30分程、立野駅で過ごし、そろそろ乗り換え列車の時間となりました。
JR立野駅は、2年前に訪れた時と殆ど同じ状態でした。
前回は、フェリーさんふらわあに乗って、大分から豊肥本線を西へ進み
立野駅にたどり着いたものの、時間の都合で、熊本方面には進めず
大分方面に引き返し、朝降りた同じ船で神戸に引き返しました。
ホームで待っていると、特急「かわせみ・やませみ」が
群青色の車体を輝かせて入線してきました。
この車両は、元々、肥薩線を走る特急として登場しましたが
程なく豪雨災害で、肥薩線は現在も不通のまま。
本来走るべき路線が無くなってしまい、JR九州の各線を走っています。
2号車は、深い緑色の「やませみ」
肥薩線は、川線と呼ばれる区間と、山線と呼ばれる区間があり
球磨川に沿って走る川線と、日本三大車窓の一つ、矢岳越えを楽しめる
山線があり、車窓が特徴的な路線です。
4年前の災害から肥薩線は、現在も八代~吉松は不通のままとなっています。
肥薩線は歴史があり、観光資源ではありますが、生活路線としては
成り立っておらず、復旧には莫大な費用も掛かることから
廃線の可能性もありましたが、県や地元自治体が大きくかかわることで
どうにか復旧されることとなりました。
復旧に何年かかるか分かりませんが、そのころまで
この車両が現役なら、本来の肥薩線に戻るものと思われます。
地元で鉄道がどうしても必要なら、JR任せではなく
地元がかかわる(お金を出す、線路を保有する)時代になりました。
今回は熊本県だけだったので、話がまとまりやすかったのかもしれません。
うみせみ・やませみを眺めている間に、同じ方向から
大分方面から熊本方面に向う僕が乗る普通列車がやってきました。
反対方向へ向かう列車が同じ方向からやって来るのは
この駅がスイッチバック駅で、行き止まりになってるためです。
この先山々を超えるため大分方面にはスイッチバックを3回行って進みます。
日常生活のブログ「短パン洗濯中」もはじめました。
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