シングル・スマイル ver ブロぐ 最近なんだかストリングスでヤッホー! -21ページ目

シングル・スマイル ver ブロぐ 最近なんだかストリングスでヤッホー!

晴れた日はバイク 雨の日は読書 夕暮れにギター 日曜日は子供と




冬は基本的に山登りはシーズンオフだと思うんだけど、低い山で冬山的な気分を味わえたら良いなって思った。

初日の出を見に行こうっていうのも有ったし、ある程度の雪に対応出来る装備を考えてた。

ただ、本格的な冬山登山用品はとても高価だ。

真冬の高山に登る訳でもないし、雪の有る低山という条件で、なんとか安価に済ませられないか考えてみた。



ウェア

上着は贅沢を言わなければ何とかなるかと思ってた。

山用は薄くて軽くて動きやすくて保温効果が高いという、要は高性能な物。

かさばって重たくて、その割には保温力も今1つっていう物でも、重ねたり多少の不具合は我慢したりすれば有る程度カバー出来るんじゃないかと。

スキーウェアを代用したかったんだけど、僕のウェアはかなり古くて今時の様に薄くて動きやすくなくて「いかにもスキーウェア」といった外見の物。

安価に代用出来る物を考えてみた。
シングル・スマイル ver ブロぐ 最近なんだかストリングスでヤッホー!-ワークマン ウェア
ワークマンで買った、防寒着。

上下セットで2980円。

ズボンだけ欲しかったんだけど、今の時期は丁度良いサイズがみんな売り切れ。

でも、防寒・防水タイプだから、上下で着れば雪が有る状況では威力を発揮しそう。

メリット

極めて安い。

意外にしっかりとした生地。

裏地が有って、有る程度の保温効果が有る。

防水タイプだから、雪道や多少の降雪でもカッパを着る必要が無い。

デメリット

防水タイプだから蒸れる。

ベンチレーションが無いから、汗が衣服内で結露する。

評価

冬山で使うには非常に頼もしい。

ただし、蒸れる。

裏地付きのカッパという感じ。

歩行中は良いけど、休憩時に結露した汗が冷たくて不快。

保温性はそれほど高くないから、インナーを工夫するか頻繁に脱ぎ着すれば良いけど、ズボンを脱ぐ訳にはいかないし、いちいち登山靴を脱いだり履いたりするのはとても面倒臭い。

冬こそベンチレーションが大事だ。

重ね着をしにくい分、冬の装備って意外にズボンの方が重要なんだ。

スキー&スノボウェアの場合、中グレード以上ならパンツもジャケットもベンチレーション機能が備わってる。

ウィンタースポーツもするならかなり有効そうだけど、スキーウェアの場合防水機能を重視していそう。

登山用品は大抵、防水・透湿機能が有る素材が使われてる。
パンツだけでも専用品が欲しい。

状況と工夫次第ではかなり使えるけど、登山用の上着やズボンが工夫されているという事が改めて分かる。





登山靴は買ったんだけど、春~秋用のトレッキングシューズ的な物。

雪道を歩くには適さない。

だけど冬山を歩く為の登山靴は非常に高価で、おおむね5万円前後する。

ガエルネのエンデューロブーツだってそんなにはしない。

何とか安価に済ませられないか考えてみた。
シングル・スマイル ver ブロぐ 最近なんだかストリングスでヤッホー!-長靴1
防水効果が高いブーツを色々考えてみたんだけど、良さそうな物は当然高い。

