(注意) 画像を多数掲載しています。まだ一度も登った事が無く、事前に詳しい様子を見たくない方は閲覧しないで下さい。コースタイムや状況、使用道具類等の情報は、今後の私的なデータベースとする物で一般的には信頼性に欠ける物です。参考にされる場合は充分注意して下さい。
2012年12月31日 曇りのち晴れ
御在所岳(裏道)に登る
07:20 駐車場発 4.2℃ 無風
11:00 御在所岳(ロープウェイ乗り場付近) -2.4℃ 強風
12:00 御在所発 中道登山道より下山
13:35 駐車場着
駐車場発~駐車場着 6時間15分
御在所岳 11時時点 -2.4℃
道中の水分 0.25L(コーヒー)
着衣 上 長袖インナー 長袖ヒートシャツ 薄手の上着 厚手の防寒着 タウン用ダウン(未着用)
下 防寒ズボン
今年の登り納め。
30日まで仕事だったから、大晦日しか空いてなかった。
大晦日も空いている訳じゃないんだけど、どうしても登りたかったから無理を言って出掛ける。
前日まで異様に暖かくて雨だったけど、一変して強い冬型の気圧配置になる。
雨は大丈夫そうだけど、風が強そう。
危ないようであれば諦める事にして出掛ける。
冬山に登るにあたって事前に色々下準備しておいた。
ウェアと、靴、アイゼン、スノーシュー。
これらを使う事で僕自身が冬山に登る事が出来るのかどうかを一度試してみたかった。
という事で、いきなり厳しい山に登るのは危険過ぎるので、冬でもアイゼン無しで登れる、初心者でも登れると言われる御在所の裏道ルートにしてみた。
朝6時発。
小雨がパラつくけど道路の凍結や積雪は無いから、道中は夏場と変わらない。
ただ、国道477号線は閉鎖されている。
裏道ルートの登山口はトンネルのすぐ手前と聞いていたんだけど、トンネルよりも1kmほど手前で封鎖されている。
他に登山者と思われる車が1台。
御在所の裏道は冬山の定番だと思ってたんだけど、意外に少なかった。
仕方が無いから、僕もそこから出発。
曇り空だけど、雨は大丈夫そう。
出発時点では風はほとんど無い。
気温は4℃くらい。
街では寒いけど、山を歩くには寒いという温度じゃない。
封鎖された国道をとぼとぼ歩いて登山口。
登山道は右手を下る。
ただ、今日は工事していないから、そのまま林道を進んだ方が楽っていう事に帰りに気付いた。
昨日雨だったし、澄んだ水がごうごうと流れる。
夏場は清涼感たっぷりって感じだろうけど、冬場は寒々しい。
何でこんな無駄な道なんだろう?って思ったら、どうやら堰堤工事の為に登山道が迂回しているみたいだ。
七の渡りとか言う橋。
朝の冷え込みで凍結して滑る。
落ちたら洒落にならない。
四の渡り。
これも滑る。
他に登山者見当たらないから、ハイハイして渡ってもOK。
早朝だから誰も居ない。
登ってきた沢が見える。
なんだよー、今回も沢歩きかよ。
裏道登山道って、初心者向きのもっと歩きやすい道かと思ってた。
暑いから上着脱いで歩く。
上空の雲の速度が異様に速い。
この辺りは穏やかだけど、頂上付近はかなりの強風っぽい。
天気予報では頂上付近は風速15m/sくらいって書いてあったけど、それ位あるかもしれない。
この状況で汗をかいて山頂に行ったら凍えてしまう。
ペースを落としてなるべく汗をかかないようにする。
小屋を過ぎたら山の斜面の登山道になるのかな?って思ってたら、沢。
延々、沢。
沢歩きはこたえる。
時折アラレみたいな氷の粒が降ってくる。
8合目付近でようやく雪が積もりだす。
もっとズッポズッポって雪の中を歩くかと思ってたのに。
ただ、既に2時間以上歩いているから足の指先が冷えてきた。
7合目を過ぎた辺りから、上空と谷間を抜ける風の音が聞こえてくる。
尋常じゃない風の音。
登山道は丁度影になっていて風はほとんど無いけど、すぐ先はとてつもない強風が吹き荒れていてちょっと恐怖を感じる。
