久しぶりに面倒を見ている小学4年生
四谷大塚のカリキュラムにへこまされて
やる気を失っていた。
塾もやめ途方に暮れているという
毎週末にあるテストに追い回され
強迫神経症になっているかのように
ビビりまくっている。
仕方がないので
勉強の量を減らし
分かるところを確実に増やし
自信をつけさせて中学受験を
楽しみながら（最近の中受ではほぼ不可能だが）
乗り切れるようにしようと家庭教師を受け持った。
勉強の量を少しずつ減らし
どこで自信をもってやったもらえるか
そのうちに様々な原因が見つかるようになる。
算数では計算力の問題があった。
筆算の際に位取りがうまくできなくて
掛け算の繰り上がりを間違える。
この子は左利きなので計算しているときに
手の影に入ってよく見えないということもあった。
予習シリーズの計算問題を丁寧に解く練習をして
自信をつけさせ
どうにか解けそうなトレーニング問題を
たまに解かせてほめてやる。
少しずつ手ごたえが出てきたところで
文章題や特殊算図形を解かせる…
算数の偏差値50を回復する。
ここまで5か月。
反応の悪い奴だ。
このとき国語の偏差値が下落していることに気が付く。
（おいらの本業だぜ？）
漢字の書き取りが全くできていない。
言葉は知っているのに漢字の書き取りが
面倒なようで思い出すのも面倒なようだ。
やる気が出ない様子で全く点が取れない。
点数をとることより
テストの問題をやることの方が面倒？
そんな症状にも見えるわけです…