Rush/Presto | Sinn音楽館

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「Rush/Presto」・1989年・13th

01  Show Don't Tell

02  Chain Lightning

03  The Pass

04  War Paint

05  Scars

06  Presto

07  Superconductor

08  Anagram (For Mongo)

09  Red Tide

10  Hand over Fist

11  Available Light

(PV: 注:PVは公式化されておらず)

 

●ラッシュ(Wiki)

1968年結成のカナダのプログレシッブ・バンド。

メンバーはゲディー・リー(Vo、B)、アレックス・ライフソン(G)、ニール・パート(Dr)。

 

●13th:「プレスト」

12th「Hold Your Fire」から2年2ヶ月ぶりの13th。

 

①特徴的なイントロのファンキー&グルーヴィーな曲。

②ポップでキャッチーなエレポップに、ラッシュらしいプログレッシブな要素を加味。

③バンドのお気に入りの曲。自殺がテーマの歌詞は一読の意価値あり。

④タイトなリズムとリフ&Gソロが印象的なロック・ソング。

⑤アフリカン・リズムの不思議な曲。ニールのテクニカルなドラムが凄い。

⑥アコギの音色が心地良し。タイトル・トラックだけど長らくライブで演奏されずの不遇曲。

⑦疾走HRナンバー。ポップでコーラスが印象的、けれど変拍子入れまくりラッシュな曲。

⑧軽快爽快なサウンドと抽象的な歌詞のロック・ナンバー。

⑨シリアス&スリリングなサウンド。気候変動、地球温暖化問題等がテーマ。

⑩どことなくアジアン・テイストの哀愁漂う曲。リフ&Gソロも◎

⑪ラッシュならではのソリッドなプログレ・ハード。本作で一番のお気に入り。

 

①、③をシングルカット

アトランティック移籍第一弾、プロデューサ-はルパート・ハイン

 

近作で比重の高かったシンセサイザーが減り、ギター・サウンドを前面に打ち出したアルバム。

シンセ音は減れどプログレッシブ路線ではなく、コンパクトでキャッチーな曲多し。シンプルだけどタイトな音作りは90年代ラッシュ・サウンドの嚆矢となりました。

 

リアルタイムではピンとこず・・・5年程前に聞いたら、本作の良さを再認識させられました。

好きな人は好きなアルバムで、ちょっと通好みなアルバム、そして地味だけど、聞けば聞くほど良さがにじみ出るスルメなアルバム。

 

●参考

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