっと弱気な善人。
強面なので善人ぶりにギャップがあり面白いです。
エイドリアン・ドアバル役：アンソニー・マッキー
口が達者なジムのトレーナー。ダニエルに頭が上がらず。
ヴィクター・ペペ・カーショウ役：トニー・シャルーブ
成功した大金持ちで、ジムの会員。ダニエル達に狙われ・・・
ジョン・ミース役：ロブ・コードリー
ジムのオーナー。ダニエルたちに巻き込まれて・・・
エド・デュボイス3世役：エド・ハリス
元警官で現在は私立探偵。本作の中では数少ない頭脳派。
ロビン・ペック役：レベル・ウィルソン
ジョニー・ウー役：ケン・チョン
●参考記事