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オリジナル小説つらつらと

オリジナル小説「人の自我と悪魔の理」書いていきまーす

火のない場所には煙は立たない。

全く根拠がない所に噂は立たないというコトワザだ。

有名人のスキャンダル、ニュース、ドキュメンタリー、インターネット等々

この世のすべてののものに根拠があり、それを起点に、話が作られる。

だからこそ人は話に興味をそそられる。

そこに真実が混じっているのではないか、と気になってしょうがなくなる。

怪談、心霊現象、都市伝説等々

肝試しをする、都市伝説について調べてみるなども

それが真実なのではないか、という思いから来る行動だと俺は思っている。

だが、噂、それは俺達の世界だと少し意味合いが変わる

言葉には力がこもっている。

1人1人の言葉の力は弱くて気が付かない。

大勢に人が言葉を発する事で大きな力となる。

口は災いの元、というように力を得た言葉は実体化する。

その言葉の力に注目して西洋の魔術と東洋の呪術を組み合わせ

作り上げたのが俺の家系に代々受け継がれる魔術だ

俺たちにとって言葉とは一種の呪文であり、召喚術でもある。

俺たちが火種を作って、人々に広げ業火にする。

そしてそれを利用して召喚術をしようする、そんな感じのもの

俺はそう理解している。

俺はこの魔術を継いだ五十代目。

先代たちは根源に至るため、とか言っていたけれども

俺にとってはそんなことはどうでもいいし、根源に興味なんてない。

俺の親や祖父母は「何をしている早く完成させろ」となにかとうるさいしつこい。

俺が受け継いだ魔術は江戸時代に由来する魔術

一世代につき2話、話を流布し、それを噂する人々の言葉を媒介に

自身の魔術回路と魔力量を増強するのに加えて、流した話の題材を使役する魔術「百物語」

それがこの俺、喜多村烈駆が親からそうそうに受け継いだ魔術

「百物語」は百の物語が作られ、流布された時にに完成する魔術

今作られ、流布された話は98、「百物語」は俺で完成する。

だから親や祖父母がうるさい。

だから俺は親や祖父母から逃げるために1人「百物語」を利用して

街の中に家を借り、1人――――――――――ひきこもっていた。