イベント会場は、必ず警備員さんがいる。
万引き防止のためが主な理由だ。
でも、昔に比べて人数はかなり減った。
これも、不況の波のせいだと思う。
警備員さんはふたとおりのかたがいらっしゃって、まずは、見た目からわかる服装の警備員さん。
派遣のかたたちだけど、ほぼ、同じ顔ぶれ。
警備員さんも専門というものがあって、万引き防止のための警備員さんは、その類のマニュアルで勉強されている。
でも、制服姿の警備員さんは、おもにお客様に『警備員がいる』と見せておいて、万引きを未然に防止するという役割だと思う。
もうひとつのグループの警備員さんは、私服のかただ。
このかたたちは、万が一万引きを見つけたら、捕まえる役割。
休憩のとき、私はたまに警備員さんと話をする。
普段はとても厳しい目つきをされているけど、話してみると、人のいいパパが多い(*^_^*)
制服の警備員さん。
『いやぁ~・・・。リストラされちゃってね。
前は●●にいたんだけど(大企業)、このトシで再就職はなかなか見つからなくて・・・。
子どももまだ高校生だし、まだまだ働かないといけないのに。
で、とりあえず、この仕事をしているんだけど、ずるずる・・・。もう2年かな。
でも、派遣だから、いつ首を切られるかわからないよね。』
以前からよく聞く話。
年配の警備員さんはリストラ組が多い。
私服の警備員さん。
私はその警備会社の社長さんとわりと仲良しだ。
その警備会社も決して業績はよくないらしく、よく社長さんが警備の仕事にいらっしゃる。
お客様を見る目つきは、やめてくださいよ~と言うほど鋭い。
『僕は、元刑事でね。
体を壊してやめたとき、今の会社をやらないかと言われたんだ。』
ホント、この元刑事さんは、なめるようにお客様を見る。
失礼ながら、いやな職業だな~と思った。
『僕もね、刑事を長年やっていると、いろんな癖がついちゃって。
怪しいとひらめいたら、ず~っとホシ(???)を目で追っているんだ。』
ホシって・・・。
お客様なんですが・・・(ーー;)
いつも疑いを持ちながらひとを観察するのも辛い仕事だな・・・。
『私も怪しいです?』
『いや・・・。きみは単純だから。いや・・・失礼(笑)
思いっきり良く言うと、スノー・ホワイトかな。』
単純?スノー・ホワイト?
喜んでいいのか、悲しんでいいのか・・・・・^^;