シングル・スマイル ver ブロぐ 最近なんだかストリングスでヤッホー! -49ページ目

シングル・スマイル ver ブロぐ 最近なんだかストリングスでヤッホー!

晴れた日はバイク 雨の日は読書 夕暮れにギター 日曜日は子供と




ICO -霧の城-/宮部 みゆき
¥1,890
Amazon.co.jp


★★★★★

何十年かに一人生まれる、小さな角の生えた子。頭の角は、生贄であることの、まがうことなき「しるし」。十三歳のある日、角は一夜にして伸び、水牛のように姿を現す。それこそが「生贄の刻」。なぜ霧の城は、角の生えた子を求めるのか。構想三年。同名コンピュータゲームに触発されて、宮部みゆきがすべての情熱を注ぎ込んだ、渾身のエンタテインメント。



レビュー

ゲームソフトのノベライズ。

僕はこのゲームをプレイした事はないし、最近はゲームにとんと疎いんだけど、ICOはその独特な世界観で少しだけ印象に残ってる。

そのゲームを、宮部みゆきが渾身で書き上げたというのだから、ちょっと気になった。


実はゲームソフトを小説化した作品は以前も読んだ事が有る。

それも実際にゲームをプレイした訳ではなかったんだけど、実につまらなかった。

RPGっていうのは広大な世界と奥深いストーリーで構成されている様で、実は単純な一本道な場合が多い。

例えば、街の長老に尋ねると、砂漠の○○を目指せって言われる様な。

そこまで単純ではないにしろ、ストーリーを進めるには、それを望もうが望ままいが結局予め仕組まれたフラグを踏んで行くしか術が無い。事が多い。

マルチシナリオとかマルチエンディングとか言った所で結局道筋は決められていて、そこに必然性が無い。

つまり、それは主人公が生きていくうえで必要な事ではなく、ゲームをクリヤする為に必要な項目でしかないっていうこと。

だから小説にしたところで、ゲームに忠実であろうとするとすればするほど単純な展開をなぞるだけでしかなく、読まされている感でいっぱいになってしまってとても世界に入り込めない。


で、ICO。

ゲームの小説化という点では同じだし、しかもRPGよりも遥かに単純な設定でしかない。

主人公イコは生贄にされる為に謎の城に連れて行かれる。

そこで謎の少女に出会い、共に脱出を試みる。

ただそれだけの話だし、ゲームをプレイしていなくてもおおよその結末も読めてしまう。

だけど、飽きさせない。

500ページ以上というかなりのボリュームが有るにも関わらず、途中で飽きる事が無い。

単純な設定なのに、先がどうなるのか気になって仕方が無い。

何故?何故?何故?

読み進めているはずなのに、謎が深まっていく。


はじめに、イコの生い立ち。生贄にされるまで。

次に、少女と出会い、少女の生い立ち。

だけど、その回想で過去の出来事が全て明かされる訳じゃない。

脱出を試みる現在と、時折過去の回想を交えながら物語が進んでいく。

そして、明かされる真実。


よくもまあこの単純な設定をここまで膨らませられるものだって関心させられるし、小説で描かれる設定も、展開も絶妙。

有りもしないいかにも非現実的な物語なのに、つい引き込まれる。

ゲームの設定資料とは関係なく、宮部みゆきに好きに書いてもらったのが良かったのかも。

だからゲームに縛られる事なく自由に書けたのかもしれないし、だけど、そこに描かれる世界観は確かにICOを見事に表現していて、活字だけなのにイメージが湧いてくる。


これはとても面白かった。

しいて言えば、面白過ぎて別にゲームで遊ばなくても満足してしまうのが難点?

宮部みゆきは初めて読んだけど、他の作品も読んでみようかと思う。









先日、奥さんが


「車のハンドルが重いんだけど。」


って言い出した。

パワステの不調かな?

