東村の福地ダムの近くにあるスポット、

前から気になってたとこへ行きました。




東村立 山と水の生活博物館

山と豊かな水に支えられてきた
東村の生活のことを展示した博物館。

福地ダムとサキシマスオウノキの
間くらいの場所にあります。



山に囲まれ、すぐ側には福地川が流れ、
自然豊かで静かな場所です。
博物館隣には遊具のある福地公園があり、
お子様連れでも楽しめそう。

博物館の道向かいには
2頭のリュウキュウイノシシがいます。


名前はコンスケとイノスケ。
野菜や果物はあげても良いようです。
次行くときは何か持ってこうかな。



東村の自然、生き物、生活、歴史、
そうしたものが分かる常設展。



入館料は大人200円、子ども100円です。

一部制限あるけどほとんど撮影可能です。



東村の森の中を再現したジオラマ。
様々な生き物が暮らすやんばるの森は
固有種など多様な生態系の森です。

アカマタやハブは生態が展示されてて、
銀ハブが渋くてカッコよかった。
なんというか「いぶし銀」の渋さ?

ハブって黄みがかってる個体が多いけど、
黄色味のない灰色っぽい個体もいます。
黄色い個体を「金ハブ」と呼び、
灰白色の個体を「銀ハブ」と呼びます。
博物館には金さんと銀さんがいるので、
行かれた際にはぜひ違いを見比べてみて!



リュウキュウイノシシのウリボウ可愛い。

どんぐりを好むリュウキュウイノシシは
イタジイの木が多いやんばるの森を
主な生息地としているのですが、
去年くらいから広範囲で目撃されています。

今までほとんど確認されてなかった
本部半島の今帰仁村や本部町だったり。
名護市では東江の市街地、
国道58号沿いA&W付近にウリボウ出没。
更に南で恩納村でも目撃数や
農作物被害などが拡大していて、
中部の読谷村、嘉手納町、沖縄市、
うるま市などの住宅地でも目撃されてます。

外来種ではない固有亜種だけど、
個体数が増え生息地が拡大していて
人の生活圏内と近くなっているので、
農作物への被害だけじゃなくて、
家畜の豚との交雑なども心配です。



実際に使われていた生活民具の展示や。



東村で盛んだった林業のことや。



常設展以外には企画展など

イベントも頻繁にやっているようで、

3月はこちらをやってました。



海獣展。



普段は常設展示されている
ジュゴンの骨格標本。



ザトウクジラの骨格標本。
平成30年に東村に打ち上げられ、
その後は埋却して骨格標本にしたものの
大きすぎて展示の機会がなく、
今回やっと展示されたそうです。



胸ビレはほんと手のようですよね。
触れても良い骨も展示されていました。

海に囲まれた沖縄なので、

こうして海獣の漂着も時々あります。


クジラの漂着って自治体は大変らしいですね。

漂着した場所の自治体が処理するけど

処理方法を考えてる内に腐敗が進んで

ものすごい悪臭を放つらしいし。

埋めて数年経って骨格標本にするのに

掘り返す時もものすごい臭いらしい。

東村のこのザトウクジラの骨格標本も

各博物館の学芸員の方などが集まって、

炎天下&悪臭の中で作業をしたそうで。


骨格標本を観ることで気軽に学べるけど、

そこに至るまでの関係者の大変さを考えると

貴重な資料を作ってくれる関係者の方々へ

感謝して学びたいですね。


2023年は北谷町アラハビーチに

ザトウクジラの死骸が漂着していて、

北谷町役場敷地に埋却したそうだけど、

今後どうなるんだろうか?

掘り返す作業のボランティアあったら

参加してみたいなーとか考えてます。


去年新しく開館した北谷町立博物館には

2021年に漂着した珍しいクジラの仲間、

タイヘイヨウアカボウモドキの骨格標本も

展示をしているみたいなので、

2023年漂着のザトウクジラも

骨格標本展示されたら良いけど。

北谷の博物館、まだ行っていないので、

近々行ってみたいです。




色々まわってお腹も空いたので、

共同売店のお惣菜を求めて。



川田区売店。
残念ながらお惣菜なし。
日曜だったからなのかな?
飲み物だけ買いました。



売店の目の前は太平洋。

こうしてみると東海岸の海もキレイ。


惣菜買って海辺で食べたかったなー。






東村立 山と水の博物館