2007年にガンで若くして急逝した哲学者の池田晶子氏。
彼女を初めて知ったのは、久米宏氏のニュースステーションにゲストとして登場したのを偶然テレビで見たときです。
ネットで調べてみると、あれは2003年だったみたいですね。もっと前だったような気がしていたのですが。
あのときの、挙動不審ともいえる目付きや話し方に久米氏がタジタジしてたのはとても滑稽で印象的でした。
そう感じたのは、私だけじゃなかったらしく、ネットでも多くの人たちが話題にしてますね。当時の映像もまた見ることができました。
明らかに「変人」オーラを放っていながらも、彼女の言葉にはぐいぐい吸いつけられてしまう。すごいパワーです。
その池田氏の書籍、これもまた強烈に心にガツンと響く内容です。
政治、ビジネス、社会の流行、その他世俗の一切の事象には関心をもたず、「人はなぜ生き、なぜ死ぬのか」だけを徹底的に煎じつめて中学生の時から毎日毎日考え続け、それを難解な哲学用語を一切用いず易しい言葉で語り続けています。
彼女のような生き方をするのは土台無理ですが、彼女が訴えている「現代の人間は自分の頭で自力で考えることを忘れてしまった」の言葉にガツン。確かに、どんどん考えなくなっている…子供の時のほうが、よっぽど生きることについて考えてたよ。
「考える、とは精神が本質を洞察すること。でも、これをやっている大人は滅多におらず、たいていは、ただ『思っている』だけ。あれこれ思い悩み、思い煩い、計画し検討し勘案し、つまり現象と共に浮沈しているだけである。」グサッ、グサッ、グサッ!
実はまだ、彼女の著作を読むのはこれで二冊目。これは雑誌のコラムを書籍化したもので、亡くなる直前に書かれたものです。
こんなに付箋はっつけちゃった。
もちょっと、彼女の著作を色々読み進めてみる予定。
Android携帯からの投稿
