こんにちは、MAYAです。
来月で
ブロガー歴20年になります。
そこで最近
つらつらと思い出している
ブログ開始当時の思いを
今日は書いておきたいと思います。
＊＊＊＊＊＊＊
2000年3月の事です、
はじめてのブログ開設は。
大学の卒業式も出ずに
渡航した香港。
香港の現地ホテル、
そこが私の初めての就職先でした。
そして、
香港生活スタートと同時に
初めてネットにホームページを
開設したのです。
それが、
当時はまだ「ブログ」
という言葉すらなかった時代の
ネットに住所（アドレス）を持つ
最初の一歩なのでした。
その時のHPタイトルは
「香港が、かわいい
！」
ちょっと、いみ不明。ですよ〜！笑
（新卒でまともな就職ができず
思い立って香港へ渡った自分を
正当化したかった思いが
溢れるタイトル
。）
ここで、具体的な話を少し。
まだブログなんか
流行っていない時代。
パソコンも持っていない人が
多い時代（2000年）。
アメブロもない。
スマホももちろんない。。。
まだPHS主流、
でっかいサイズの携帯はあった（笑）。
でも、他は
なーんも、ない。
そもそも、なんで
ブログ（当時HP)を開設したのか？
ネットに存在する自分の誕生日、
その世界に新しく住む
自分の居場所として、
もう一つの家を作ったのです。
その理由は、ぶっちゃけ
寂しかったから
だと思います。
なんとか面接官を煙に巻いて
ゲットした、大学の給付奨学金、
その50万円が支給された大学3年の時
そのお金で
シャープのメビウスという
当時は綺麗な液晶で有名な
ノートパソコン
に投資し、
それを抱えて
ひとり香港へ渡ったのでした。
まだ学生だった私にとって
当時唯一の高額アイテムでした。
「寂しかった」という
開設当初の本音を
もっと深掘りして言えば・・・
「やり場のない自分の苦しさ
誰にも対面では話せない思いを
匿名で思いきり書く場が欲しかった」
というのが、実情です。
暗かったんです・・・
ものすごいダークネス。
あとは、
就職に失敗した自分を
すっごく許せなくて
傷ついていた。
どうしたら、このあと
自分を認めていけるのか？
ふたたび愛することができるのか？
その問いの答えを探すために。
ある意味、
日本から逃げ出したのに
なんとか香港で一旗揚げたい、
そんな「あがき」根性も出てきて。
そのためには、
記録として
香港生活はつけておかねばいけない。
そんな、妙な決意もありました。
なぜ、ネットなのか？
ネットではなく
日記に綴ればいいことを
なぜ、誰かが読むかもしれない
ネットにしなければならなかったのか。
それは、書く内容は
どうみても独り言の延長だとしても
誰かとの繋がりを求めていたから。です。
誰とつながりたかったのかな？
わかりません。
自分を認めてくれる、誰か。
自分を愛してくれる、誰か。
自分で自分を認めたり
愛せなかった当時、
外側への依存は激しかったです。
＊＊＊＊＊＊
ここで、さらに
私のダークな部分を
お話しします。
書くということは
当時の私にとっては
生死を分けるほど
大切な自己表現だったんですよ。
ほんと、大げさで重たくて
そんなやつはドン引きですが。
それはこのHPを持つ前から
日記という形で、
誰にも見せずに保存されてきました。
確か20冊くらい、あったかな。
本格的には
中学生くらいのスタートでしょうか？
もう日記として書き綴ることは
習慣になっていたため
香港生活と同時に
ネットの世界へ出てみたいと
思うようになりました。
その裏には・・・
当時
自分という存在に
ゆるやかなる
内部分裂が起こっていて。
本当の自分と
表面的に取り繕った自分。
リアルの友人に
自分のありのままを
晒せていなかった。
自分らしさなんて、
まーったくわからなくて
人気者やモテる女の子の
真似事の延長だった。
そんな不器用で情けない背景が
あったと思います。
そんなだから、
友達や親友がいなかったのです。
ごまかしごまかし
ふつーのフリして生きてたんだけど。
少人数の付き合いが好き。
ネガティブ思考もひどく
すぐに被害妄想、
根暗なところがある自分は
多くの人には好かれないと
固く信じていました。
自分のことが嫌いでした。
大学という
華やかな社交の場では
なんてことないふりを
していましたが
彼氏ができたら
ずーっとその彼氏とだけ
一緒にいるみたいな
周りからはわからないけれど
自分の中では常に
傷つくことを恐れている・・・
そういう大学生でした。
あー書いてて、ほんと暗くなってくる。笑
でも。
香港に行く直前に
私は彼氏に振られるのです。
友達はいなくてもいい。
そう思っていましたが
彼に依存していただけでした。
彼を失うことで
精神的に不安定になり
もう香港どころではなかった。w
この世が悲しみに
満ちた世界に変わり
街を歩いているだけで
涙をボトボト落としてました。
簡単にいうと
「うつ状態」だったと思います。
どーみてもおかしいのに
病院にいくことすら
しませんでしたね。
けれども。
弱った心と体のままで
スーツケースに荷物を詰め込んで
真っ暗な気持ちで
香港に降り立ったのでした。
そんな中でのHP立ち上げは
孤独になった自分を
どうにか奮い立たせて
ネットに存在させていくことで
自らの生存確認・・・
お金もなくて
実際、精神的にも満たされない
とってもすさんだ
香港生活初期。笑
でも、周りは
キラキラの高層ビルがあり、
すっごく煌びやかで
ラグジュアリーでリッチな世界が
繰り広げられていた
ペニンシュラもあるし。笑
「書くということ」
発信にはメリットがあります！
今では胸を張って
そう言えるのですが
当時の私にとっては
「生きて行くためのはけ口」であり
「心を支えるための想いを綴る場所」でした。
それが
私がそもそも香港で
ブログを始めた
理由なのでした。
だから、
もし皆さんが
なんとなくブログを始めたいとして
ブログを書く動機が
不純でもピュアでも、
どっちでもいいと思います。
カッコいいものではなくても
全然いいのです。
またHP開設当初、
読者とのコミュニケーションなど
ほぼなかったと思います。
誰が読んでいるか？
それを気にすることもなかったです。
誰からも、コメントもいいねも
もらえなくても、書き続けました。
（そもそも機能としてなかったかな）
ものすごく一方的に
書き殴っていたのだと思います。
けれど、
書くことをやめなかった。
そこには私の中の
隠されてた「夢」があったこと。
その夢について、
今回まざまざと思い出したので、
次回の記事で
書きたいと思います。
後編へ続く・・・。
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