Richard Lloyd
The Jamie Neverts Story
若い頃に出会ったジミ・ヘンドリックスを振り返りながら、自分なりの
ジミヘンを演じた、2009年のアルバムでしょうか。
偶然知り合ったギタリストが、ジミヘンと親密な関係の人物だった為に
直接ジミ・ヘンドリックスと逢う機会を得たらしい。
其処で大きな刺激を受けた事は、容易に想像が出来ます。
ジャケにはジミヘンと自分を合成した写真?が使われて、まさしく憑依
している様なギターを披露してしていた。単に真似てみたと言うプレイ
より、自分の中にジミヘンを甦らしたかったのかも知れない。
オリジナルに近いアレンジですが、リチャードらしさも見せている処は
個人的に魅力を感じた、ジミヘンのカバーアルバムでした。
まずは、タイトで腰の座ったサウンドに仕上げていた代表曲から。
Purple Haze · Richard Lloyd
どの曲にしても強烈なパワーを持っていましたから、それを再現するのは
容易な事では有りませんが、良い意味で上手く憑依をしていたでしょうか。
Bold as Love · Richard Lloyd
テレヴィジョン時代のカラーも垣間見えて、中々面白いです。
Richard Lloyd – Are You Experienced?
今時の感覚も加味されていたので、古さは余り感じません。
Richard Lloyd – Spanish Castle Magic
再生回数の少なさから、決して広くは聞かれていない見過ごされたアルバム
だったと思いますが、上辺だけを真似ていたレニー・クラヴィッツよりは?
Richard Lloyd – May This Be Love
若い頃に出会ったジミヘンのステージは、今も強烈な残像を残していて
それを自分なりに再現をしたかったのでしょうね。たぶんですが。