こんばんは。今夜は沖縄行事の雑学。

沖縄には旧暦行事が沢山あるけど、
明後日1月18日は旧暦12月8日なので、
「ムーチー」の日です。

「ムーチー」を直訳すると「餅」。
子どもの厄払い、健康を願って、
サンニン(月桃)の葉で包んだ餅を作ります。
赤ちゃんが生まれて初めてのムーチーは
「初ムーチー」といって盛大に、
周りにもムーチーを配ることもあります。

大人になると食べる機会は減るけど、
「子どもが初ムーチーだったからどうぞ~」
って知人からお裾分けで頂くことはあります。

でもムーチー苦手な人も少なくないです。
月桃独特の香りが苦手って人や、
ムチャムチャーするのが面倒という人。
自分は後者。

「ムチャムチャー」、沖縄の人が
全国に通じると思って使いがちな言葉。
「ベタベタする」的なニュアンスです。

ムーチーは包んでいる葉を開いて食べる時、
手に餅がついてムチャムチャーする。
子どもとかだと顔まで餅でベッタベタ。
さらに髪にもついてる子とかもいたりする。

上手に作られてると葉から剥がれやすいけど、
そうじゃないとベッタベタムッチャムチャ。
沖縄三大ムチャムチャーのひとつと思う。
(他は台風後の車、夏の海で過ごした髪と肌かな)

 


この時期になると保育園や幼稚園で
ムーチー作りを行うこともあり、
「ムーチー作りをするので
サンニンの葉を持たせてください」
と園からのお知らせに戸惑うというのは
沖縄移住ママあるあるかもしれません笑

ちなみにサンニンの葉っぱはこの時期だけ
スーパーで普通に売ってたりしますが、
ギリギリだと売り切れてることもあり。
SNSで「ユニオン○○店はまだあったよ!」
「どこどこのサンエーは売り切れてた!」
という情報が見られるのも風物詩?

↑サンニン(月桃)の葉と花

田舎の方だと民家の庭に生えてたりします。
実家は庭にサンニンが生えてたので、
ご近所に葉っぱを分けたりしてました。


ムーチーにまつわる言葉で
「ムーチービーサー」というのがあります。

12月の冬至に「トゥンジービーサー」、
トゥンジー(冬至)ビーサー(寒さ)
については書かせていただきました。

「ムーチービーサー」はムーチーの頃、
旧暦12月8日頃に訪れる寒さのこと。
その前まで暖かかったのに急に冷え込む、
というのがこの時期にあったりします。
だいたい旧暦で気候の変化を予測します。
これが結構あたることが多いんだけど、
明後日は寒くはならなさそうですね。

冬でも暖かい日の多い沖縄ですが、
寒さに関する言葉はこれ以外にもあります。

春前の頃の「ムドゥイ(戻り)ビーサー」は
暖かくなってきた頃に冬が戻ったような、
「寒の戻り」的な寒さのことをいいます。
春の頃の「ワカリ(別れ)ビーサー」は
別れを惜しむような最後の寒さ。
たまにしか寒くならないから特別扱いで
寒さに関する表現は豊かなのかも。

今年はムーチービーサーはなさそうだけど、
風邪などひかないように健康祈願をして
ムーチーを食べる家庭が多いと思います。

スーパーではお惣菜コーナーに
作られたものが売ってるので、
気になる方はチェックしてみてくださいウインク