ヘタな物を買うくらいなら、最初から冬山用登山靴を買った方が良かったって事になりかねない。

そこで考えたのは、「長靴で良いんじゃないの?」

近所のホームセンターで買った長靴。1980円。


シングル・スマイル ver ブロぐ 最近なんだかストリングスでヤッホー!-長靴2
「山仕事で使われています」っていう紹介の通り、靴底はスパイクが付いている。

雪道でもほとんど滑らない。

登山靴よりも滑らないと思う。


メリット

極めて安い。

防水効果が非常に高い。

靴底が滑らない。

デメリット

保温効果が低い。

汗をかくと蒸れる。

足と靴をしっかり固定出来ない。

靴の剛性が低い。

見た目が貧相。

評価

雪深い場所や水場では非常に頼もしい。

靴底のスパイクもとても機能的。

コストパフォーマンスは抜群に高い。

ただ、保温性が低いから長時間履いていると指先が冷える為、長時間の登山には向かない。

ゴム長だから柔らかくて、アイゼン等を固定するには頼りない。

靴紐で縛れないから、サイズを合わせても中で足が動いてしまう(特に下り)。

ただ、目的地と、欠点を補う様に使い方を工夫すれば使えない訳ではない。

長靴にアイゼンやスノーシューを着けてみたけど、使えない程不安定にはならない。

雪渓ならともかく、凍結した岩場等では足をくじきやすい。

なるほど、冬山用登山靴がこれだけ頑丈に出来ているのはそういう事なのか。って納得出来る。

登山靴をスッポリ覆うシューズカバーや冬用スパッツを使って3シーズン用登山靴を使うというのも手だけど、それらの道具類もそれなりの値段する。

靴は非常に重要だから悩ましい。




スノーシュー

実は一番最初に買ったスノーギヤがコレ。

低山の雪ならスノーシューは必須だと思ってた。

スノーシューも登山用品ブランドのちゃんとした製品は高価。

アルミ輪カンだと比較的手頃な値段で売っているからそれにしようかと思ったんだけど、安価なスノーシューを見つけたから買ってみた。
シングル・スマイル ver ブロぐ 最近なんだかストリングスでヤッホー!-スノーシュー1
オークションで買った中国製のスノーシュー。

新品未使用品が3880円。異様に安い。

本当に使えるのか心配で、輪カンと散々悩んだ。

輪カンはとてもシンプルな構造だから、壊れる心配はほとんど無さそう。

でも輪カンはコンパクトで取り回しが楽そうだけど、フレームの内張りが無い構造上深い雪だと沈みそうな気がする。

このスノーシューは輪カンより安いし、意外に機能的だから買ってみた。


シングル・スマイル ver ブロぐ 最近なんだかストリングスでヤッホー!-スノーシュー2
裏側はちゃんと爪付きで、足の動きに合わせてスイングする構造になってる。

ケース付きだけど、ザックに固定しにくくて困る。


メリット

極めて安い。

雪に沈まないし、歩きやすい。

装着が簡単で、装着可能な靴のサイズも幅が有る。

デメリット

大柄で持ち運びが大変(スノーシュー全般)

信頼性に乏しい

評価

圧倒的に安いんだけど、意外に使える。

想像より遥かに歩きやすい。

もっと歩くのに苦労するのかと思ったら、普通に歩ける。

積雪状態だと普段歩くことが出来ない所を歩けるから、これはちょっと衝撃的。

山登りしなくてもスノーハイク等に良いかもしれない。

ただ、安物だから何時何処で壊れるか分からない。

でも有名登山具メーカーの製品でも故障しない訳ではないし、靴の固定具部分はスノーボードのパーツで代用出来そうな感じはするから、ユーザー次第かもしれない。

ケースに収納しても大柄で、ザックには入れられないし、ザックの外には固定しにくい(ザック、スノーシュー両方共に固定具が乏しい)。

ちなみにこの出品者、怪しい中国製の格安の登山用品を一杯出していて 見ていると面白い。

スノーシューが意外に良かったから、ガスストーブもこちらで落札した。



アイゼン

本格的な冬山なんて登らないからアイゼンなんて要らないだろうって思ってたんだけど、スノーシューよりもアイゼンの方が必須だった。
シングル・スマイル ver ブロぐ 最近なんだかストリングスでヤッホー!-アイゼン
中国か韓国製の安価なアイゼン。1980円。

