SHAMEK FARRAH - First impressions
ジャズ・サクソフォーン奏者の、シャメク・ファラーが残したフリージャズに
近いムードの First Impressions (1974年、Strata-East)は、名盤として
高い評価を受けたデビューアルバムでした。
今夜は、この不思議なサウンドのジャズを聴きながら、黒猫の話しの続きを。
SHAMEK FARRAH - First impressions
暇なので(笑)5か月振りに現れた黒猫のSFミステリーを書いてみます。
前回の話しは、コチラで見れます。
https://fc2user314.blog.fc2.com/blog-entry-2959.html
赤坂栗栖亭 第二章 五話 当たった黒猫の予言
もう10月9日に成ったと云うのに、30度を越える夏日が続いていた。
丁度そんな時に、地球の温暖化を物理学の立場から解明をした日本人の
学者に対し、ノーベル賞が贈られるホットなニュースが飛び込んで来た。
流石に夜に成れば真夏程の寝苦しさは無いが、少し寝つきの悪い日が
増えていて、何故かオリンピックの事を思い出していた。
夢の中に現れた黒猫のニーナは、未来の事が見えていて、オリンピックに
付いては半年前に「オリンピックは盛り上がり、世界中から絶賛をされて
記憶に残る大会として、オリパラの感動の波が世界中に広がって行った」
と明確な予言をしていた。
確かに、ニーナの言う通りに成った事は言うまでも無いのだが、本当に
未来が見えるのなら、もっと色々な事を教えて欲しいと思っていたのに
夢の中でしか会話が成立をしないと云う言う、もどかしさが有った。
そんな寝付けない夜に、あの聞き覚えの有る声が聞こえて来て、これは
夢の中に違いないと自分で理解が出来ていた。
小さな声で「近い未来の事を聞きたいのだが」と黒猫に話しかけてみた。
すると「聞きたいのは、中国の不動産バブルの事とかでしょ」と返され
心の中まで読まれているようだった?(笑)
中国の景気が急激に落ち込めば、世界中の経済も少なからず影響を受ける
事が考えられて、気に成っていたのだ。
そして、黒猫の答えはシンプルに「心配はないさ」でした。