休日の自然観察、今回は湿地です。
森とは違った生き物が見られる環境。



漫湖水鳥・湿地センターへ行きました。


サムネイル

漫湖とは

かつての漫湖は、あたかも湖のように満々と水をたたえていました。琉球王朝時代には“大湖(たいこ)”と呼ばれていましたが、1600年代半ばに漫湖を訪れた中国からの冊封使(使者)が「漫湖」と名づけたといわれています。その雄大な風景は、黒船で有名なペリー提督や中国からの使者達から絶賛されたといわれています。


漫湖水鳥・湿地センターは環境省の施設で、

無料で展示物を観たり自然観察ができます。


漫湖はラムサール条約登録湿地で、

全国的にも有名なシギ・チドリ類の

重要な渡来地だそう。


センターの所在地は豊見城市だけど

湿地は那覇と豊見城の境い目なので

那覇のすぐとなりというか、

湿地センター目の前は那覇市小禄。

なので、ほぼ那覇です。


ゆいレール奥武山公園駅から徒歩約15分。

そんな立地にマングローブの林が広がる

多様な生き物が見られる湿地があります。


センターの建物には展示室があったり、
読書できるコーナーがあったり、
室内から湿地を観察できるデッキもあり、
お子さま連れで楽しく自然観察できそう。

建物から外へ出ると木道が
マングローブの林へとのびています。



センター目の前の辺り。
到着時はまだ干潮へ向かう最中で、
生き物の姿はあまり見られません。



木道からマングローブの林を観察し、
先へと進んでいきます。

途中に少し高さのある展望台があり、
湿地一帯を見渡すことができます。



こうしてみると結構広いマングローブ林。

マングローブは特定の植物名ではなく、
熱帯や亜熱帯地域の河口などの
海水と淡水が混ざり合う場所に生える
植物群落の総称をいいます。

沖縄のマングローブで見られるのは
オヒルギ、メヒルギ、ヤエヤマヒルギ、
などのヒルギ類が主な植物です。



湿地にかかるとよみ大橋。
車で橋を渡ることはよくあるけど、
下から見るのは初めて。



垂れ下がる細長いのがヒルギの胎生種子。
木についたままでこの中で種が発芽し、
やがて木から落ちると芽を浮きのようにして
ぷかぷかと漂って定着場所へたどり着くそう。





人も少なくてゆっくり自然観察できました。
短い人だと10分とか短時間の滞在。

2時間もいた私がたぶん少数派。


え?!生き物いるの探した???!
あそこにあんな生き物いるよ??!
ちゃんと観てる???!

と思ってしまうほど皆さん短時間。
絶対に生き物ほとんど探してない。

木道の突き当たりで
割りと早めに引き返していく。
「あ、なんか動いてる。行こっか。」
くらいのあっさりした滞在。


ほら、めっちゃ生き物いるよ??!
ここで何十分過ごしたから!!

手前の泥の辺りにご注目ください。
めちゃくちゃ沢山動いてます。

動いているのはカニやミナミトビハゼ。



沖縄では「トントンミー」と呼ぶ
干潟に住むミナミトビハゼ。



デジカメのズームで撮影した動画。
ユーモラスな姿と動きが可愛い。
じっくり観察していると
時々ゴロンとお腹を上にする瞬間があって。
何の行動か分かんないけど可愛い。



カニも何種類か確認できました。

生き物好きそうな小さな姉妹がお母さんと
カニを見つけて楽しそうにしてたので、
「あそこに真っ赤なカニがいますよ~」って
教えてあげたらすごく喜んでくれたのは
この日一番の個人的ファインプレー。

だってあのカニの赤さは大人の自分でも
発見した時にテンション上がったから、
子どもにも教えたいなと思って。

元々そういう声かけするタイプじゃない。
なんなら子どもはちょっと苦手でもある。



全体的なイメージ動画です。

あれ?動画アップしてら
なんかめちゃくちゃ画質悪くなった真顔


生き物たちの撮影画像は↓

漫湖水鳥・湿地センター  (豊見城市豊見城)