ちょっと、前の話しですが…

松田が重度障がい者通所施設に勤務していた時の話しの続きです。
 

設立〇周年記念旅行は、

障がいが重く、体力的に不安な利用者さんの1人が
参加を辞退しました。

施設の設立●周年記念なのに。

利用者さんのための施設の記念旅行なのに。

参加できない人が出た。

「主体って……なんだろうな。」

今でもそう思います。

「利用者主体」は、簡単じゃない

もちろん、誰かを責めたいわけじゃありません。

スタッフも一生懸命だったと思います。

「せっかくの記念だから」
「思い出を作ってあげたい」
そういう気持ちも、分かります。

でも現実には、

  • 体力がもたない

  • 長時間の移動が難しい

  • 環境の変化でパニックになる

  • 医療的ケアの都合がある

そういう利用者さんが
「行けない」
という形で置いていかれてしまうことがある。

それでも…

「利用者が決めました」
「利用者主体です」

となります。

意思表示できない人の「声」をどう代弁するのか

結局、ここに戻ります。

意思表示できない人の「声」を、どう代弁するのか…

代弁は必要です。
支援も必要です。

でも、その代弁がその支援が…
支援者の中のストーリーになっていないか。

私は、今でもこの問いを持ち続けています。

20年近く前の話ですが、
今の仕事にも繋がる大事な原点のひとつです。

※最後に

放課後等デイサービス「ごーうぃず」でも、
「子ども主体」を大切にしています。

ただ、子どもは言葉で説明できないこともあります。
表情や行動、生活リズム、安心できる流れ…

そういうものを丁寧に見て、
「この子にとっての主体って何だろう?」
を考える支援をしていきたいと思っています。