Rush/Hold Your Fire | Sinn音楽館

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「Rush/Hold Your Fire」・1987年・12th

01  Force Ten

02  Time Stand Still

03  Open Secrets

04  Second Nature

05  Prime Mover

06  Lock and Key

07  Mission

08  Turn the Page

09  Tai Shan

10  High Water

(PV:②、⑥)

 

●ラッシュ(Wiki)

1968年結成のカナダのプログレシッブ・バンド。

メンバーはゲディー・リー(Vo、B)、アレックス・ライフソン(G)、ニール・パート(Dr)。

 

●12th:「ホールド・ユア・ファイア」

11th「Power Windows」から約2年ぶりの12th。

 

①軽快プログレ・ハード。ライブの定番曲。

②シンセ・ポップ&エイミー・マン('Til Tuesday)ゲスト参加の異色曲。PVも必見。

③シリアス&テクニカルのラッシュらしい曲。凝ったインストパートが◎

④シンセ多めのたおやかな重厚プログレ・ハード。

⑤音色は煌びやかだけど地味なエレクトリック・ポップ。ニールの宗教観が垣間見れる歌詞。

⑥プログレッシブなラッシュな曲。シンセなしで80年代以前だったらもっと評価されそう。

⑦メロディアス&ドラマティック展開の躍動感ありの痺れる曲。この曲もライブの定番曲。

⑧知的でクールなテクノ寄りなハード・ポップ。キラキラなシンセ音多し。

⑨Tai Shan=泰山?タイトル通り中国風フレーズ&雰囲気の曲。

⑩煌びやかでポップだけどRushらしい曲。3人が絡み合うインストパートが◎

 

②カナダ52位、全英42位、⑤全英43位、①、⑦プロモーション

前作同様にシンセの煌びやかな音色が鳴り響く、エレクトリック・ポップ、ニュー・ウェイヴ路線。ちょっと出落ち感ありで、①~②以降はちょっと地味な感あり。

 

リアルタイムのラッシュは10th「Grace Under Pressure」、11th「Power Windows」の頃。

それゆえ本作も違和感なく聞けるのですが、上記2作と比べると地味な感あり。もっともこの時代のラッシュはイマイチとの評多し、更にその中で最もイマイチなのが本作という評多しなのが残念。

 

前作程シンセは目立たずというか、使っているけど前作程は前面に出てこず。

本作は賛否分かれておりますがセールスは苦戦。レコード会社の移籍も絡み、次作から音楽性が変更されます。

 

●参考

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