送料が千円くらい掛かったので、トータルでは3500円くらい。

安物で心配だったんだけど、ちゃんと使えた。

安物だけど、装着すると絶大な効果を発揮する。

この安定感は凄くて、想像していたよりも遥かに効く。

滑りやすい所だからアイゼンを使うんだから、軽アイゼン(4本、6本爪)ではなくて10本爪以上にしておくべきだと思った。


メリット

安い。

10本爪で安定する。

雪が付着しないプレート(黄色のパーツ)が最初から付いている。

前後がスライドして靴に合わせやすく、ベルトも意外に締めやすくて、思っていたよりもしっかり装着出来る。

デメリット

ベルトとアイゼン本体を仲立ちする部分が樹脂パーツで、そこが破損するとお手上げ。

他社製品もそういう構造になっているけど、得体の知れない製品だから信頼性に乏しい。

評価

意外に使えた。充分実用的。

ただ、耐久性は全く予測出来ないし、経年で破損する心配も有る。

安物だから取説が無い。

安物に限らず、使用前にちゃんと靴に合わせて実際に装着して使い方を把握しておかないと、かじかんだ指先で四苦八苦すると上手く装着できない。
これもオークションで購入したんだけど、登山用品の専門店ではなくて一般雑貨や安価な家電製品を扱うディスカウントショップみたいで対応がイマイチだった。

同じ製品を扱うショップがいくつかあるみたいだから、金額だけにこだわらず購入先はよく考えたほうが良いと思う。

あと、アイゼンは1万円前後から買えるから 、かなり安価でなければメリットが無い。

道中で壊れたら命に関わる非常に重要な道具だから、あんまり安物にこだわらない方が良いと思った。





実際に使ってみると、なるほど冬山の装備が高い理由がよく分かる。

それだけしっかりと機能する様に工夫されているし、信頼性も高い。

一歩間違えば即遭難っていう冬の山で、道具をケチるのは非常に危ない。

だけど、長靴ではどうしてダメなんだろう? 安物は使い物にならないのかな?っていう疑問は誰でも抱くと思うし、その事を解説しているサイトは見掛けない。

僕は何をどう使って何処に登ろうが、無理だって事は無いと思うし、危ない山はハナから登らないっていうのも当然アリだと思う。

ただ、冬の場合は夏の時期に比べると遥かに危険っていうのも分かる。

だから念押ししておきたいのは、ここで紹介したのは僕のお勧めではないという事。

高価で高性能な製品を「良い」って言うのは簡単だし、お勧めしても害は無い。

人に勧めるなら僕もそういうちゃんとした製品を勧めるし、お金が有るなら僕も良い物を買う。

これはあくまで僕自身が自己責任において短時間使ってみた感想であって、決してお勧めしている訳じゃない。

人によって、許容出来る範囲、対応出来る条件や状況も全く違う。

製品のクオリティにバラつきが有る可能性もある。

僕が使えたから他の人も使える保障は何処にも無い。

参考にするか、購入するか、それによって損害を被ったり命の危険に晒されたりしてもそれは自己責任でお願いします。









あけましておめでとうございます


今年も大した内容を書くことは無いと思いますが、今年もよろしくお願いします。






(注意) コースタイムや状況、使用道具類等の情報は、今後の私的なデータベースとする物で一般的には信頼性に欠ける物です。参考にされる場合は充分注意して下さい。





2013年1月1日 晴れ

三方山(養老)に登る


05:00 駐車場発 7.5℃ 無風

05:30 登山口   2.4℃ 無風

06:20 三方山山頂 -4.3℃ 弱風

08:00 駐車場着


駐車場発~駐車場着 3時間

三方山山頂 7時時点 -4.3℃


道中の水分 0.1L(コーヒー)

着衣 上 長袖インナー 長袖ヒートシャツ 厚手の防寒着 タウン用ダウン

下 防寒ズボン





大晦日に御在所に登って、いやー登った登った。良い年だった。満足満足。って思って、元旦は天気良さそうだから久しぶりにジョギングしないと。って思ったんだけど、いや、待て。近場の山に登って初日の出見て帰ればジョギングと変わらない時間に帰れるんじゃないの?

