相手側の保険会社は、担当が代わったと3ヶ月前くらいに連絡が一度あったきり、全く連絡がない。
連絡して下さるのは、もっぱら私の保険会社。
『お怪我の具合はいかがですか?』
『ご心配、ありがとうございます。
だいぶ、良くなりましたが、雨の日とかはやっぱり調子が悪いです。』
『そうですか。お大事にされて下さいね。
ところで、もう事故から半年が経過しましたが、相手の保険会社から何か言われました?』
『いえ、何も・・・。』
『そろそろ治療打ち切りの連絡があると思います。
それで、慰謝料の話し合いになると思います。』
『実は先生と、一応10月いっぱいで治療を打ち切りましょうという話になっています。』
『そうですか。そうしたら、相手の保険会社から、後遺障害の話も出てくるかもしれませんので、しっかり考えておいて下さいね。』
『私程度の症状で、後遺障害が認められるんですか?』
『失礼ですが、あなたは決して お若くない ので、若いかたよりは、後遺障害が認められる可能性があります。』
ホント、失礼じゃん!(笑)
『それに、もしも申請が認められなくても、慰謝料を請求するときに、後遺障害の申請までしたからと、慰謝料を上乗せしてもらうという交渉も出来ます。』
・・・・・・・・そんなことも出来るんだ・・・。
損害保険は基準は一応あるけれど、あくまで査定だ。
本当にエグイ。
『だから、症状が残っているのなら、一応ドクターに、後遺障害の診断書をお願いしてみたらいかがですか?
申請が認められるかどうかはわかりませんが、だめもとで。』
あ~・・・。面倒・・・。
でも、この後遺障害に認定されたら、最低でも数十万の慰謝料が出るらしい。
・・・無理だと思うけど・・・。
『それから、相手の保険会社から、それとは別に、事故の慰謝料の提示があると思いますので、それがあったら、連絡下さいね。
だいたいの相場をお教えしますから。』
『相場・・・。わかりました。相場って、だいたい私の場合でどのくらいなんですか?』
担当のかたは一瞬、口ごもった。
・・・やっぱり、今、聞いてはいけないことだった?
だけど、たぶん私を悪人とは思っていない、担当のかたは教えて下さった。
『だいたい7ヶ月の通院で、●●万円くらいです。』
(スミマセン・・・。たぶん、守秘義務にかかわることだと思うのでナイショです。)
えぇ???そんなに???
『それに、休業補償を相手がどのくらい出してくれるのかわかりませんが、プラス休業補償。あと、その後遺障害や交渉次第のプラスアルファですね。』
『ただ、あなたの場合、7ヶ月通院とのことで、210日ですが、その半分、105日程度の通院がないと、減額されると思います。』
あぁ・・・。だから、ひと月に15日は通院して下さいと最初におっしゃったのね。
大丈夫。
これはたぶん、クリア。
だいぶ、まわりに助けてもらえたから。
しかし・・・。
私は最初、物損事故で終わろうとしていた。
痛みがすぐに出てこなかったら、そのままにしていたかも。
事故で車は廃車になり、新しい車は、グレードを落とさざるおえなくて・・・。
物損にしてたら、被害者であるはずの私は、被害を受けただけで終わっていたのか・・・。
でも、逆に考えたら、悪用するかたもいるかもしれないな~・・・。
だから、保険会社さんもいろいろうるさいんだと思う。
思わぬ事故をして、最悪だったけど、そのおかげで知識は増えた。
いい出会いもあったし。
やっぱり、ポジティブに考えよ!