早速岩倉実相院に入ってみた。
12月の平日ということもあって、人も少なめ、ゆっくり鑑賞するには丁度良い。
縁側に座りながら、じっくり眺めると、非常にゆっくりと時間が流れているかのようだ。
街中とは違い、騒がしくないのもいい。
もみじのない部分は、背後に山が見える。借景までもが見事だ。
この窓のある部屋は、畳敷きではなく、黒光りしている床だ。
この黒光りしている床に写りこんでるもみじを「床もみじ」と呼び
岩倉実相院の目玉となっている。
これが幻想的で美しい。
立ったまま見てはいけない、座ってもまだ駄目。
寝ころぶくらいの低い姿勢から眺めると、より広い範囲にもみじが写りこんで
より一層、綺麗に床もみじを鑑賞することができる。ちょっとお行儀が悪いが
姿勢を低くするのがよいと思う。
ただし、床もみじは残念ながら撮影はNGとのことで
目にしっかりと焼き付ける以外方法はない。
こんな感じで見ることができる。
新緑の時期等は床みどりなどといって、こちらも美しいとのこと。
雪の時期にも綺麗に見えるらしい。
時期を変えてまた訪れてみたいものだ。