奥さんに「明日は初日の出見に行きます」って言って呆れられる。


登るのは養老山脈の三方山。

秋に一度登ったのは養老の山並みを歩きたかったというのも有るけど、養老の山からだと日の出が綺麗に見れそうだから一度下見をしておきたかったというのも理由の1つ。


元旦の日の出時刻は7時くらい。

前回、三方山までの所要時間は、駐車場から山頂までで1時間半。

夜明け前を歩くから多少余裕を見て、5時に出発する予定。


駐車場着くと、既に山登りの準備をしているソロの男性が居る。

山を見ると、ヘッドライトの明かりがチラチラと見える。

やっぱり登る人居るんだ。

僕も準備して、5時ジャストに出発。

明け方だから気温は低いけど、上着を着ていると暑いから脱いでおく。


登山口までは、養老の滝までの街道を歩くんだけど、先の方は街灯が無くて暗い。

そして、相変わらず登山口までの道が分かりにくい。

暗くて先が見えないから、尚更分かりにくい。

前回よりも近い駐車場に停めたのに、結局同じくらい時間掛かった(駐車場~登山口まで30分)。

前に一度登っていてこれだから、真っ暗の中で初めてなら登山口まで行けそうもない。

まず、駐車場から滝方面に進み、リフト乗り場(麓側)を目指す。

リフト乗り場を横目にそのまま道なりに少し進むと右に登る階段が有る。

階段を登り、旅館の脇を抜けて更に階段を登る(旅館で突き当たりに見えるけど先に階段が有る)。

階段を登りきると、滝の上の駐車場に出る。

駐車場を出て、駐車場までの道路を少し戻ると登山口がある。

最初から多少の出費はガマンして、滝の上の駐車場に停めるのも手。

登山口から林道に入りしばらく進むと滝の上の沢に出る。

ここも分かり難いけど、手書きで書かれた看板を参考にして登山道を探す。



シングル・スマイル ver ブロぐ 最近なんだかストリングスでヤッホー!-養老三方山1
午前5時半。

滝の上の駐車場から眺める街並み。

みんな昨日は夜更かしして今頃は夢の中かな。

紅白も、ゆく年くる年も見ずに独りで何やってんだろ。



登山道に入ってしまえば迷う事は無いっていうのは前回確認済み。

ヘッドライト1つでも、登山道を見失うことは無い。

ジグザグ折り返す登山道を登っていく。

気温は低いけど風が無いから暑い。

汗をかくと山頂で日の出を待つ時に辛そうだから、スローペースで登る。

ヘッドライトの明かりを頼りに歩くから、景色はおろか登山道の前方の状況も見えない。

前にも後にも登山者は見えない。


ようやくジグザグを抜ける。

ジグザグを抜けた休憩所で6時丁度。

気温は-1.0℃。

暑くて上着を脱いだままだけど、露出した手首だけが冷えて痛い。

まだ登りは続く。


三方山山頂の分岐点で、ようやく登山者に出会った。

若い男性3人組のパーティ。

彼らはそのまま進んで行ったから、小倉山か笙ヶ岳に行くのかな。

僕は三方山に向かって最後の短い登り。


三方山の山頂は狭いから、登山者がうじゃうじゃ居たら嫌だなぁって思ってたら、先客は3人パーティが1組だけだった。

去年の金華山とは大違い



シングル・スマイル ver ブロぐ 最近なんだかストリングスでヤッホー!-養老三方山2
6時半に三方山に到着。

夜明け前の街並み。

東向きに開けているから、日の出を拝むには最高のロケーション。



ゆっくり歩いてきたつもりだけど、前回とほとんど変わらないタイムだった。

