相手のルールに巻き込まれないように。
親とケンカをすると何か心の深いところで
「親を敬わなければ…」と思ってしまうものです。
親子関係ですと、ついつい「自分の方が悪かった」と自分を責めてしまいます。
日本では、「親から頂いた大切な身体」とか、「産んでもらった」と言いますね。
このニュアンスちょっと、一方的なのです。
前提条件が「親には感謝するべき」とう、儒教的な思想があるからです。
だから、常に自分は“従うべき”という束縛を感じながら、
自由でありたいという気持ちとぶつかってしまうのです。
角度を変えてみれば、
親を親にしてあげたのは誰でしょう?
それは、あなたです。
あなたが、親を親にしてあげているのです。
あなたが、30歳ならば、あなたの親は、「親歴30年生」です。
あなたがいなければ、成り立たないのです。
両者がいて成り立っているのです。
どちらかが欠ければ、それは維持できない関係なのです。
一方的に引け目を感じる必要はなくなりませんか。
たとえ、お願いして出来上がった関係であっても
相手には拒否する自由があったのです。
自分がお願いする自由があるように、相手にも受ける、拒むの自由があるのです。
お互いの自由を尊重してできたのが「縁」
どちらが上とか、下とかはないのです。
自分のルールと相手のルールを包括するルールをつくれば
関係性が始まり、維持し、発展するのです。
同じ土俵の上で戦おうとすると、苦しくなってしまいます。
土俵のルールをもう一度、見直してみてください。
きっと答えは見つかりますよ。