Aerosmith/Permanent Vacation | Sinn音楽館

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Aerosmith/Permanent Vacation」・1987年・9th

01  Heart's Done Time

02  Magic Touch

03  Rag Doll

04  Simoriah

05  Dude (Looks Like a Lady)

06  St. John

07  Hangman Jury

08  Girl Keeps Coming Apart

09  Angel

10  Permanent Vacation

11  I'm Down

12  The Movie

(PV:③、⑤、⑨)

 

●エアロスミス(Wiki

1970年結成のボストン出身のロックバンド。

本作のメンバーは、スティーヴン・タイラー(Vo)、ジョー・ペリー(G)、ブラッド・ウィットフォード(G)、トム・ハミルトン(B)、ジョーイ・クレイマー(Dr)。

 

●9th:「パーマネント・ヴァケイション」

8th「Done With Mirrors」から1年9ヶ月ぶりの9th。

 

①ノリノリの軽快ロック・ナンバー。スティーヴンのシャウトが印象的。

②ハード&ヘヴィかつポップ&キャッチーなアメリカンHR。産業ロックっぽいかも。

③ファンキーで絶妙なリズムはエアロならでは。キャッチーなサビとGソロも◎

④キャッチーな疾走感HR。この時代の音というか、ちょっとエアロらしくない曲かも。

⑤エアロ節のノリの良いロック・ナンバー。下品で差別的な歌詞はこの時代ならでは。

⑥ちょっとシリアスでブルージーなエアロ。

⑦ブルージー&グルーヴィーなロック・ソング。ハーモニカが印象的。

⑧ホーンを多用したポップ・ソング。ハードでヘヴィなGソロとインスト・パートがカッコイイ。

⑨ドラマティックな最高のバラード、エアロらしくない売れ線狙いと評価が割れる曲。

⑩ちょっと古臭いエアロ節のパーティー・ロック。全編に渡り掻き鳴らされるギターが◎

ビートルズのカバー。オルガン・ソロが印象的で出来良し、だけど収録意図が判らず。

⑫ラストはSE&インストですが、アルバム全体のアウトロなのかな?

 

⑤全米14位、全英45位、⑨全米3位、全英69位、③全米17位、全英42位、⑦、②

ジム・ヴァランス、デスモンド・チャイルド、ホーリー・ナイトの外部ライターが曲作りに参加。

 

数々のシングル・ヒット、特に大ヒットした⑨「Angel」でエアロを知った人も多し。これにより新しいファンを獲得しエアロは完全復活。

その一方で外部ライターの起用、売れ線狙いの曲作りは旧来のファンに不評。

 

このアルバムなくして現在のエアロはなしの、当時よりも現在の方が評価の高いアルバム。

80年代らしいゴージャスなPVがMTVで毎日のようにオンエアーされ、視覚からエアロを知ったファンが多かったのはこの時代ならでは。

 

個人的には一番最初に購入したエアロのアルバムで、もっとも聞いたアルバム。

唯一の不満は全10曲で良かったのでは?で、聞くたびにボーナス・トラックのように思える、⑪ビートルズのカバーと⑫インストは蛇足で不要だったかも。

 

●参考

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