一時、このホメオパシーで、大きなニュースになったのは記憶に新しいと思う。
若いママに聞かれた。
『友達がすすめてくるんです。
大丈夫でしょうか?』
そのママの息子さんは、かなりひどいアトピーがあって、その友人に、ステロイドはやめて、ホメオパシーにしたら?と勧められているそう。
私は、このホメオパシーは以前からちょっと知っていた。
友人にふたりほどファンがいたためだ。
このホメオパシーは
病気の症状と同じような症状を引き起こす物質をごくごく、本当にごく微量だけ体内に入れることで、逆に病気を治そうという治療。
簡単にいえば「毒を持って毒を制す
ということらしいけど、簡単に言えば、
頭痛がしたら、頭痛を止める薬を飲むのではなく、頭痛を引き起こす物質を(自然のもの)取り入れ、病気を治そうとするものらしい。
小さな砂糖玉のようなものにその成分は入れられていて、症状に応じて、たくさんの種類があった。
実際、見せてもらったことがあるけど、金平糖より小さな玉だ。
でもこれがまた、例に漏れず、値段も安くない。
もちろん、薬局などに売っているわけではなく、自分もホメオパシーの会員になって、自分より知識を積んだ人から買う・・・ということ。
私はこの類のものはあまり興味がないので、詳しくは聞かなかったけど、効果はあると言っていた。
怪我をしたときに、痛みが出るような玉を飲んだら、痛みが治まったとか、熱が出たときに熱を上げる作用のある玉を飲んだら、熱が下がったとか・・・。
それを聞いたときは、『西洋の漢方みたいなものかな?』と思っていた。
このホメオパシー自体には私は、害はないと思う。
成分が樹木、動物や鉱物界にあるものということなので。
ただ、それで、西洋医学をやめて、そちらで治療したら?というのはどうかと思う。
確かに喘息やアトピーなど、つらい症状を持っている子どものママは、何とか楽にさせてあげたいと思うと思うけど、民間療法は、責任を取ってはくれない。
上記のような事故になって、訴訟を起こしたとしても、責任を取れるひとがいるんだろうか・・・。
最近、予防接種をしないママも増えているけれど、それでもしものことがあった場合、後悔しても後悔しきれないと思う。