中学受験における国語指導法の2としては
論説説明文の読解助長を紹介したい。
論説説明文は大学受験まで出題される
国語の設問の王道だ。
論理的文章はとりもなおさず、
より深い研究のために不可欠だし、
コミュニケ-ションとしての文章の一般的なものだ。
インテリジェンスの中で論理的な文章の読解を
前提としないことはあり得ない。
ではそこに何が求められているのかといえば
論理的な思考能力は当然だ。
さらに、
論理学の基本といえる「演繹法」「帰納法」
の展開を意識させることが必要だと考えている。
説明的文章の中で取り上げられる
テーマ、話題が「起承転結」や「序破急」
などの展開の中でどのように変化していくのかを追う。
これに、
抽象的表現から具体的表現への言いかえを見つけ
何を説明したのかという文章へのアプローチをしていく。
これが文章の読解力へつながる
国語指導法だ。
また、
尾括式、頭括式、双括式などの流れの中で
どのように変化していくか整理する
この過程で本分の内容を整理し理解する
そんな訓練の下準備をできるように
指導しているのだ。