46 ホレタハレタで食べている彼女たち | Love yourself and you will be loved

Love yourself and you will be loved

What is essential is invisible to the eye.
2015年は、「心の断捨離!!」

ドラマ、Sex and the Cityの主人公キャリーは、ニューヨークの新聞で「恋愛コラム」を担当するライターでした。

自分や友人達の恋愛経験をネタにコラムを執筆、(それが書籍化されたり、仏語版がパリで発売されたり・・・という展開はあるものの)「恋愛」だけを武器に口を糊するばかりでなく、ファッションやレストランやパーティーに散財を続け、物価の高いニューヨークでおしゃれな生活を送り続けます。そのシチュエーション自体が極めて非現実的でしたが、それでも夢物語として見るには最高にオモシロいドラマで一時は私もハマっておりました。


映画版も、1と2、両方見ましたね(飛行機の中でだけどね)



私のかつての同級生にも、「恋愛」で生計を立てている女性が2人います。



ひとりは、大学時代の同級生。在学中にシンガーソングライターとしてデビューし、その後「恋愛ソングの神様」と呼ばれるほどのステータスを確立、現在国内でその名を知らぬ人などおそらくいない、というほど有名になった方です。

もうひとりは、中高時代の同級生。彼女のその後については、最近別の同級生から教えてもらって初めて知ったことなのですが。現在のお仕事は「心理カウンセラー」とのことなのですが、彼女は社会にでてから壮絶な人生経験を経たあと、オミズに転身、なんと「銀座No.1ホステス」となり、その経験をいかして「男ゴコロをつかみ、恋愛→結婚で成功するには」という恋愛必勝本を何冊も出版しており、その手のテレビ番組や雑誌の特集にも何度も登場しているのです。

学生時代、私は二人と特別仲良しだったわけではなく、時々おしゃべりする程度の関係でした。

ですので、向こうは私のことなど全く顔も名前も覚えていないとは思うのですが、私はお二人に関するはっきりとした思い出があります。

「恋愛ソングの神様」は、上京したてで右も左も分からぬイモ娘だった私にも気さくに話してくれましたし、時々一緒にランチをしたりもしました。いつもスタイリッシュで本当にステキな方でした。デビュー直後でまだ売りだし中の頃は、ほかの同級生と一緒にライブに応援に行ったりもしました。

「元銀座No.1ホステス」は、中学時代の思い出があります。当時からすでにグループに属して集団行動する、ということが極めて苦手だった私。そのため修学旅行のとき、クラス内で独自に形成することが義務付けられていた「班」の入り先がなくなってしまい、危うく私だけ修学旅行に行けない危機に陥りました(単独行動が許されたのなら、喜んでそうしたけどね)。

そのとき、彼女とその友人2人は、何も聞かずに私を彼女たちの「班」に迎え入れてくれたのです。旅行中もあたかもずっと仲良しであったかもように振舞ってくれ、一緒に写真もたくさん撮ってくれました。

こんなことは、20年ぐらいずっと忘れていた出来事だったのですが、今思い返すとちょっと涙がでてきちゃったりもします。

ともかく、こういうユニークな才能を活かして活躍するこのお二人を、私は心から尊敬し、応援しています。

ただ、私が今思うのは、彼女たちのように「恋愛で食べていく」というのは一見楽しそうだけど、長い目で見たらかなりしんどいのではないか、ということ。

社会にでて間もないころ、ビジネスの世界の無機質さや難しさ、通訳という仕事の体力消耗度に青息吐息だった私(あ、今もか)。「恋ソン神(←こんな略称あり?)」の彼女がどんどん成功していく様子を雑誌やテレビで見る度に「いいなあ、彼女は。マーケットの仕組みがどう、とか販売実績がこう、とか、組織改革によってああ、とか、そんなつまらんくだらん話一切知らずに食べていける」「あなたが好き、別れても愛してる、愛って最高。。そんなココロに気持ちいいことばかり四六時中考えることがお金になるなんて、超うらやましい」と感じていました。

でも、ダメンズウオーカー元日本代表(自称)、恋愛敗北組筆頭の私が言うのもなんですが、恋愛ってすればするほど莫大なエネルギーを費やして、人生の他の側面にもプラスよりはマイナスの影響が与えられることが多いし、それのみならず、結果として冷静に検証すれば「全くのムダだった」としかいいようがない時間やお金も相当に飛んでいってしまうものです。「美しい、楽しい」なんて戯言いって話を片付けられるのは本当に30歳ぐらいまで。

これから40、50、60代になっても10代、20代と同じようなみずみずしい感性で自分の、そして他人の恋愛を「楽しみ」ながら「仕事」に結びつけていくことって、逆にどんどん「苦行」になっていくんじゃないかと。

まあ、死ぬまで恋愛や性愛の話を書き続ける小説家も存在するわけですし、特殊な才能がなければできない仕事なわけだから、本当に私の勝手な憶測に過ぎないのですが・・・。

いずれにしよ、自分には絶対できない「恋愛という仕事」をレアな才能でもって取り組み続けるこのお二人には、今後も長い目で注目していきたいと思っています。

私はこれからも、ホレタハレタとはほど遠い世界の中で、一歩一歩世の中について勉強を続けてまいります・・・。



「うちらの人生、食って寝るだけ♪」

$Love yourself and you will be loved