漫湖水鳥・湿地センターでは
干潮で水が引いて干上がってくると
泥の上に小さな生き物たちが出てきます。

センターからのびる木道の下でも
陸に近い場所から湿地のど真ん中まで
場所により微妙に環境が異なるので
それぞれ違う種類の生き物がいます。



ベニシオマネキ ♀

シオマネキはオスだけ大きなハサミがあり、
メスには大きなハサミがないので
オスかメスかは見分けやすいです。



ベニシオマネキ ♀

シオマネキの名前の由来は
オスが求愛行動で大きなハサミを降るのが
潮を招いているように見えるから。

ちなみに右と左のどちらかが大きいのは
人間でいう利き手のような感じだそう。



ベニシオマネキ? ♂

ヤエヤマシオマネキよりは赤が強いから
ベニシオマネキかな~?とは思うけど。
ベニシオマネキでも甲羅の色は真っ赤から
黒や青みがかったりと個体差があるそうで。



ヤエヤマシオマネキ? ♂

ほんとカニは分からない。
個体差があるから余計分からない。



リュウキュウアシハラガニ?

丸みがある特徴からすると
アシハラガニではありそうだけど、
タイワンアシハラガニなのか
リュウキュウアシハラガニなのか???



フタバカクガニ?

泥で色も分からないから
形でなんとなく判別。



ヤエヤマシオマネキ?
リュウキュウシオマネキ??

泥だらけだし半分埋まってるし、
ハサミでかろうじてシオマネキ♂?
って判断をしているレベル。



木道の一番先から見えるのは
カニとミナミトビハゼたち。



ヒメヤマトオサガニ

オスの求愛行動でハサミを振り上げる姿が
万歳をしているように見えることから
学名はmacrophthalmus banzaiだそう。



小さな白いハサミが特徴的。
この辺りにたくさんいたのは
ほぼヒメヤマトオサガニでした。



ミナミトビハゼ with ヒメヤマトオサガニ



泥の上をピョコピョコ移動しています。
胸鰭を使って前に進んでいて、
時々ゴロンとお腹を上にひっくり返ったり、
他の個体をおいかけていたりなど、
じっくり観察しているとおもしろくて、
だんだんと愛着がわいてきます。



沖縄の方言では「トントンミー」。



展望台から下を見たら
黄色い星が見えたのでズームしたら
メヒルギの胎生種子のガクの部分でした。
うえからだとこんな可愛い見た目なんですね。
木道だと上からは見えないから
少し高い展望台からならではの気付き。


街に隣接していて駅から徒歩15分ほどで
こんな色々な生き物を観察できるので
気軽にフラッと行くのに良いですねにっこり

干潮の方が生き物はたくさん見られるので、
行く時は潮のチェックをおすすめします。