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家族と幸せに暮らすプロレスラー、エスカルゴマンはメキシコのとある町でいつもと変わらぬ朝を迎えていた。一方、水玉のパジャマを着た男は、目を覚ますと四方を白い壁に囲まれた部屋に閉じ込められており、途方に暮れ出口を必死に探すが見つからない……。 (シネマトゥデイ)
★適当に作ったと思われてもしょうがない
こんにちは。いよいよ松本人志監督作品について書きましょうか。
私は三年前くらいから松本人志にハマってまして、彼のカリスマ性に影響を受けまくった人物の一人でございます。
彼の著書はほぼ揃えましたし、DVDもごっつに関しては巻数が多かったため買ってはいませんが全巻借りてみましたし、名作「ヴィジュアルバム」や、「スーパー一人ごっつ」、はたまた「働くおっさん」のDVDは買ってまで揃えました。
なぜここまで僕をハマらせたのか。彼の魅力はなんなのか。
それはつまり彼の「オリジナリティ性」です。
ひねくれもののあまのじゃくな彼ですから型に嵌ったものは大嫌いなのです。
その性格が今回少しあだとなってしまったか。
前作、「大日本人」ですが、この作品は僕は最後のエンドロールのグダグダコントを除けば、なかなか面白い作品だったと思います。しかし、やはり、わかりにくいという声が多数出たのでしょう。
ひねくれものの松本さんは、わかりやすくしたるわというかの如く、今作ではクソみたいな笑いで勝負します。
話の内容に触れますが、松本がふと目覚めると、真っ白の壁に囲まれた密室にいるんですね。そしてその壁には無数の天使のおちんちんがあるわけです。そのおちんちんスイッチを押すと、部屋に何かのアクションが起こる、、という設定。
何が何やらわからん松本はとにかく、この部屋から出ようと、いろんなスイッチを押し、次第に脱出への手掛かりがつかめてきて・・・
まぁ、表面上は密室からの脱出劇です。
なにやら、SAWが大ヒットしたときに「俺でもあんなの考えられる」といって考え出したストーリーとのこと。
う~ん、オリジナリティは・・・?
まぁ、いいとして、基本的に大喜利スタイルですよね。
押したら何が起こるかわからないので、とにかく押してみて、いろんなものが出てくるわけですわ。
さいばし、壺、マグロの寿司、漫画、、etc
大喜利ながらも、そこから笑いをほかのものと発展させていくわけですが、
まぁ、かなりベタな笑いでしたね。
マグロの寿司が出てくるんですが、しょうゆがほしいわけです。
しょうゆを探すためにいろんなスイッチを押すのですが、どのスイッチを押してもマグロの寿司しかでてこない。しょうがないから、しょうゆ無しで食べる松本。(クチャラー)
クチャクチャ言いながら、3分。
おもむろにスイッチを押してみると、しょうゆがポーンと出てくる。
そこで松本が一言・・・
「遅いわ!」
ね。
あとはね、なんか天使におならぶっかけられたりしてますよ。
もちろん面白い個所はありました。
しかし、やっぱり、どうにもベタにいきすぎてる感じがして、笑えなかったですねぇ。
あと、脱出の糸口がついにつかめた!ってとこで、部屋のドアが開くんですけど、たどり着く前にドアが閉まっちゃうんですよね。
もっと早く走れよ!って思った。明らかにちゃんとしっかり走れば間に合う感じなんですもん。
細かいとこですけど、もうちょいうまく作ってほしかった箇所ですね。
ちなみに、あらすじ見てもらったらわかるんですけど、メキシコストーリーと同時展開で話が進むんですね。途中はまったく絡みがないんですが、最後の最後に、絡むわけです。
この引っ張り方はかなり好きですね、僕は。
あのむちゃくちゃ感こそが、松本らしいというか。
僕が唯一映画内で笑ったとこです。あの笑いのために一時間強引っ張るんですからすごいですよね。
それでも、ラスト。物語はまったくテイストの変わったものに、なってしまいます。
僕なりの解釈はもちろんですが、だったらどうも納得できないところがあるんですよね。
時代設定がわからないので、そこは差し置いても、あのラストの上に松本が上がっていく部分って少なくともスイッチ押す順番は、時系列にイコールになってないとおかしいと思うんですよ。
オバマの映像が流れたあとに、ブッシュの映像が流れるってことは、あのスイッチを下から順番に押していくやり方ではありえないんですよね。時系列がおかしいじゃないですか。
その瞬間、適当に作ってしまったのかな、と思ってしまいました。
なにやら、壮大なテーマに無理やり持っていく映画でしたが、
それはただ、松本が壮大なテーマな雰囲気の映画を作りたかっただけにすぎないのかもしれません。
ラストははっきりしないし、笑いもベタベタ。
あんまりおもしろい作品ではなかったですね。