ベルトが鳴いてるからポンプが滑ってるんじゃないの?って思って見てみたら、油圧式じゃなくて電動パワステだった。

パワステのヒューズも切れてない。

異常ランプも点かない。

でも、明らかにハンドルが重い。

パワステが壊れたみたいだ。



奥さんの車は、マツダのラピュタ。

スズキkeiのOEM車だから、ほとんどkeiと一緒。

ネットでざっと調べてみたけど、思いのほか深刻な状況みたいだ。

車屋さんでパワステ一式新品で直すと10万円位掛かるらしい。

パワステモーターだけ部品として交換出来ないみたいだ。

そもそも、パワステが効かなくなる要因はいくつか考えられる。

1つはモーターの故障。

モーターが壊れていれば、当然重くなる。

2つ目に、制御部の故障。

モーターは正常でも、モーターを制御する部分が壊れていれば動かない。

ただ、制御回路が故障していれば、なんらかの異常表示が出るんじゃないかな。

3つ目は、センサの故障。

これは右にどれ位回しているか、左にどれ位回しているか、っていうのを検知するセンサみたい。

その信号を制御部に送って、どの方向にどれ位の力で回せっていう判断をさせるんじゃないかと思う。

ただ、センサの不調なら、右か左かどちらかだけに症状が出るみたい。

ウチの場合はどちらも重たいから、センサではなさそう。


たまたまネットオークションを覗いたら、keiのパワステモーター単体が安く出ていた。

見た感じ、割と簡単に取り外し出来そうに見える。

だけど、モーターが一番怪しいんだけど、かといってモーターと断言出来る訳じゃない。

モーターを買ったはいいけど、それでは直らないという可能性もあるし、交換にはノウハウが必要かもしれない。

パワステ部1式で出品されている物も有るから、そういう物を買えばモーター以外の故障でも対応出来るけど、そこそこの値段なのと、品物が大柄になるから送料も掛かる。

そもそも、スズキkeiのパワステと、マツダ・ラピュタのパワステが全く一緒なのかどうかも分からないし、年式やグレードによっても異なるかもしれない。

だけどまぁ、ダメなら諦めもつく金額なので、ダメ元で中古のパワステモーター単体を買ってみた。



シングル・スマイル ver ブロぐ 最近なんだかストリングス-ラピュタ パワステ1
電動パワステは、ハンドルの先(根元)についてる。

そのままでは作業出来ないから、小物入れ部分とステアリングカバー下側を外してみた。

小物入れ部分は+ビス4本で留まっているけど、一番右のビスはドア開口部の縦型のカバー内に有って見えない。

先にドア開口部のカバーを外した方が良い。

ドア開口部カバーは真ん中を押し込むと外れる樹脂製の固定具2個で留まってる。

固定具を外したら、下側から外す。

ステアリングカバーは爪で引っ掛かってるだけだから、思いきり引っ張れば外れる。



シングル・スマイル ver ブロぐ 最近なんだかストリングス-ラピュタ パワステ2
これがパワステ部分。

横向きの円筒形の物がパワステのモーター。

カプラー1つで制御部につながってる。

六角ボルト2本(12mmのレンチ)で固定されてるだけ。

この状態でも作業出来ない事はないけど、右側のカバーも外した方が作業しやすい。

でもカバーの外し方が分からなかったから、このまま作業した。

右側カバー内にハーネス(電線の束)が有って、しかもカバーで見えないから、モーターの取り付け、取り外しがやりにくい。

それでも作業は30分程度で終わった。

始動して試してみると、ハンドルが軽くなった。

やっぱりモーターの故障みたいだ。



シングル・スマイル ver ブロぐ 最近なんだかストリングス-ラピュタ パワステ4
外したパワステモーター。

スズキでは良くあるトラブルらしい。



シングル・スマイル ver ブロぐ 最近なんだかストリングス-ラピュタ パワステ3
モーターの軸部はスプライン(軸方向に縦溝)になっている。

ガタガタな訳ではないし、取り付け部が覗けないから、モーター取り付け時には多少苦労するかも。

モーターやハンドルを回しながら、スプラインシャフトが合う所を探す。

そんなにシビアな物ではなさそうだけど、むりやりやると壊しかねない。

作業は丁寧に。




シングル・スマイル ver ブロぐ 最近なんだかストリングス-ラピュタ パワステ5
壊れたモーターを開けてみた。

分解するにはイジリ防止付きトルクスが必要だけど、モーター単体にしてしまえばボルトをペンチで挟んで緩められない事も無い。

サーボモーターみたいな物ではなく、単純な直流モーターみたいに見える。

根元の辺りにブラシが見える。

ブラシ部分の接触不良が原因かも。

ブラシを取り外せる様な構造にはなっていないから使い捨てなんだろうけど、上手く磨けば直るかもしれない。

修正して直ってもまたすぐにダメになる可能性は高いけど、壊れたらダメ元でチャレンジしてみるのも手かも。



パワステが効かなくても運転出来ない訳じゃないし、このまま直さずに乗ろうかと思ってたんだけど(実際に2ヶ月くらいこのまま乗ってた)、奥さんが乗る車が重ステだとちょっと困る。

