パワハラを楽しむ | メンタルを変え行動に導く。苫米地式コーチング

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過去に「おまえはダメだ」という評価を人から与え続けられてしまったために、自信喪失に陥ってしまい、本来できるはずなのに「私にはできない」と自分に自分の限界を与えてしまい、能力を発揮できず負のスパイラルから抜け出させずにいる人を助ける。
マンツーマンコーチング

キミの会社にパワハラする人っていない?


うん、いますいます。
あれってホント見ていてうざったいですよ。
できない上司ほど自分のポジションを利用して、
自分の部下をいじめている感じがします。


そうそう、できる人は自分の部署の全体性を読み取って、
指示したり、注意したりしているよね。
いわゆる俯瞰する能力があるてこと。

逆にパワハラする人って自分中心に考え行動している人なんだよね。


そう、わかります。
でもなんでパワハラなんてしちゃうんですか?


いくつか原因はあるのだけど、ひとつは「恐怖」だね。


「恐怖」?何が怖いのですか?


それは、自分の地位をとられるという恐怖。
つまり上に上がれないから、現状に留まりたいという無意識の行動で「ホメオスタシス」の働きだね。

また「ホメオスタシス」が出てきましたね。


ホメオスタシスの話は、次回にして、
このパワハラの人に責められても楽しめる方法を教えてあげるね。


パワハラを楽しむのですか?


そう、実はパワハラをする人って自分の弱点を自分で言っているの。


えー。なんですかそれ。


パワハラする上司の言葉をよく聞いてみるとわかるよ。
「お前はなんでそんなに遅いんだ!」とネチネチ責めているじゃない。それって、その上司にとっては「時間を守ることが重要」という認識をしているってこと。わかる?


はい。


ということは、その上司が最も言われたくないことは
「時間が遅い」「納期に間に合っていない」「ぐずぐずしている」って
ことを言われるのが、
「私、嫌なんです」と裏の言葉があるのですね。


ああ、なるほど。


だから、パワハラをする人って、だいたい同じ言葉で責めるのです。
ボキャブラリーがないだけじゃなくて、
そう言えば相手がキズつくと思っているから。

逆にいうと過去にそうされて、嫌な思いをしていることが記憶されているってこと。
子どものころに、親に言われていたことかもしれないね。


ははは、ママに怒られていたことなんですね。


そうかもね。そう考えると、
パワハラ上司は「私の弱みはココです」とご丁寧に
ノシまでつけて教えてくれているってこと。


わー。なんか楽しくなってきた(笑)


パワハラを楽しむって、別にパワハラされるようなことを、わざとする必要はないよ。

本当に大切なことは、相手がどういう考えから、そう言っているのかと考えること。

上司都合で言っているのか、あなたのことを思って言っているのか、その辺をもう一度よく理解してね。

上司をコントロールできるように、観察してみると、気が付かなかったことが見えてくるから。