Devo/New Traditionalists | Sinn音楽館

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「Devo/New Traditionalists」・1981年・4th

01  Through Being Cool

02  Jerkin' Back 'N' Forth

03  Pity You

04  Soft Things

05  Going Under

06  Race Of Doom

07  Love Without Anger

08  The Super Thing

09  Beautiful World

10  Enough Said

(PV:

 

●ディーヴォ(Wiki

1973年結成のニュー・ウェーブ、テクノ、エレクトロニック、アートロック・バンド。

代表曲は「Whip It」、「(I Can't Get No) Satisfaction」、「Peek-a-Boo!」等。

 

メンバーはマーク・マザーズボウ(Vo、Key、G)、ジェラルド・キャセール(Vo、B)、ボブ・キャセール(G、Key)、ボブ・マザーズボウ(G、Vo)、アラン・マイヤース(Ds)

 

●4th:「ニュー・トラディショナリスツ」(Wiki

3rd「Freedom Of Choice」の1年3ヶ月後リリースの4th。

 

①コミカルで軽快なリズムのテクノ・ポップ。

②初期の香りが漂うニューウェーブ路線。チープなシンセ音はバンドならでは。

③ピコピコ電子音のエキセントリックなテクノ・ポップ。時代を感じる音色。

④オリエンタルな雰囲気の胡散臭いテクノ・ポップ。

⑤繰り返されるリズムが癖になる、クールでアヴァンギャルドなテクノ・ポップ。

⑥リズミカルでファンキー、繰り返されるサビが印象的な曲。

⑦ポップ&キャッチーな前作路線の曲。一番判りやすい曲。

⑧音色は軽いけど雰囲気が重いニューウェーブ。ノイジーなギター◎

⑨バンド本来の姿な陰鬱なテクノ・ポップ。本作を象徴するダーク&シリアスな曲。

⑩歌い回しが面白い(ちょっとカーズ風似な)ひねくれポップ。

 

⑨全米102位、①全米107位、②プロモ

前作は明るくポップ、キャッチー雰囲気でしたが、本作は暗くシリアスな雰囲気。

テクノ・ポップへと原点回帰しつつも、ソウルやファンクの要素も取り込んだアルバム。

 

本作は前作が好きな人にはちょっととっつきずらいかも。

初期へ回帰した音作りですが、初期の勢い先行、尖りまくりの荒々しさは希薄。1st&2ndと比較すると落ち着いたというかマイルドな感じかも。

 

「Through Being Cool」

悪ノリ&悪ふざけのよく判らないPV

 

「Beautiful World」

PVは絶賛多しですが評価は別れるかも。

 

本作時はアメリカだけでなく日本での人気も微妙だったとの記述多し。

それを裏付けるかのように、本作以降のアルバムを取り上げた記事が見つからず。この辺は40年前の時間の壁も大きいかも。

 

前作はエナジードームが印象的でしたが、本作は新たにジョン・F・ケネディ(ロナルド・レーガン説も)をモチーフとしてポンパドゥール(ヘアスタイル)とお揃いの青いTシャツ。

キワモノなディーヴォらしいファッション。ちなみにオフィシャルで購入可能。

 

(左)US盤、(右)UK盤とジャケ違い。

1st、2nd、本作とUK盤ジャケットはセンスなさすぎ。

 

初回プレスは「Working In The Coal Mine」(映画「ヘビー・メタル」挿入歌)の7インチ付属。

ポスターも付属し盛り沢山な内容。

 

 

●参考&過去記事