家山駅で多くの乗客が下車した為、車内が一気に閑散となりました。
駅弁もすっかり食べてしまったので、今度は、車内を散策してみました。
僕たちが乗っていた5号車は、ごく一般的なボックス型シートを備えた
本当に昔ながらの客車といった造りになています。
床ももちろん板張りです。
現在は全車禁煙となっていますが、取り外されることもなく灰皿も健在です。
昔の近郊型電車に設置されていた四角い灰皿は見たことがありますが
このタイプは今まで見かけたことがありません。
以前は、通勤型のロングシートの列車は別として、特急・急行はもちろん
普通列車に至るまで、ほとんど全てが喫煙車でした。
新幹線の一部に禁煙車が設定され、徐々に拡大、普通列車も禁煙区間や、禁煙タイム等
設定を皮切りに、今では700系新幹線を除いてJRでは全車禁煙です。
最近では車内禁煙はもちろん、ホームも全面禁煙ってパターンになっていて
時代の違いを感じる遺物になっています。
子供の頃、福知山線に残っていた旧型客車も当時は手動ドアのまま走っていました。
完全に停車する前から、パタパタと降り立つ姿は最早過去のものです。
デッキにはトイレも設置されていますが、原始的な垂れ流し式トイレとなっています。
循環式や、真空式など、現在線路脇に垂れ流すようなトイレは過去のものとなりました。
足を滑らしたり、踏み外すと、大変な目に会いそうです。
この車両は僅か3両だけ製造された貴重な車両で、昔は特急列車などにも使われていたものです。
この車両は大井川鐵道所有ではなく、「日本ナショナルトラスト」所有となっています。
定期的な運航日はサイトに記載されていますが、この日は運航日ではありません。
客車やりくりの都合上、たまたま連結されていたものと思われます。ラッキーでした。
この車両は当時は、一方向固定式座席で、幾度かの改造の後、現在はボックス席になりました。
1座席につき1枚の窓があてがわれています。
その分、足元が狭くなってしまっています。
自分の座席に戻ると、今度は元西武のE31形機関車が停まっていました。
塗装は西武時代のままの様です。
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