いよいよトーマスが通過する時刻が近づいた。
一同時間を気にしながら待っていると、
その瞬間、子供はもちろん、大人も「ウォー」との大歓声。
これほど喜ばれる列車は珍しい。
トーマスは、煙をいっぱい出しながら、ゆっくり走ってきている。
大井川鐵道では、煙の少ない石炭を使用しているため、煙はあまり期待できないが
この日は、サービス満点、結構煙を出してくれている。
煙を穿いてこそ、SLらしく感じる。
なんと運のいいことだろう。
機関車トーマスに連結されている客車も、トーマスのイメージに合わせた塗装となっている。
かなりトーマスのイメージに近い仕上がりとなっている。
対岸では、ゆっくりに感じたトーマスも、横を通過する時は
かなりの迫力で通過していった。
この後、トーマスを追う形で、終点の千頭駅をめざす。
大井川鐵道は、この春から普通列車が大幅に減便され
何時間も列車が走らない時間帯がある。
昨年までは、おおむね1時間に1本程度は走っており
SLを1本撮影した後、列車で移動しても、別の場所で次のSLを撮影することが可能だった。
しかし、今年は移動に最適な列車がなくなり、同じ場所で撮影しなくてはならなくなった。
それでも、乗り込んだ千頭行きは大混雑で、立ち客も大勢いた。
それほど混雑した大井川鐵道は初めてだ。


