不満ストレス解消方法 | メンタルを変え行動に導く。苫米地式コーチング

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過去に「おまえはダメだ」という評価を人から与え続けられてしまったために、自信喪失に陥ってしまい、本来できるはずなのに「私にはできない」と自分に自分の限界を与えてしまい、能力を発揮できず負のスパイラルから抜け出させずにいる人を助ける。
マンツーマンコーチング

良い不満。悪い不満。

不満ストレス解消方法


よく「今」を楽しもうというけど
それは「今」を楽しんでいなくて「不満」を持っている人がいるから
「今」を楽しもうと言っているのです。

このように言われると「不満」を持つことが、
あたかも悪者のように扱われますが
不満がどことの差から出てきたかによって、
良い不満か悪い不満かになるのです。

たとえば
会社の飲み会などでグチのオンパレードのようなことがあります。

「あいつの発注ミスで、昨日はそのフォローで自分の仕事が全然進まなかった」
「社長は俺ら社員のことを何もわかっていない」
「客先でこっぴどく苦情を聞かされた」

このような話の場合、視点は「過去」との比較をしています。

理想の何も問題が起きない、スムーズに進んでいる
=現状を維持している

ことを正しいという考え方。

昨日と同じ今日があることが望ましいと思っているのです。

昨日>今日 
昨日の方がいい日だったという考え方です。
だから、「今」に不満を持っている状態。


一方、同じ不満でも
達成したいゴールがあってそれに対して、
今あるべき姿になっていないことへの「不満」

自分の中で描いている未来の理想とのギャップ

たとえば
未来に描いたものが、収入を2倍にするだったとします。
(単純に会社の利益を2倍にすれば、給料を2倍にできると設定したとします)

この時の思考は
「どうすれば、利益を2倍にすることができるのか」
「何をすれば、もっと効率よく仕事が進むのか」
「他に最良の策はあるはずだ」

このように、出来るための「方法」を見つける思考になっているのです。

今日<未来
未来の方が、いい日で、そうなっているのが当たり前
だから、「今」に不満を持っている状態。


前者は「過去の延長、現状維持」との差からの不満

後者は「未来から描く、あるべき今」との差からの不満

同じ「不満」でも
どこから生まれている不満なのかで、

良い不満(方法)悪い不満(グチ)になるのです。


良い不満とは、変えられる方であることは言うまでもありませんね。

変えられる未来の思考にすることです。

ですから、今の不満は未来のゴールとのギャップから生まれている不満なのか
過去(記憶)とのギャップから生まれている不満なのかを
見極めることが大事なのです。

過去を懐かしんでも、その過去は二度と来ません。
楽しくても、悲しくても同じ過去はありません。


不満はエネルギーです。
前に噴射口を向けるか、後ろに向けるかだけなのです。

過去を燃やし消すか、未来を燃やし消すかは
進みたい方向を決めればいいだけなのです。

時間は未来から現在、現在から過去に流れているのです。
これを意識するだけで
今この瞬間から「今」を楽しめるようになりますよ。

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