軽自動車だけどタイヤが大きめで、しかもスポーティなハンドルだから径が小さくて余計に重い。

これは僕でもちょっと重い。運転出来ない訳じゃないけど、クランクみたいな素早い切り替えしや、後ろを見ながらバックなんていう場面ではちょっとキツい。

僕でもキツいって思うんだから、

パワステが無い車なんて乗れないから新しいの買ってくれ。っていうかなんでマーチは軽いんだ。マーチのハンドルよこせ。つーかマーチ捨てろ。なんて言われかねない。

中古パーツだからまた壊れるかもしれないけど、思った以上に簡単に安く直せて良かった。

こんなに簡単に直せるのなら、モーター単体で部品で出してくれれば良いのに。



※ スズキのパワステはトラブルが多いらしいですが、モーターの故障が原因とは限りません。モーターを交換しても直らないケースも有ると思います。ここに書いた記事はあくまで参考であって、どの様なケースであっても当方は一切責任を負いません。作業は全て自己責任で行って下さい。







先日も書いたけど、ふとした事からバン欲しい病にかかってしまった。

知人が、使っていないトヨタ・ハイエースを処分するって言いだして、折りしも丁度僕のマーチも車検の時期で、上手いこと行けばあんまり出費せずに乗り換え出来るんじゃないかって思ったから。


実際にはそのハイエース、思いのほか高額な査定がついて、それは僕の予算の倍くらいでとても買えなかった。

そこそこ距離を走っているから色々と整備しなければいけない所も有るし、後部座席にはシートベルトが無いし(当時はオプションだったらしい)、車検を通してそういう諸々の費用を加算すると、4~50万円くらいは掛かるんじゃないかな。

そこまでしてハイエースが欲しい訳でもない。

っていうか、ハイエースの底力はとてつもなく凄い。


一度欲しいって思うと、欲しい!欲しい!ぜひ欲しい!って思いがちなんだけど、冷静になって良く考えてみよう。

はたして僕にあれだけの車が必要なんだろうか?

じゃあ僕に必要なモノって何なんだ?

必要な要素、要らない要素、そういう項目を一つ一つ抽出していくと、結局マーチに戻ってくる。


奥さんは、「何でマーチなの?」ってこきおろす。

でも、考えてみたらこれほど優れた車もそうそう無いと思うんだ。

例えば、SUVにしてもセダンにしても、ミニバン以上の車でなければ大抵は4~5人乗りなんだよ。

あとは、パワフルなエンジンであったり、ゆったりとしたシートであったり、広い荷室などという付加価値でしかない。

ミニバンは確かに広くて便利だけど、その機能を頻繁に必要としている訳じゃない。

だから取り回しや燃費、維持費などのデメリットの方が大きい。

(一応)5人乗れて、燃費も良く(ブンブン走って16km/L前後)、タイヤやバッテリー、オイルなどの消耗品も安価で、維持費も安い。

その上運転が楽しい。

これだけの車が、中古だと30万円位で売ってる。

これ以上のメリットを挙げられる車はそうそう無いんじゃないかな。

あえて言うなら、5速マニュアルなのがデメリットでもあるけど(奥さんが運転できない)、それもまた替え難いメリットでもあるから難しい。


もちろん、車に求めるものって実用性だけじゃない。

ステイタスであったり、積載性であったり、スピードであったり、重要視する要素は人それぞれ。

全てに万能な車は無いし、仮に有ったとしても、それはあんまり面白くないんじゃないかって思う。

自分が求める要素を満たしていれば、多少の不便さは苦にならない。



「カリオストロの城」を見ながら、僕はそんな事を思った。









イトウの恋/中島 京子
¥1,680
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★★☆☆☆

「旅の時間は夢の時間」とあの女は言った。人生はいつも誰にも不可思議なもの―。ヴィクトリアントラベラーに恋した男の手記をめぐる、心暖まるラヴストーリー。



レビュー

タイトルの、そのまんまだった。

そこから何か発展させられるのかと思って期待してたんだけど。

最初、設定や登場人物を把握するのに手間取る。

個性的なキャラクターだけど、その個性が必要なのかちょっと微妙な感じがした。


本書は、イザベラ・L・バード著の「日本奥地紀行」に想を得て書かれたフィクションだそうだけど、僕はイザベラも日本奥地紀行も知らない。

知っていたらもっと面白かったかもしれないけど、知っていたら結末も読めてしまうと思う。







スクーターは大抵シート下に大きな収納部を持っていて便利なんだけど、リヤキャリア部分にボックスをつけると更に収納出来てとても便利。

通勤に使うと、シート下は着替えで一杯になってしまうから、他に物を入れられない。

僕のスクーターにもハコを付けよう。


そう思ってリヤボックス(トップケース)を色々見てみて、良い製品は大方GIVIというメーカーの物である事が分かった。

デザイン的にも優れていて、ボックスを取り外す事も出来る等機能的でもある。

ただ、それなりの金額である事と、取り外しが出来るという機能が僕には邪魔だった。

その機能のおかげで、通常の開け閉めの操作が複雑になっている様な気がした。

複雑な構造はトラブルを起こしやすい。

そもそも、アパートの駐輪場とかならともかく、ガレージ保管でわざわざボックスを取り外すような事はしないし、あの大きさの箱を部屋に持ち込んだらもの凄く邪魔で仕方が無いと思う。