日の出まで30分ほど待たなければいけない。

これも予定通り。

予定通りだけど、寒い。

持ってきたダウンを羽織るけど寒い。

指先が冷えて動かせないから、待ち時間に食べようと思って用意した食事も摂れない。

保温ポットに入れたコーヒーを一口飲んだだけ。

居合わせた3人組みも、しきりに「寒い寒い」と連呼してる。

カイロやコンロを持ってくるべきだった。

その後、若いカップルが到着。


シングル・スマイル ver ブロぐ 最近なんだかストリングスでヤッホー!-養老三方山3
段々明るくなってきた。

朝焼けの木曽三川。


普通の山登りなら、寒かったらとっとと下ってしまうか、暖が取れる所まで移動してしまえば良いけど、初日の出を拝もうと思ったらそういう訳にはいかない。

だけど、前回の時もそうだったけど三方山はこれでもかなりマシな方。

この先の小倉山は吹きっ晒しだから、風がとても強く吹いている。

昨日の御在所程ではないけど三方山からも風の音が聞こえるから、この装備で小倉山に居たら耐えられない。

三方山を選んだのは、手前に有って見晴らしが良いというのもあるけど、風が穏やかだっていう事も大きい。



シングル・スマイル ver ブロぐ 最近なんだかストリングスでヤッホー!-養老三方山4
2013年の初日の出。

少し雲がかかっているけど、まずまずの天気。




日の出見たら撤収。

この後の予定もあるし、そそくさと下る。

明るくなってから見ると結構な急斜面だったんだなって思うものの、積雪や凍結も無くて登山道は何の問題も無い。

念の為持っていったアイゼンも、今回は出番無し。



シングル・スマイル ver ブロぐ 最近なんだかストリングスでヤッホー!-養老の滝
ついでに初養老の滝。

朝だから誰も居ない。

誰も居ない養老の滝っていうのも良いかも。


駐車場に戻って、そそくさと出る。

駐車場の係員が来る前だったから、駐車料金は掛からなかった。




元旦の三方山は、3人パーティとカップル、僕の6人だけ。

狙い通りの良い状況だったけど、ソロのオッサン独りきりだと元旦からちょっとセンチメンタルな気持ちになっちゃう。


冬場は、何か暖を取る手段を用意しておくべきだった。

指先が冷えて動かせなくなると何も出来なくなる。

ザックの荷物を取り出すのも苦痛になる。

ポケットに手を突っ込んでいてもなかなか回復しない。

強制的に暖める手段を用意しておくべきだった。


ちょっと罰ゲームの様な様相ではあったけど、おおむね狙い通りの満足出来る山登りでした。









(注意) 画像を多数掲載しています。まだ一度も登った事が無く、事前に詳しい様子を見たくない方は閲覧しないで下さい。コースタイムや状況、使用道具類等の情報は、今後の私的なデータベースとする物で一般的には信頼性に欠ける物です。参考にされる場合は充分注意して下さい。





2012年12月31日 曇りのち晴れ

御在所岳(裏道)に登る


07:20 駐車場発 4.2℃ 無風

11:00 御在所岳(ロープウェイ乗り場付近) -2.4℃ 強風

12:00 御在所発 中道登山道より下山

13:35 駐車場着


駐車場発~駐車場着 6時間15分

御在所岳 11時時点 -2.4℃


道中の水分 0.25L(コーヒー)

着衣 上 長袖インナー 長袖ヒートシャツ 薄手の上着 厚手の防寒着 タウン用ダウン(未着用)

