歌い手kemiの日記『2020.9.20 雛が生まれる時』 | 歌い手kemiの奏(singer/songwriter)

歌い手kemiの奏(singer/songwriter)

毎日のことをつらつらと。
今日も唄います。


皆さん、こんばんは。

kemiです。


昨日は

レコーディングをしてきました。

自分の声と音源を

まるで魔法のように

作品へと変身させてくださる

エンジニアさんは

本当に素晴らしいです。

本当に、ありがたい。。。


音楽が完成していく

この過程を

目の前で見ることができ

聴くことができるのは

本当に幸せなことです。


音楽を制作しながらも

その音楽に励まされている

自分がいます。


✳︎

それでもやはり
レコーディングのときに
普段 練習した通りに
歌えるか歌えないか、というのは
その時の体調や
調子次第であって、

なかなか
上手くいかない日があると
その度に
悔しい思いがしますが、

そんな中 今日
とても素敵な禅語を知り
少し勇気をいただきました。

✳︎

"啐啄同時"

この言葉の意味は

"またとない好機"

いうものなのですが

文字の通り

鳥の雛が生まれる時
殻を叩いて親に知らせ、
親鳥はその音を聞いて
外からついばむことで
殻を破る手伝いをする、

というところから

この言葉は成り立っています。

雛と親鳥のタイミングが
絶妙に一致しなければ
雛は誕生できないのですね。
私の歌の指導をしてくださる
ボイストレーナーの先生は
本当に素晴らしいかたで

その日の私の不調を感じ取り
原因を模索し
毎回違った練習をすることで
声の安定をはかります。

まさに"啐啄同時"の
親鳥にあたるような師匠様だなぁと
この言葉を知った際
最初に思ったのですが、

それでもやはり
私は鳥ではなく人間なので
タイミングが合わないことが
本当に沢山あります。

でもそこで、
練習をやめてしまっては
殻を叩くことを
やめてしまっては

師匠様も私の声を
改善するどころか
原因を突き止めることすら
できなくなり
歌唱の向上も叶いません。

だからこそ私は決して
諦めてはいけないのだな、と
改めて思いました。

悔しくても辛くても
上手く歌えなくても

とにかく続けなければ。
どんなことがあっても。

✳︎

また、
この禅語は師弟関係だけに
言えることではなく

人生においても
適切に教訓を
表現してくれていると思います。

何事も
殻を叩くことをやめてしまったら
気付いてもらうこと自体もなくなり

誰かに出会ったり
理解し合えたり
チャンスに出会えることもなく

成果も結果も出なければ
喜びも生まれない、ということを。
何事もやはり
続けることは難しいですね。

生き続けることも
正直 本当に難しい。。。

生きることは
楽ではないんだなぁと
いろんな場面で思う毎日です。

でも、
いつか叩き続けた殻を
外から手伝ってくれる人や
機会やチャンスや
経験に巡りあうことができ

そこに幸せが待っていると
仮定するならば

もう少し頑張れそうな
気がしますよね。。

可能性は
誰にでも
十分に存在している。

そういうことだと思います。



ということで


細く永く自分らしく
呼吸を続けていきたいなぁと
そう願う今日この頃でした。

✳︎

それでは今日は

ここまでにします。


最後まで読んでくださり

本当にありがとうございました。


★2020.7.29より

kemi 4th single「一匹狼」

 world配信スタートしています。


 

 [収録曲] 

01.一匹狼

02. 夏の糸

03. 被害妄想


all wordsmusic : kemi

all arrangement : 高見博


[配信ダウンロード&ストリーミング]

https://www.al-mo.net/releases/kemi_ippiki_okami/


[special thanks]

 jacket designYoshino Mitsu

 recording studio:神宮前レコーディングスタジオ

(engineerRyoei Fujiwara)


現代を生きる

たくさんの方々に

聴いていただけたら嬉しいです。


ではでは

おやすみなさい。


精進の日々を。


kemi



 



ーーーーーーーabout kemiーーーーーーー

透き通る歌声で
独特な世界観を創り出す
アーティスト「kemi」。
 "哀しいときには、哀しい歌を。" 
自らのコンプレックスを糧に、
2016年8月より
音楽活動をスタートする。 
 kemiが紡ぎだす純粋無垢な言葉たちは、
嘘偽りのない彼女のココロの叫びだ。

official web site : 

レーベル al+mo  :