風で怖いって思ったのは初めて。
幸い登山道はえぐれてくぼんでいるから、風は比較的弱い。
頭の上を強風が過ぎて行く。怖いー。
怖いし、寒い。
足の指と手の指が冷えて仕方が無い。
指先を動かしながら歩くけど、これは長時間は耐えられない。
もう写真を撮るだけの余裕が無い。
登山道はやがて全面凍結し始める。
滑って危なっかしいけど、ツルツルに凍結した所を避けて登りは何とかなる。
下りはアイゼン無しでは危ない。
山頂はまだ先だけど、指先がヤバいからそれどころじゃない。
見晴台の小屋の陰は風が無いから、そこで休憩。
指先を擦って揉んで温める。
ロープウェイのレストランは営業しているし暖かいから、そこで休憩するのも良い。
昨日まで暖かかったせいで樹氷は控えめ。
ロープウェイで登ってきた観光客が沢山居る。
それに混じって登山者もちらほら。
登ってきた登山者にルートの状況を尋ねてみる。
中道登山道も9合目付近からはアイゼン無しでは危ないらしい。それ以下は大丈夫らしい。
裏道登山道もアイゼンを着けずに下るのは無理だし、またあの沢を延々下るのも苦痛だし、中道登山道で下りる事にする。
麓はよく晴れてそう。
それでも中道は比較的登山者が多い。
登りはアイゼン無しの人がほとんど。
でも下りはアイゼン無しでは危なっかしい。
しばらく下ると、雪は有るけど凍結は無くなるからアイゼンを外す。
中道登山道が人気な理由が分かった気がする。
頻繁に行き来する。かき入れ時ですね。
今回は鎖場よりも、頂上直下の凍結した登山道の方が難所。
もっと雪や氷が多ければまた違ってくるんだろうけど。
中道登山道を下り、裏道登山道への分岐点から裏道登山道へ戻り、登山口へ。
冬でもまだ雪がかなり少ない時期ではあったと思うけど、登るのが困難という状況ではなかった。
ただ、アイゼンは必須。
ロープウェイの売店に軽アイゼンは売っていたけど、安定して歩く為に10本爪くらいは有った方が良いと思う。
長くなるので、道具類に関してはまた後日。
(追記)道具類の記事はこちらにまとめました 。
裏道登山道は初心者向きという訳じゃなさそう。
沢歩きが続くし、岩の上を行き来する事、雪が積もれば岩の上のマーキングが見難くなる事を考えると、他に比べて特に敷居が低いとは思えない。
どのルートを使うにしろ岩場歩きは避けられないから、冬に登る時はどうしたって危なっかしいと思う。
でも、他のシーズンに比べると、圧倒的に登山者が少ない。
これだけのんびりと静かに御在所に登れるのは、冬くらいしか無いと思う。
冬山って危ないけど、魅力的では有る。
オマケ
冬山は危ないとか、しんどいとか言うけど、気温が低い、余計な道具で疲れるという事に関しては何とかクリヤ出来る。
ただ、いかんともし難い問題が1つだけ。
それは、指先が冷えてどうしようもないという事。
普段の生活やスキー場などでは体験した事が無い、尋常じゃない冷え方。
あのまま長時間置かれたら、凍傷になりかねないってちょっと恐怖を感じた。
今回、登山靴ではなく長靴を使ったという事も問題ではあったけど、手に関しては冬用のしっかりしたグローブを使っていた。
他の人に聞いても、寒いけどそこまで指先が冷える様な事は無いと言っていた。
普段からしもやけになるし、それほど冷え込んでいない今の時期でも足の指先がしもやけになりかかっているし、献血しても一向に血が抜けない(血管が細くて、他人の倍位時間が掛かる)、どうも僕自身の体質によるものみたいだ。
要は血行が悪い。極めて悪い。
薄々分かってはいたし、どうにかなるかな?って楽観視もしてたけど、体質って頑張ってどうこう出来るものじゃない。
本格的な冬山は、僕には無理だ。
そういう事を実感出来たから、今回の御在所はとても有意義で参考になったと思う。

