下 防寒ズボン







今年の登り納め。

30日まで仕事だったから、大晦日しか空いてなかった。

大晦日も空いている訳じゃないんだけど、どうしても登りたかったから無理を言って出掛ける。

前日まで異様に暖かくて雨だったけど、一変して強い冬型の気圧配置になる。

雨は大丈夫そうだけど、風が強そう。

危ないようであれば諦める事にして出掛ける。


冬山に登るにあたって事前に色々下準備しておいた。

ウェアと、靴、アイゼン、スノーシュー。

これらを使う事で僕自身が冬山に登る事が出来るのかどうかを一度試してみたかった。

という事で、いきなり厳しい山に登るのは危険過ぎるので、冬でもアイゼン無しで登れる、初心者でも登れると言われる御在所の裏道ルートにしてみた。


朝6時発。

小雨がパラつくけど道路の凍結や積雪は無いから、道中は夏場と変わらない。

ただ、国道477号線は閉鎖されている。

裏道ルートの登山口はトンネルのすぐ手前と聞いていたんだけど、トンネルよりも1kmほど手前で封鎖されている。

他に登山者と思われる車が1台。

御在所の裏道は冬山の定番だと思ってたんだけど、意外に少なかった。

仕方が無いから、僕もそこから出発。


曇り空だけど、雨は大丈夫そう。

出発時点では風はほとんど無い。

気温は4℃くらい。

街では寒いけど、山を歩くには寒いという温度じゃない。

封鎖された国道をとぼとぼ歩いて登山口。



シングル・スマイル ver ブロぐ 最近なんだかストリングスでヤッホー!-御在所裏01
裏道登山道入口。

登山道は右手を下る。

ただ、今日は工事していないから、そのまま林道を進んだ方が楽っていう事に帰りに気付いた。


シングル・スマイル ver ブロぐ 最近なんだかストリングスでヤッホー!-御在所裏02
序盤は沢沿いの斜面を歩く。

昨日雨だったし、澄んだ水がごうごうと流れる。

夏場は清涼感たっぷりって感じだろうけど、冬場は寒々しい。



シングル・スマイル ver ブロぐ 最近なんだかストリングスでヤッホー!-御在所裏03
斜面を一度登って、下る。

何でこんな無駄な道なんだろう?って思ったら、どうやら堰堤工事の為に登山道が迂回しているみたいだ。



シングル・スマイル ver ブロぐ 最近なんだかストリングスでヤッホー!-御在所裏04
じきに木製の橋が現れる。

七の渡りとか言う橋。

朝の冷え込みで凍結して滑る。

落ちたら洒落にならない。



シングル・スマイル ver ブロぐ 最近なんだかストリングスでヤッホー!-御在所裏05
橋を渡り、対岸をしばらく進むと再度橋。

四の渡り。

これも滑る。

他に登山者見当たらないから、ハイハイして渡ってもOK。



シングル・スマイル ver ブロぐ 最近なんだかストリングスでヤッホー!-御在所裏06
しばらく沢歩きすると、山小屋に到着。

早朝だから誰も居ない。



シングル・スマイル ver ブロぐ 最近なんだかストリングスでヤッホー!-御在所裏07
山小屋から振り返る。

登ってきた沢が見える。

なんだよー、今回も沢歩きかよ。

裏道登山道って、初心者向きのもっと歩きやすい道かと思ってた。

暑いから上着脱いで歩く。



シングル・スマイル ver ブロぐ 最近なんだかストリングスでヤッホー!-御在所裏08
山小屋付近から御在所岳を望む。

上空の雲の速度が異様に速い。

この辺りは穏やかだけど、頂上付近はかなりの強風っぽい。

天気予報では頂上付近は風速15m/sくらいって書いてあったけど、それ位あるかもしれない。

この状況で汗をかいて山頂に行ったら凍えてしまう。

ペースを落としてなるべく汗をかかないようにする。



シングル・スマイル ver ブロぐ 最近なんだかストリングスでヤッホー!-御在所裏09
小屋を過ぎたら山の斜面の登山道になるのかな?って思ってたら、沢。

延々、沢。

沢歩きはこたえる。

時折アラレみたいな氷の粒が降ってくる。



シングル・スマイル ver ブロぐ 最近なんだかストリングスでヤッホー!-御在所裏10
前日までの暖かさと雨で、登山道はほとんど普通に歩ける。

8合目付近でようやく雪が積もりだす。