だから、ホームセンターに売っている様な汎用の箱を付ける事にした。


ただ、VECSTARは困った事に、リヤキャリアにボックスを付けにくい。

というのも、車体が結構長く、更にキャリア部分に変な物(スポイラー?タンデムグリップ?)が付いているから、そのままの状態でボックスを付けると後ろに凄く出っ張ってしまう。

通常VECSTARにボックスを付ける場合は、オプションの「スポーツキャリア」という変な物が付いていない極普通のパイプ製キャリアに付け替えるみたいだ。

コレが何故にスポーツキャリアと言うのかは知らない。

標準のキャリアの方がよほどスポーティなのに。

そんな事より、このスポーツキャリアが7千円もする。

キャリアごときに、しかも今でもキャリアが有るのに7千円も出すのもバカバカしい。

かといってこのまま付けるのも問題が有る。

そこで、少しかさ上げして変な物をかわし、ボックスを若干前進させて取り付けたらどうだろう?って考えたんだけど。



シングル・スマイル ver ブロぐ 最近なんだかストリングス-vecstarキャリア1

スズキVECSTAR125のリヤキャリア。

ちょっと分かりにくいけど、スポイラーなのかグリップなのか良く分からない物が付いてる。

これがキャリアとフラットじゃない為、邪魔になってこのままではボックスがかなり後ろに追いやられる。

ちなみに、ボックスを付けない状態だとキャリアが持ち手になるので、意外に使い勝手が良い。

キャリア本体は金属ではなく強化プラスチックみたいな材質で、下から鉄棒で補強されてる。


シングル・スマイル ver ブロぐ 最近なんだかストリングス-vecstarキャリア2
45mmかさ上げして、邪魔なグリップ部分をかわし、ボックスを若干前方に取り付ける。

ただ、キャリアの前には給油口が有るから、あんまり前にやる事も出来ない。



シングル・スマイル ver ブロぐ 最近なんだかストリングス-vecstarキャリア3
45mm上げて前に出すって、言うのは簡単だけど実際にやってみるととんでもなく面倒くさい。

キャリアは真四角じゃないし、フックや補強の鉄棒が邪魔になるから、寸法を正確に測らないと取り付け出来ない。

ボックスを支持する部分だから、変な材料は使えないし、かといって重過ぎるとキャリアが持たない。

更に、かさ上げ部分をキャリアに取り付けた後、ボックスを取り付ける為のボルトが締められない。



シングル・スマイル ver ブロぐ 最近なんだかストリングス-vecstarキャリア4
ボックス側の取り付けも一工夫。

ボックスは薄い樹脂製だから、ボルトとワッシャーだけで固定するとその部分に負荷が集中して破損しそう。

そこで、プレートを入れて広い面積で支持する。

それでもベース部分が小さいから、これでもボックスにはかなり負担が掛かりそうだけど、心配してもキリが無いし、壊れても諦めがつく金額だし。




シングル・スマイル ver ブロぐ 最近なんだかストリングス-vecstarキャリア5
たまたまホームセンターで見つけた鍵付きのボックス。

IRISの「密閉RV BOX カギ付 460」という製品で、2280円だった。

ラベルにはカブに取り付けた写真が載っているので、こういう用途向きなんだろう。

ちなみに鍵無しだと1200円くらいだった。

その気になれば呆気なく壊せそうな簡単なカギだし、こんな箱に貴重品を入れておく事もないだろうけど、それでも無いよりは有った方がマシかな。

GIVI等の専用トップケースと比べると破格値だし、ホームセンターで売ってるバイク用ボックスに比べても半額くらい。

見た目さえ気にならなければ、コストパフォーマンスはかなり高い。



シングル・スマイル ver ブロぐ 最近なんだかストリングス-vecstarキャリア6
ボックスの寸法は、幅45.5cm×奥行36.1cm×高さ35.1cm

前にオフセットしても、結構デカい。



シングル・スマイル ver ブロぐ 最近なんだかストリングス-vecstarキャリア7
ヘルメットがすっぽり入る大きさ(画像はAraiのSZ-α)。

便利だけど、ボックスに対してキャリアの面積はかなり小さいから、欲張って何でも入れるとモゲそう。

また、キャリアやボックス取り付け部の強度不足の為、後部座席の人がもたれるのも危険。

でも、軽くてかさが有る物とか、ちょっとした物を収納するには便利かも。
複雑な取り付けでゴチャゴチャしてしまったかさ上げ部分は、反射テープを張ってスッキリさせた。

見た目はともかく、かなり便利になった。

だけど、材料と手間を考えると、素直にオプションのキャリアを買った方がマシだと思った。