こんにちは、MAYAです。
来月でブロガー歴20年になります。
そこで
ブログ開始当時の思いを
書いておきたいと思います。
前編はこちら。
↓
そもそもブログを始めた理由
＊＊＊＊＊＊＊
苦しさの「はけ口」として始めた
ブログ（ホームページ）でしたが
次第に書くということで
心が癒され、励まされ
自分にとって欠かせないものと
思うようになりました。
そこだけは
自分で認められるように
なってきたのです。
ブロガーとしての
アイデンティティが
生まれた瞬間でした。
一方で、
香港生活自体は
うまくいっていたわけではなく
孤独なままでした。
ホテルの仕事でも、
いつも先輩や上司に
怒られていて
英語も聞き取れず
何をやっても空回りで
ヘマを繰り返す。
それに輪をかけるように
強烈な自分へのダメ出しを
続ける日々でした。
ブログを書いている時間だけは
自由に感じました。
なぜか、その時ばかりは
私は万能だ
と思えたのです。
それが仮に錯覚だよ、と
誰かに笑われようとも、
すごくすごく大切なものでした。
そして、思い出したのです。
小説やエッセイを読むことが好きで
いつか小説家になりたい
と思っていた自分。
山田詠美、森瑤子、林真理子
小池真理子、唯川恵など
女性作家の恋愛小説やエッセイを
高校時代から放課後に読み漁り
自分自身は経験したこともない
大人の女性の世界を
彼女たちの小説を通し
私は疑似体験してきた。
そこには
常に心を揺さぶるものがありました。
自分こそが
こころを揺さぶられてきたからこそ
そこに職業としても
ほのかな憧れが
生まれていたんです。
いつか、彼女たちのような
小説を書ける人になりたい。
私の香港ブログは
まだまだ荒削りな内容だったけれど
少しずつ、愚痴のような世界から
じぶんの心の中を映すような内容に
変わっていきました。
過去の恋愛についても
書いてみたりして。
特別に美人でもなく
頭がいいわけでもない。
明るくて誰からも愛されるキャラ、
というわけでもない。
自意識だけ強くて
すぐに傷つく。
そんな自分では
今後何者にもなれないだろう、と
諦めに近い思いも湧いてくる中
100％は自分を切り捨てられない。
恋愛小説を熱中して読み
ブログを書き続けることで
いつか、何かになれるだろうか。
そんな淡い気持ちが
香港でのブログを続けた動機でした。
ホテルでの仕事を
自分のものにすることは
最後までできなかったです。
大好きだと思っていた
ホテルという場所は
当時の私には地獄でしかなくて。。。
それも今思えば
自分の頭の中が
勝手に作り上げていた
妄想の世界なのですが。
香港現地で
一発逆転ともなる
転職を成功させ、
ホテルとは全く異なる業界へ。
そこから私の生活は
急変しました。
職場が変わり
給料が上がり
人間関係も変わってゆき
気がつけば、私自身は
金銭的にも精神的にも
香港生活開始当初と比べたら
満たされていました。
そこは一種の
サクセスストーリーでもあった。
けれど、それも
長くは続かなかった。
ビザの更新でこじれ、
日本へ帰国することになるのです。
香港から帰国した後は
またもや就職先がなかったです。
派遣社員として働き始めた当時、
とある出版社の
文学賞募集をみた私は
直感的に「応募したい」と
思いました。
また「小説を書く夢」について
突如思い出したのです。
応募原稿には
香港時代の自分の体験を
ノンフィクション小説に仕上げて
当時の自信がなかった自分が
どんな風に人生を変えていったか
赤裸々に綴りました。
私自身が辛かった就活の失敗、
特に就職にうまくいかなくても
挽回できることを伝えたくて
若い女性たちに読んで欲しい
と思いました。
原稿には
当時のHP（ブログ）の中の文章も
ヒントにして下書きに使いましたので
やはりブログは
書いておいてよかったのです（笑）。
そして、応募の結果は・・・
最優秀賞を逃し、
優秀賞ということでした。
最優秀賞であれば
30万円の賞金＋出版
という夢の世界でしたが
優秀賞止まりだった私は
10万円の賞金が出て、
それで終わりでした。
もちろん、入賞したことは
嬉しかったです。
24歳の時のことです。
しかし、
そこから、作家への道は
拓けませんでした。
チャンスを生かす方法が
わからなかった当時は
第３者から、自分の文章を
認めてもらえた、評価された
という
承認欲求が満たされただけでした。
その後、私は小説を書くことは
なかったのです。
なぜかというと
会社員としてのキャリアに
少しずつ結果が出てくるようになり
今度は夢中で、
その階段を登り始めたから。
わたしは、
作家になる夢は
どうしたのだろう？
ふと、そう思い出して
この記事を書いてます。
あれから20年も経ってー
日々に忙殺され
目の前のことに追われ
20年前の夢よりも
現実の自分に近い世界で
めまぐるしく変わっていく
自分自身の人生に揺られながらも
どこかで忘れずに
夢のカケラを求めている。
そんな毎日は
幸せかと言われれば
もちろん幸せです。
けれど
もっともっと
自由になれるのなら
20年前の自分を
大切にしてあげても
いいのではないかと思う。
ブログを20年書き続けて
すいもあまいも、経験して
それでも書く。
そもそも、どうして書くのか。
私の中の小さな夢が
そうさせているんだね。
そのことに、この節目で
改めて気がつきました。
ある日、お風呂の中で
このことを考えていたら
涙が出てきた。
20年前の自分と
会話してしまったから。
皆さんの夢はなんですか？
夢って、
手にいれたなら、素敵です。
手に入らない期間も、美しい時間。
どんな風に生きるか。
その過程を楽しむ人生でありたい。
結果だけでなく
過程を楽しむとは？
いつか人生が終わるときに
自分史上最高に幸せに死ぬことが
今の目標です（笑）。
「一番幸せだった」と感じるには
もしかしたら、
自分の小さな夢が叶うこと以上に
大切なことがあると
今では気が付いてます。
それは
夢が叶ったときに
一緒に喜ぶ誰かが
そばにいてくれること、です。
ブログでの出会いで
たくさんの繋がりができました。
だから、
私が作家になるとしたら
たくさんの女性たちの人生が
幸せになる内容にしたいし
そうでなければ意味ない、
と思うんです。
今すぐではないけれど
そういう日が来るかもしれない。
今でも、
ネガティブな自分は
私の中に存在してるけど
飼い慣らし方はわかってきた・笑。
42歳になって
結婚して、子供産んで、
今シンガポールで
第二子妊娠しながら（笑）
20年前のことを
思い出してみました。
今回は、
私がブログを始めた
22歳当初のことを
振り返る記事でした。
思わず「夢」という話にも
なりましたが・・・笑
みなさんの20年前のこと
20代の頃の夢、
よかったら教えてくださいね！
読んでくれてありがとう〜
アメトピ掲載