もっとズッポズッポって雪の中を歩くかと思ってたのに。

ただ、既に2時間以上歩いているから足の指先が冷えてきた。

7合目を過ぎた辺りから、上空と谷間を抜ける風の音が聞こえてくる。

尋常じゃない風の音。

登山道は丁度影になっていて風はほとんど無いけど、すぐ先はとてつもない強風が吹き荒れていてちょっと恐怖を感じる。

風で怖いって思ったのは初めて。



シングル・スマイル ver ブロぐ 最近なんだかストリングスでヤッホー!-御在所裏11
国見岳との分岐を過ぎると風が強くなる。

幸い登山道はえぐれてくぼんでいるから、風は比較的弱い。

頭の上を強風が過ぎて行く。怖いー。



シングル・スマイル ver ブロぐ 最近なんだかストリングスでヤッホー!-御在所裏12

怖いし、寒い。

足の指と手の指が冷えて仕方が無い。

指先を動かしながら歩くけど、これは長時間は耐えられない。

もう写真を撮るだけの余裕が無い。

登山道はやがて全面凍結し始める。

滑って危なっかしいけど、ツルツルに凍結した所を避けて登りは何とかなる。

下りはアイゼン無しでは危ない。



シングル・スマイル ver ブロぐ 最近なんだかストリングスでヤッホー!-御在所裏13
ロープウェイ乗り場に到着。

山頂はまだ先だけど、指先がヤバいからそれどころじゃない。

見晴台の小屋の陰は風が無いから、そこで休憩。

指先を擦って揉んで温める。

ロープウェイのレストランは営業しているし暖かいから、そこで休憩するのも良い。

昨日まで暖かかったせいで樹氷は控えめ。

ロープウェイで登ってきた観光客が沢山居る。

それに混じって登山者もちらほら。

登ってきた登山者にルートの状況を尋ねてみる。

中道登山道も9合目付近からはアイゼン無しでは危ないらしい。それ以下は大丈夫らしい。

裏道登山道もアイゼンを着けずに下るのは無理だし、またあの沢を延々下るのも苦痛だし、中道登山道で下りる事にする。



シングル・スマイル ver ブロぐ 最近なんだかストリングスでヤッホー!-御在所裏14
冬の鎌ヶ岳。



シングル・スマイル ver ブロぐ 最近なんだかストリングスでヤッホー!-御在所裏15
街並みを見渡す。

麓はよく晴れてそう。


シングル・スマイル ver ブロぐ 最近なんだかストリングスでヤッホー!-御在所裏16
そしてツルツルの登山道。

それでも中道は比較的登山者が多い。

登りはアイゼン無しの人がほとんど。

でも下りはアイゼン無しでは危なっかしい。

しばらく下ると、雪は有るけど凍結は無くなるからアイゼンを外す。



シングル・スマイル ver ブロぐ 最近なんだかストリングスでヤッホー!-御在所裏17
登ってきた沢と、山小屋の赤い屋根が見える。

中道登山道が人気な理由が分かった気がする。



シングル・スマイル ver ブロぐ 最近なんだかストリングスでヤッホー!-御在所裏18
冬のロープウェイ。

頻繁に行き来する。かき入れ時ですね。



シングル・スマイル ver ブロぐ 最近なんだかストリングスでヤッホー!-御在所裏19
中道登山道の難所とされる鎖場。

今回は鎖場よりも、頂上直下の凍結した登山道の方が難所。

もっと雪や氷が多ければまた違ってくるんだろうけど。

中道登山道を下り、裏道登山道への分岐点から裏道登山道へ戻り、登山口へ。




冬でもまだ雪がかなり少ない時期ではあったと思うけど、登るのが困難という状況ではなかった。

ただ、アイゼンは必須。

ロープウェイの売店に軽アイゼンは売っていたけど、安定して歩く為に10本爪くらいは有った方が良いと思う。

長くなるので、道具類に関してはまた後日。

(追記)道具類の記事はこちらにまとめました


裏道登山道は初心者向きという訳じゃなさそう。

沢歩きが続くし、岩の上を行き来する事、雪が積もれば岩の上のマーキングが見難くなる事を考えると、他に比べて特に敷居が低いとは思えない。

どのルートを使うにしろ岩場歩きは避けられないから、冬に登る時はどうしたって危なっかしいと思う。

でも、他のシーズンに比べると、圧倒的に登山者が少ない。

