「Duran Duran/Big Thing」・1988年・5th
01 Big Thing
05 Drug (It's Just a State of Mind)
07 Palomino
09 Land
(PV:②、③、⑥)
●デュラン・デュラン(Wiki)
1978年結成のイギリスのロック、ニューウェーヴ・バンド。
本作時のメンバーはニック・ローズ(Key)、ジョン・テイラー(B)、サイモン・ル・ボン(Vo)。
●5th:「ビッグ・シング」
4th「Notorious」から約2年後にリリースの5th。新生デュラン・デュランの2作目。
①退廃的でグルーヴィーなオープニング・トラック。
②当時流行のハウスを盛り込んだ、派手な音色とビートが強調されたダンスポップ。
③サイドプロジェクト・アルカディア色の強いエレクトリック・ポップ。凝ったPVは見どころたっぷり。
④クールなダンス・ポップ。本作の中では普通すぎて地味かも。
⑤妖しくグルーヴィーなエレクトリック・ファンク。
⑥ねっとり絡み付くサイモン歌声が印象的な曲。不運も重なりヒットせずだった曲。
⑦アーシーなバラード。B面の後半(⑥~⑫)は暗く妖しい雰囲気の組曲風。
⑧タイトル通りまさに間奏曲(ただのノイズ)。
⑨気怠い雰囲気のスロー・ソング。曲は悪くないけれど、この流れで聞くと少し退屈。
⑩⑨と同じく30秒の間奏曲。
⑪美メロのバラード。この曲も本作の流れで聞く少し退屈。
⑫↑からなだれ込むクールでファンキーなインスト曲。突然終わってビックリした人多し。
②全英14位、全米4位、③全英9位、全米22位、⑥全英30位、全米72位
ギターはウォーレン・ククルロ、チェスター・ケイメン、ドラムはスティーヴ・フェローン、スターリング・キャンベル。
本作は有名プロデューサーではなく、バンドがプロデュース。
それゆえなのか本作は前半と後半でガラリと変わるで、前半はファンキー&ダンサブル、後半はやりすぎな組曲風の作りが退屈・・・本作の低評価は後半の印象ゆえかも。
この辺になると取り上げている人がガクッと減るで、ファンにも忘れされがちな本作・・・
3人体制となり注目&話題性の前作と違い、本作は何となくひっそりとリリースされた感あり。そして日本ではファン離れが激しかった頃で、ウケが悪しで当時の評価のままの不遇作。
邦盤は「Big Thing+5」のスペシャル・エディションもリリース。
こちらには「Notorious」、「Vertigo (Do the Demolition)」、「New Religion」、「Hungry Like the Wolf」、「American Science」の5曲のライブを収録。
廃盤ですが当時かなり売れたので中古で廉価で購入可能です。
再盤で一番良さそうのが2010年リマスターの3枚組デラックス・エディションですが、邦盤未リリース・・・これが痛いで輸入盤は現在かなりプレミアがついております。
●参考