これだけのんびりと静かに御在所に登れるのは、冬くらいしか無いと思う。

冬山って危ないけど、魅力的では有る。




オマケ

冬山は危ないとか、しんどいとか言うけど、気温が低い、余計な道具で疲れるという事に関しては何とかクリヤ出来る。

ただ、いかんともし難い問題が1つだけ。

それは、指先が冷えてどうしようもないという事。

普段の生活やスキー場などでは体験した事が無い、尋常じゃない冷え方。

あのまま長時間置かれたら、凍傷になりかねないってちょっと恐怖を感じた。

今回、登山靴ではなく長靴を使ったという事も問題ではあったけど、手に関しては冬用のしっかりしたグローブを使っていた。

他の人に聞いても、寒いけどそこまで指先が冷える様な事は無いと言っていた。

普段からしもやけになるし、それほど冷え込んでいない今の時期でも足の指先がしもやけになりかかっているし、献血しても一向に血が抜けない(血管が細くて、他人の倍位時間が掛かる)、どうも僕自身の体質によるものみたいだ。

要は血行が悪い。極めて悪い。

薄々分かってはいたし、どうにかなるかな?って楽観視もしてたけど、体質って頑張ってどうこう出来るものじゃない。

本格的な冬山は、僕には無理だ。

そういう事を実感出来たから、今回の御在所はとても有意義で参考になったと思う。







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レビュー

山系の雑誌で紹介されていた本。

誰も踏み込めなかった世界最大の谷を独りで踏破した記録。

山ではないんだけど、幾度と無く遠征した探検隊がことごとく失敗に終わったという、最大深度6千メートルという谷間は一体どんなものなのか興味が湧いた。


ノンフィクションで、小説ではなく記録の様な物だけど面白い。

自身の記録だけではなく、過去遠征した探検隊や日本からの取材班の記事なども回想しながら展開していく。
ノンフィクションだし、踏破したからこそ記事が書けるんだから読む前から結果は分かっているんだけど、かなり壮絶。

2回目の探索は失敗と思えるんだけど、それも冒険なら当然有りうる事。


探索も凄いんだけど、特に印象的だったのは、日本からの探索隊の遭難と、中国の警察が○○だった事。


ドキュメンタリーや旅行記、エッセイ等はほとんど読まないけど、これは面白かった。







TVから通信の話題が少し出たので、僕が先日ふと思った事書いてみる。


先日、どこかのwebニュースで「値段が下がって欲しいものランキング」という記事を見かけた。

それが世間一般的なものなのか、ネットユーザーに特化したものなのかは良く分らないけど、その内容に違和感を感じた。

というのも、上位は移動手段(交通費)が占めていたから。


そりゃ新幹線にしろ飛行機にしろ、運賃は高い。

だけど、それは移動時間とかサービスとか機体の維持管理・安全性とか、それに見合うだけのものがあるからだと思ってた。

それに、毎日、毎月というスパンで利用するものじゃないし(仕事で利用する人も居るだろうけど、個人的な負担ではないはず)。


そして僕が一番不思議に思ったのは、どうしてこのランキングに「携帯代金」というのが入ってないんだろう?ってこと。

僕の場合は割引を多用して何とか5千円程度に抑えているけど(その代わり電話はほとんどかけない)、多分この金額はスマホの通信費用としては驚異的に安いと思う。

普通の料金プランを見る限り、どの電話会社を選択しても7千円程度はかかるんじゃないかと思う。

それに通話料金、有料コンテンツなどを含めると、使う人なら1万円超えるんじゃないかな。

とあるド○モユーザーの人に聞いたら、普通に使っても1万超えるって言ってた。


確かに、便利で面白いかもしれないけど、毎月毎月これだけの通信費用を支払うことに誰も何の違和感も感じてないんだろうか。

それがはした金だと思える程経済的に余裕がある人なら構わないけど、景気悪い、給料安いって嘆いている人までもが「これって高過ぎるんじゃねーの?」って思わない事が不思議。

それならやらなきゃ良いって言えばそれまでなんだけど、僕にはこれだけ物の値段、価値が下がり続ける中で、通信費だけ異様に思えるんだけど。